トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

寒いはずだ!

2015-03-11 | 感じるままの回り道
 家を出る時にはそれほどとも思わなかったが泥水池に行ってびっくりした。薄氷だったが凍結していたのである。「もう凍結はない」と踏んで水辺の補修に取り掛ったのであるけれど自然相手ではこういう事もある。
 土の中まで凍結はしなかったから土堀り作業を始めたが、日蔭の上に風も冷たくゴム引きの手袋ではすぐに指がかじかんでくる。一双を日向に置き指が冷たくなったら交換しながら作業をした。小鳥たちもひっそりとしてウグイスもシジュウカラもさえずらない。今季あまり見なかったツグミがフイールドや庭で散見されるようになったが渡りの途中なのか…。ジョウビタキはまだ居る。

**今月今夜

2015-03-11 | 大震災
 送り火と見紛うばかり浪の上乗って去りゆく別れの声は
 照らしても雪の降る先しんとして届かぬ闇に声すらもなし
 冷たさは感じぬこの身にじみ出た頬の一筋温かりけり
 喉切れよ声のかぎりと叫んでも全て押しゆく得体なきやつ
 カチカチと時刻みゆく我が顎を止める術なき呑まれゆく里
 てんでんこ南無阿弥陀仏と唱えつつ委ねたこの身浪のまにまに