トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

沈泥提を作る

2015-03-26 | 水辺環境の保全
 棚田跡最大の浸食溝だった箇所、埋め戻す労力と用土の調達が難しくて丸太と土嚢で溝の途中に堰を築き、出水時には物理的に分水し下の泥水池の洪水を予防してきた。10年近く経ちプールになっていた部分は泥の堆積ですっかり埋まった。
 そこで残りの浸食溝1/3も堆積土で埋めるべく堰を作った。堤の両側は丸太で支え堤の本体は土嚢袋を積み上げる。上部に塩ビ管を通して排水させる。今回の水面面積は1坪程度だが深さは1mになろう。出水時の泥水の大半は放水路に流れるから土砂の堆積は従前より緩やかだろうけれど、溝が埋まれば使い方も広がるだろう。
     作業前       作業終了

海ぶどう状

2015-03-26 | 感じるままの回り道
 ヒキガエルの卵、孵化が始まっているが卵の状態が気になっている。昨年までこんな事は無かったと思っているが、これはこれで当たり前なのかどうか判りかねる事態だ。
 池の底のひも状の卵の胚のある部分が丸く膨らんでいる。見た目は「海ぶどう」そっくりになった。今までそうだったのに記憶になかったのかも判然としない。これも「老化のなせる技」なのか…。全てがそうなって孵化し始めている訳でもなく半分程度がこの状態なのだ。ますます分からん。
 その「分からん」事がもう一つ、上の池に全く産卵しなかった。水域途中のビオトープと復元田、これにも産卵なし。この域まで隣のグループの範囲だけれど、我が泥水池1にも産卵しなかった。泥水池1が昨シーズンと異なるのはカサスゲが増えた事くらいなのだけれど…。身近に謎はいっぱいある。