トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

どうにも止まらない!「七分袖のスタンドカラーシャツ」

2024-06-25 | 何よりの楽しみ

 ノースリーブシャツで一旦は終了としたものの、したのは心づもりだけで我が内なる業は鞭を入れて来る。未明に目覚め小用を済ませた折り小雨の音がする。路面が軽く濡れる程度の雨量のように思えたのに何を耄碌したのか「今日はリフォームで行こう!」となってしまった。まあ、世間は「そうだ京都に行こう!」なんて環境破壊張りの上に更のオーバーに溢れているのに姥捨て山の孤爺はささやかに使わなくなったYシャツを140サイズ女児用にリフォームするつつましさである。だって姥捨て山在住、少年金高年齢では遊興飲食娯楽の費用は賄いません。賄える人たちに更なる助成金とはどっかが狂っておるわい、フードバンクや子ども食堂が四苦八苦しているのに何て骨体・・・。

 さて、愚痴は言うまいこぼすまい。こぼすのはヨダレだけに留め、作ろうとしたのはたっぷりとした身頃のハーフスリーブシャツでいかにも夏向きの涼やかさのデザインなのだ。これを大人サイズのYシャツで出来るだろうと未明よりYシャツの分解を初めて朝食後に紙型を切りパーツに合わせてみたのだが生地サイズが不足だった。意外と胴回りがゆったりだったから普通のシャツに変更する。この時点で失敗のお約束が出来ていて、それは襟を外していた事だ。型紙に合わせ型どりしたので再利用するにしても???の段階だ。まあ、正常性バイアスは何時も機能するので「使えるかもしれない、使えるだろう」と鞭を入れてしまったのが後悔の始まり、苦労の再現、四苦八苦の一日になったのである。

 袖を七分袖にしたのは元々のYシャツが盛夏向きの蒸れにくい素材の為で、蚊の被害を少なくするためにも半袖より七分袖が必要だろうと考えての事である。生地の色合いはピンクにも見えるベージュ系なので女児用としても違和感が無いと思うもののボタンの付け位置が異なるから工夫を要するのだった。当初はボタンホールまで作るつもりだったのだがいかにせん手間がかさむ。考えた末にばらしたYシャツの身頃を上下逆さまにし左右入れ替えて型どりすれば解は満足できる。

 型紙を当てる時にボタンの位置を考慮しながら切り取り線を引く事になったが、それ自体はどうて事も無い作業だ。パーツを揃え切り端の処理を行い、後は手順に添って縫い付けるだけで済むはずだった野爺、いいえのにー「慣れた頃が一番危険だ」とのリスク管理の鉄則通りとんでもない縫い合わせをしたのだ。気が付いたのは袖付け作業の段階で、どうやっても縫い合わせる長さが異なっていて続行不可能になった。型紙通りだし「どうしてかぁ⁉」と疑問だったところ前身頃を合わせてみて気が付いた。左右が逆、表裏が逆のあり様では糸目を切ってやり直すしかないのだった。室内は糸クズが散乱、家の歩く範囲のどこでも糸クズが見える。そう言えばドラえもんにもあった「どこでも糸クズ…」違うか。

 やはり難題は襟の処だった。新たに襟を作ってつけようかと思いつつも「要求貫徹!頑張ろう‼」の精神で長さの不足しているYシャツの襟を取り付ける事にした。不足した長さは2cmなのだが伸ばしたところで収まる訳も無し。結局はボタン取り付け部の左右前立てに不足分を振り分けて襟元の加工をした。結局はここの須田紋太君で午後、夕食まで費やしたのであるが細かいところに目くじらを立てなければ上品なシャツの出来上がり❕。幼少より不足頭と表された孤爺ではあるが、この采配ぶりを見ればダビンチのように能力に溢れているタレントであると言うのが一目瞭然であろう。まあ、収入に繋がらないのが難であーるが、愛であーる孫への…。

     

 

 


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