郷里の姉が「シーズンはこれで終了だから」と魚沼産のマスクメロンを送ってくれた。温室で一株に一個を収穫する高級メロンではなく汎用?品だ。
とは言っても小生にとって年に一回食べれるかどうかの贅沢品でもある。五個あったから一個くらいはふんだんに使ってスイーツを作ってみようと思い立った。
理由は簡単である。一昨日の夕方、テレビで抹茶アイスを使ったババロアの作り方を見ていたからだ。つまり、メロン一個使ったババロアを作ろうと思ったのだが「ババロアは牛乳を入れる」、「牛乳が入るとメロン果汁が薄まる」と思い至り、メロンゼリーにしようとやったのが間違いの元だった。
果肉は900グラムあったから、ゼラチンは3袋の規定量使用した。40分程度で固まると説明書にはあったが一時間たっても固まらない。
量が多いから冷えないのだ、と思って三時間たったけど固まらない。五時間たったころ「何かおかしい」と感じて、少しずつ記憶が呼び覚まされてきた。
「メロンの酵素がゼラチンの働きを邪魔する云々…」と確かそんなフレーズが蘇った。それにあわせて同じ失敗をしたことがあったのも思い出してしまった。
六時間たった今も冷蔵庫の中でチャプチャプである。寒天を使えばよかったのだろうが、明日はこれに寒天を入れてメロンヨウカンにするか、コラーゲンたっぷりのメロンジュースとして飲むか。まあ明日考えればいいか。学んでも記憶にないと同じことをする。