トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

厄介なウキクサ

2017-08-25 | 小人閑居して憮然
 今夏は庭の池にウキクサが繁殖して難渋させられている。小さく数が多いので全てを取り除くのは困難なのだ。増殖は小さな葉から始まるので見落とせば細菌の増殖の様に増えてしまう。
 少々ならメダカの隠れ場所になるだろうがヒシの様に水面に葉を浮かせ光合成している植物には乗り上がって繁殖するから迷惑この上ない。

 今までは手で摘まみ取ったり、鉢底ネットで掬ったりして除去に努めたのだが根絶には至っていない。ヒシの周りを除草しても一週間もたたずに覆ってしまうから、ヒシの実を食べたい小生には大問題である。
 その除去用具、今回は「土ふるい」の底網を掬い上げのフイルター代わりに使ってみた。これが結構うまくいって、今までよりストレスなく掬い取れた。
 数が少なくなったら柄付きの茶漉しが調子よい。しかし完全除去は何時の事やら・・・。この一件だけでも「侵入を一度でも許すと完全駆除は難しい」のが現実である。

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水面が開けば産卵にやって来る

2017-08-25 | 今日は真面目に
 「草取りの宴たけなわ」そんな日々である。水辺の草取りはようやく道半ばまで来た。集水路は幅が狭いから直ぐに水面が隠れてしまう。こうなるとトンボは産卵できず飛翔しない。
 水辺で唯一、集水路には絞り水が周年入っている。そのため送水が滞っても干上がる事は無く、この環境から「生物リザーブタンク」の心算でかかわってきた。そうは言っても特段の手入れをする訳では無いから早々と草に覆われるのが現実だ。

 植生の状況から楽ではないと判断しても手を出さない限りは片付かない。連日の真夏日、熱帯夜、高湿度にも負けず老骨に鞭打って除草に入った。
 ところがである。抜き取り掻き取り始めた直後に右の親指に刺された傷みが来た。水中に刺す生物はいないので優しく探ったらノイバラの枝があった。この棘が刺さったのである。針で刺したような傷口から血がにじむ。これでは破傷風が恐ろしくて泥水中に手を入れられない。もう戦闘意欲は消失し我が御殿に帰宅となった。

 翌日、周囲は赤いものの腫れも無いから、抗生剤を塗布し防水テープで押さえ作業を開始した。水中はシャジクモがビッシリ、その上からイボクサやミゾソバが根を張り、チゴザサは一塊になって底土に強固な根張りを形成している。もう抜き取り掻き取るしかなく「ここを終え帰宅、シャワーの快感」を妄想しつつようやく除草が済んだ。

 除草が終わった部分には、どこで見ているのか早速シオカラトンボが産卵を開始した。周囲に水面は有るのにあえて泥水中に産卵する理由も気持ちも分からないけれど「生物リザーブタンク」としての集水路では、他のトンボも産卵して欲しいのは当然である。

            水面が見えない  ➡   とりあえず水路だけ

         草を抜く抜く泥汗まみれ泣いても見えない猛暑の日