駐車場で久しぶりにYさん夫婦に出会った。世間話の途中に某氏が車でやってきた。それがきっかけで先日M氏がミョウガの採集の件で叱りつけた話になった。
ある日、ミョウガをスーパーの袋一杯にして、なお次の自生地に入ろうとしたので「ほかの人も欲しいからそれくらいにして下さい」と注意したら「これは県有地だから採って何が悪い。そこまで言われるなら県に今すぐ電話する。」と言われ、ついに怒ってしまった件だ。
活動のフイールドにしている人たちは当然のごとく、ミョウガの採集適期も自生地も承知しているが、せいぜい夕食に使う程度しか採集しない。口論となった輩の理屈は大同小異、みんな先の台詞、そんなもんだが採り尽くして踏み荒らして帰るのも同じパターンをもっている。
保護し保育して、また植樹しても真っ先に入山してくるのは、このような輩からだ。今日は暑さを避けて雑木林内の下草を刈っていたが、今年芽生えたタラノキが何本も育っていた。
この幼木も数年して目に付く大きさにまでなると新芽を残らず切り取られ枯死する運命にある。それを思うと胸が痛むが、今はとりあえず周囲の草を刈って日照を確保していくしかない。
肉用の家畜は遠く目に付かないところで処理されるが、地の物はそこに痕跡を残すだけにやりきれないものがある。
今日の立ち話の中で「K氏が補植した栗の木二本が盗掘にあっている」という話がでたが、「またか」というのが偽らざるおもいだ。