トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

孤爺さんが夜鍋をしてパジャマのサイズダウン 

2024-06-03 | 何よりの楽しみ

 お土産品の使わないままのシルクのパジャマ、一旦はリサイクルに出すつもりだったのを雨の日の手慰みでダウンサイズしてみようと着手したのだが元より手引き書がある訳も無し。甚平作りの参考に一冊購入した中から子供用のズボンやシャツの型紙を横流しである。使った型紙は同じセットの衣服ではないのであるもののパジャマならサイズさえ合えばデザインなどは不問だろう。

 しかし薄手のシルク生地は難題だった。皺を伸ばすにしても高温プレスは出来ないし生地は薄くてタラタラするし待ち針はスルスル抜けるし孤爺としては文句タラタラ独り言ブツブツでは認知症の進行に輪をかける事態に近い。それでも上着は前身頃と後ろ身頃を繋げたままで裁断縫製まで行きつけたのだが甚平でも難渋したパンツに魔物が潜んでいた。まあ、古来より「パンツに魔物が潜んでいる」とは古今東西周知されている事実であって羞恥することは無いのだった。ちなみにだが小生にはとうの昔から魔物は棲んでいない。赤い球が出て終わった・・・。

 さて先般、甚平のパンツ型取りと縫製で散々苦労して縫ってほどいては熟達したのに役に立たなかった。冷静に分析すれば「近記憶能力の劣化」に間違いは無いのだろうが夕食までには片付く予定だったのに結局はパンツの修正で夜鍋になってしまったのは悔しい。もう意地でも「終えてやる!」で「君!憤怒の川を渡れ!」でもある。パンツの左右を縫い合わせる段になって同じ側だったのに気が付いたのだ。これでは縫い合わせられない。元よりリフォームなので新たな生地も部材の余裕はない。一旦は縫い目をほどいてパーツにして型紙を当てて須田紋太君に参加してもらい助力嘆願したところで結果は変わらず。解決策として片側の側面に別布だけれど挟みこみ幅を増やす事にして無事解決である。

 ポケットも前開きも無いパンツなので前後の区別が判り難いのだが、左脚部分に別布の帯が入った事で左右差は明確になったまあ、怪我の功名であって良しとしたい。で、新茶を頂きながらホトトギスのさえずりを聴いていると客観的かつ正常域に少しばかり戻り「何で俺は終日ミシンを踏んでいるのかトホホホ・・・」どう考えても判らない人生の難問だった。小生には難問ばかりで幸せは無いのだろうか。これでアドレナリン噴出、今夜も眠れないで小用も噴出、3回は起きるぞ!。かくして孤爺様はサイズダウンに成功!、でもってスタミナダウンに突入‼。人生は汗と涙で出来ておる。バッパァとカッカァ、邂逅の暁には「いい子いい子、よしよし」してくださーい。

     


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