トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

イワタバコの花

2024-07-06 | 感じるままの回り道

 擁壁の何カ所かにイワタバコが定着しているのだが小生にとっては初めて見る花である。昔々、自宅の庭石にイワタバコを付着させたいと思った事があったのだが必要な水分の維持が難しそうなので断念したから身近でイワタバコを見たことが無かった。それが通りすがりに観察できるなんてこれはまさに祝着至極なのである。園芸種なのかどうか分からないけれど桃色や水色があったような記憶があるのだがさーてどうなのか、既に脳軟化症や耄碌、認知障害進行中の孤爺であれば正しい回路にはなかなか接続できない、と言うより回復は困難と覚悟すべきなのだろう。被災地のように復興の希望がある訳でも無し、あちこちの政府のように劣化の一途をたどる過程でもある。

 しかし、しかしながらである。やはり人生捨ててはいけない悪あがきもするのであって。いわゆる回想療法を模倣してキャンデーズを聴いてみた。何と何と我が青春のみぎり、既に青春の輝きとしての発露もあった頭部に響く歌ではないか。ヒット中の頃はたまたま耳に入ってきた程度のお付き合いだったのだがしっかりと聴いているとこれは大変危ない歌詞でもあると思ったのだ。それをテンポ良い音楽に乗せ三人一声のようなコーラスは単なるアイドルの域を超えている。だからこそ努力は大変なものであったのだろうし「普通の女の子になります!」の台詞は普通の高齢者になれなかった孤爺には良ーく理解できたのであった。まあ、イワタバコとは全く関係のない展開だが、斑痴呆が存在する我が身、回想療法の飛び火と理解されたい。お陰様で小学生の頃2年だけ同級だった転校生を思い出したのだ。今頃、どうしているのだろうね。

 しかしなあ、こうも猛暑を超え酷暑が続いてはイワタバコも煙を出して消え果てるのではないかと気になるのだが朝から28度越えの日々では水見回りにも行く気になれん。いーや、出かけてはならない気象条件だろう。この程度の配慮・注意できている我がもとに先日、姉が電話をよこしたのだが合言葉は「死んでも命があるように…」だ。


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