トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

待てば山路の日和なし…

2015-03-20 | 小人閑居して憮然
 アクセス道の杉の大木、胸高径45㎝ある。沢の斜面に立っていて年々傾斜を増してきた。この頃は傾斜角20度を超えてしまった。倒木となるまで待つか伐採しようかと思案しているうちにこの状態である。重心方向から林道上に先端部まで落ちることは必至の状態で、排除処理するだけで数人で1日かかるだろう。一番の懸念はチェーンソーを入れても伐倒できるまでには至らず瞬時に裂け撥ねてしまう公算が大きい事だ。ボランティアとしては、このリスクを背負ってまで作業は出来ない。
 また伐採するには事前の周知と当日の通行止めが必要だし、倒木となるまで待つとしても夜間など通行に支障のない時間帯に倒れる保証もない。願わくば車両や人員の通行していない時間に倒れて欲しいけれどコントロールは聞かない対象だ。さてどうする…「待つ」でもなく「過ぎ」でもなく人身事故が生じる前に県の担当課へ図面と写真を届けた。
   傾斜の状態      斜向計
 斜傾木の根元は沢筋で林道下を通す土管がある。ここが枝葉で埋まって降雨後は道路に冠水するまでになってきた。当然、杉の根元は水面下である。これで地盤が更に緩みやすくなったのも一因なのだろうが、水に浸かる部分が圧縮方向であるのはせめてもの幸運だ。

送水復旧

2015-03-20 | 感じるままの回り道
   通水した       取水升を清掃する
 隣沢からの送水が復旧していた。一帯をフイールドにしている県職OBのM氏に尋ねてみたら「埋まった管を廃止して新たに配管したと聞いた」と言う。年度末の予算消化で行ってくれたのかと「珍しい事もあるものだ」とも思いつつ現地確認に行って当てが外れた。何のことはない「自然復旧」だったのである。
 台風による斜面崩壊で取水構造が破壊ざれ断水となったのを応急的に小生が復旧し送水が復活、そしていくばくもせず断水してしまったのが初冬の頃だ。
 会友と最初の継ぎ手を外し水の確認をしたのだが通水なく、最初の管が不具合なのは明白だった。3月の例会時、ポンプを修理して配管に繋げ送水圧で清掃しようかと話していた矢先の自然通水だ。おりしも泥水池の生物保険工事も終了した翌日、ヒキガエルが産卵したのだが、これに先立つ1日前に自然通水してくれた。何か「神仏の御加護」を思ってしまうが、ともかくもホッとした。