トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

花は望めなくなった・・・

2024-02-08 | 花の下に長居

 北上するアサギマダラの蜜源にキンジソウが役立っていると言う内容で吸蜜している群れの写真がネットに載っていた。キンジソウは日曜菜園をやっていた頃に金沢から苗を取り寄せ食べていたので知らない植物でも無かったのだが「蜜源植物」として活用できるなど思っても見なかったのである。

 そんな事で昨春に苗を取り寄せ庭とフイールドに分けて定植した。それなりに大株に育ち冬を迎えたから「春には開花して誘蝶・・・ウヒヒヒ」と鼻下を伸ばしていたのだったが「狙った大穴見事に外れ、頭カットした採集レース」てなもんや三度笠。低温で溶けるなんて予想だにしていないし開花してフイールドでは貴重な越冬羽化の成体、庭では北上中の成体乱舞が初夢にもならず頓挫の手太楽になったのだ。

 冷静に記事を思い返してみればたしか「九州発」の記事だったように思う。初めて苗を購入した先は金沢だったので「水掛菜」のように越冬できるとばかり思っていたのは世間知らずだったと言う事に他ならない。溶け始めた株元を調べても春の発芽に備えたような兆候も無いし、金沢では「地野菜」としてブランド品にもなっていたように記憶しているのだが冬越しは種子なのか、それとも温室なのかどうかは知らない小生なのである。

 写真手前、ツルモウリンカはリュウキュウアサギマダラの食草でいわゆるアサギマダラは産卵しないと言われているのだが「もしや…もしや…」で当地で越冬してくれるなら可能性を確かめられると栽培し庭に放置してある3鉢である。庭の水が凍った日には変色して「やはりだめか…」とがっくりしたのだが今のところは持ち直して小生の腰痛の様だ。ただまあ、立春を過ぎたとは言え氷点下の再来はあるだろうし桜が咲く頃までは安心できない。それでも平均最低気温は2月の中旬より上昇に転ずるから拝むような祈るような心持で庭の二種を眺める日々だ。

 しかしなあ、低温で溶けてしまった株を見ていると「こんな事なら食べておけばよかった・・・」と悔やまれてならない。美味しい先端部だけでも摘まみ取れは他の株も含めヌルッとした食感のお浸しが味わえたのに・・・。くれぐれも残念無念と言うしかない。

     


この記事についてブログを書く
« ニホンアカガエル産卵数 | トップ | *日々是好日 »
最新の画像もっと見る

花の下に長居」カテゴリの最新記事