トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

盛り逢うカエル

2012-06-02 | 花の下に長居

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 トンボ池の小島の草刈りをしていたら水に飛び込んだカエルがいた。アマガエルとおもったのだが、大きさでモリアオガエルと判った。水辺でモリアオガエルを見る事も、メスの姿を確認することも、なおかつ交尾の体勢を見る事も、どれも珍しいのである。メスの大きさは小生の手の平大だった。こんなに大きいとは、ビックリした。

 撮影するために、静かに茎をより分けて後姿をようやく一枚撮った。水中から出た姿も撮影したいから「出るまで待とうこのカエル」とばかり待ったのだが、およそ10分待たされてしまった。両生類は水中の皮膚呼吸が可能なのだろうか…。

 それはともかく、待つ身の一人と二匹 は両者とも辛かったと思うが、このメスのカエル、左太腿にヤンマのヤゴが這い回っても微動だにしない(写真中)。メダカが寄ってきて皮膚を突っついても動かない。水面とカエルの間の水中には微生物が動いているのが判る。メダカの稚魚も寄ってきたりして陸にいる小生は暇つぶしが出来たが、最初にモゾモゾ始めたのは背中のオスだった。

 どの世界でもオスは甲斐性が無い。10分が経過して鼻先を水面に出したのを見て「カエルの恋路を邪魔する奴は蛭に吸われて死んじまえ}の諺を思い出し、そっと離れたのだが、堤の葦を切り取ってから覗いたら、まだその姿勢のままだった。熱い身体をさましていたのだろうか、まことにもって「フン!」である。小生は憤慨る。

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