トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

8月定例会

2017-08-31 | 月例会
2017/08/20(日)9:30~13:00

会員 9名
活動 拠点・駐車場等刈り払い

 今回は一斉に刈り払い作業となった。林内下草は小生が処理していたので、優先度の低い駐車場と拠点を行う。林内下草は今期はもう一回りで十分と思うが、九月の活動日まで放置は出来ないから小生が一週間ほどかけて処理する事になるだろう。

 山域には選択的刈り払いで残している幼木や草本もあるので、事前にオリエンテーションを行ったとしても、刈り払いに集中すれば「全草刈り払い」になってしまい易い「スポット作業員」では、今までの積み重ねを台無しにしてしまう恐れが大なので、選択的刈り払い作業となるとスポットで担当はさせにくい。
 「何処に何があった」「これは残す」「これは親の仇」と判断しつつ作業を継続するので、「線路は続くよ何処までも・・・」と歌にあるが、選択的刈り払いは専路でもある…。

 苦々しい体験の一つとして、県知事まで参加し数百本の苗木を植えた植樹祭に加担した事があったのだが、春に植えた苗木の原が、その夏には「全面刈り払い」で草原に還っていた事がある。
 また、江戸時代からの松並木を整枝剪定しなければならなくなり、重機のある土木業者が実施して、松とは思えないトーテムポ-ル状に整えられた事もあった。
 たかだか「刈り払い」や「整枝選定」と言えど、ビジョンも造詣も経験も必要な下働きなのであって、刃物に仕事させてはならないのである。

        拠点広場       栗畑林床

フイールドの幼虫

2017-08-31 | 小父のお隣さん
 泥水池の除草に入った折り、上の棚との肩にあるミツバに大きなキアゲハの幼虫が何体も確認できた。体長60mmはあっただろうから終齢幼虫かもしれない。周囲の野草に紛れたミツバなのだが、鮮やかな幼虫は目に飛び込んでくる。

 自宅の庭にもキアゲハの幼虫が成長しているが、切り詰めたフェンネルから萌芽した若葉の幼虫は大小様々で、大きくてもフイールドの2/3程度である。このフェンネルでの幼虫はイソヒヨドリが狙う。
 ウマノスズクサを食べているジャコウアゲハはもっと密集し色黒で目立つのだが、餓死はあっても餌食にはなっていない様子だ。同じ場所の蝶の幼虫であるものの、一方は捕食され一方は餓死する。世の中、一寸先は闇だなあ、と思わずにはいられない。

 写真の幼虫の周囲は猪の採餌跡があるけれど、チョウの幼虫まで食するのかどうかまでは知らない。