トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ところ変われば 5 「ダイロウ」

2018-07-14 | 旅行記
 「ダイロウ」では辞書に載っていなかった。郷里では「ダイロウ」で通る。フランス料理のエスカルゴを知る以前から小生はフランス料理を貧しい農村部の片田舎で食していた事になり、水飲み百姓ながら結構な食生活もあったのだと知った。
 研究者によればかなりの種が存在すると記憶にあるけれど、小生が記憶するのは二種類程度で、それが全てと言う理解だ。

 ところが旅行先の庭で、こっちを見てもあっちを見ても「みんな違う!」。これでは「みんなおんなじだから…」の色紙の文句と異なるではないか、と文句の一つも言いたくなるのだが「みんな違ってそれで良い」なんて文面もあったような…。
 しかしながら「和を持って貴しと為す」の村社会の薫陶を受け成長した小生としては、そのような違いや同じを気にする傲慢不遜な傾向は有しない。ただ現実を受け入れ撮ってきたのであった。

 更なるしかしながらは「とても採って喰う」気は起らなかった。食欲が起きるような色彩でも模様でもなかったのだ。フランス料理のシェフと言う者の作ったエスカルゴ料理などは喰った事が無い小生であるからエスカルゴ自体を知らないけれど、食欲の出る外殻の色調なのであろうか。

 少年期に食べたダイロウはフライパンで醤油味、大きいものは囲炉裏の灰に埋め塩を振って食べた記憶がある。どういう訳か父と食べた記憶しかないから、寄生虫がいるとの記憶もあるから隠れて食べたのかもしれない。
 まあ、異国に行き有名観光地や名所旧跡など意に介せず、寄宿先近隣を上を見たり下を見たりと徘徊していたなど、あまり大きな声では言えない。公言すれば眠剤を処方され収容されそうだ。それでは小生が耐老になってしまう。

 イエース!狩る後…。ちっと苦しいか