トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

蹂躙と言うより獣躙開始だ・・・

2017-08-22 | 小人閑居して憮然
 隣接して活動するグループの棚田に猪が入った。うろついて水稲をなぎ倒しているが穂は齧っていない。
 これは何時もの事で、まず偵察に一頭か二頭で入り、その後一晩で蹂躙して去るのがお約束なのである。田植えをした当事者は「景観植物」として刈り取りまでは期待していない。
 それでも稲作農家出身の小生としては胸が痛むイベントなのである。

           三つ編みのごとく猪入る稲田なり

泥水池5、4の除草

2017-08-22 | 水辺環境の保全
 水面が草の繁茂で小さくなってきたから除草に入った。以前はレーキや草削りで池の底部から抜き取りを試みた事もあったが、結果的には手取りに勝る方法は無いと理解した。泥水の中なので視認は不可能なのだが指先で水底の状況は良く把握できて、抜き取るのに粗相がない。レーキや草削りだと取りこぼしがあっても認識できず、これが再発生につながるから結局は手間が増えるだけなのである。

 しかし、手取りでは握力が物を言い、時間が経過するに従い握力の低下を実感する羽目になる。加えて真夏日の炎天下で四つ這いでの作業はメガネに汗が溜り視野がボケるし歪む。そのうえ泥はねで見える部分も限られてくる。
 その都度、メガネの清掃をすれば良いけれど、ゴム引きの手袋の着脱は容易ではない。どうせ見えなくとも水底の状況は分かるのだからと根が続くまでは頑張る。この「こん」、意識の「根」なのか草の「根」なのか自分でもわからなくなり、夏場の草取りとはきついものである。

 泥水池3まで完了させようと池に入ったがギブアップ。沢水で顔を洗い身体を拭くと活き返って、再度取り組めそうな気分になるのだが、歳の功でさすがに騙されずに帰宅だ。

  ➡  泥水池5除草終わる

                   ➡  泥水池4除草終わる

今更ながらの袋掛け

2017-08-22 | 何よりの楽しみ
 庭の国光が色づいてきた。小生の頭光は光輝いているが中は軟化状態で色づく気配はない摘果して袋掛けはせず放置状態だったけれど、果実の傷み具合を見ると夜陰に紛れての行為に「どうぞ吸汁してください」と許したく無くなって、遅きに失する袋掛けを敢行した。

 袋掛けをしたところで熟して落ちるままの果実だから手間も暇も必要ないものの、時には心変わりもある。人間、分かっていても矛盾した行動をするものである。

 今期は今のところ吸汁以外の被害は少なく、葉の食害が見られるようになってきたが、これは後部に角のあるイモムシだ。赤銅色で壊滅的食害を行うモンクロシャチホコはまだ発生していないので見た目には綺麗な立ち姿に見える。
 電気虫の心配もあって長袖を着用したが、さすがに手袋は作業の邪魔になる。とりあえず良果を選び袋を掛けたが、成長の遅れた果実は摘果しボチボチ丸かじりで処理しよう。そこそこ食べられるのである。
       吸汁被害        袋を掛けた