人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

オペレッタ映画「こうもり」&「チャールダーシュの女王」のチケットを取る / マルコ・クロイツパイントナー監督「コリー二事件」を観る

2020年12月02日 07時17分36秒 | 日記

2日(水)。わが家に来てから今日で2253日目を迎え、その年を象徴する言葉を選ぶ「2020ユーキャン新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識)の発表・表彰式が1日午後、都内で行われ、流行語大賞に「3密」が選ばれた  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     やっぱり「密輸」「密告」「密約」はいけないよね~ えっその3密じゃないって?

 

         

 

昨日は、夕食に「赤魚の粕漬け焼き」「生野菜とアボカドのサラダ」「ワカメの味噌汁」を作りました あとは「ヤリイカのボイル」です。魚はいつも池袋ISPのN水産で買うのですが、刺身にしても、寿司にしても、焼き魚用の魚にしても新鮮で美味しいです

 

     

 

         

 

オペレッタ映画のチケットを2枚取りました 1枚目は来年1月16日(土)午後2時半から ティアラこうとう小ホールで上映されるヨハン・シュトラウスⅡ世「こうもり」です   1972年製作ドイツ映画で、ソプラノ=グンドゥラ・ヤノヴィッツほか、カール・ベーム指揮ウィーン・フィルによる演奏です

 

     

 

2枚目は2月20日(土)午後2時から ティアラこうろう小ホールで上映されるエメリッヒ・カールマン「チャールダーシュの女王」です 1971年製作ドイツ映画で、ソプラノ=アンナ・モッフォほか、ベルト・グルント指揮クルト・グラウンケ管弦楽団による演奏です

ヨハン・シュトラウスⅡ世「ウィーン気質」もありますが、まだ発売前なので12月10日に申し込みます 前売り券は3本とも@2500円(当日@2900円)です オペレッタは楽しい

 

     

 

         

 

昨日、新文芸坐でマルコ・クロイツパイントナー監督による2019年ドイツ映画「コリー二事件」(123分)を観ました

新米弁護士  カスパー・ライネン(エリアス・ムバレク)は、ある殺人事件の国選弁護人を務めることになる    それは、ドイツで30年以上にわたり模範的市民として働いてきた67歳のイタリア人ファブリツィオ・コリー二(フランコ・ネロ)が、ベルリンのホテルで経済界の大物実業家ハンス・マイヤー(マンフレート・ツァパトカ)を殺害した事件で、被害者はライネンの少年時代の恩人だった    裁判が始まるが、コリー二は動機について一切語ろうとしない。さらに遺族側には、カスパーが大学時代に刑法を教わった伝説的な刑事事件弁護士のリヒャルト・マッティンガー(ハイナー・ラウタ―バッハ)がつく こうした逆風の中で調査を続けるうちに、ハンス・マイヤーの過去やドイツ史上最大の司法スキャンダル、ドイツ刑法の大きな問題点が浮かび上がってくる

 

     

 

この映画はドイツの現役弁護士作家フェルディナント・フォン・シーラッハの世界的ベストセラー小説を映画化した社会派法廷サスペンスです 【以下ネタバレ注意】

裁判の過程で、遺族側のマッティンガー弁護士から、1968年にコリー二姉弟は戦争犯罪者としてハンス・マイヤーを告発したものの、新たに成立した通称「ドレ―アー法」によって起訴を免れたことが明らかにされます それは故殺の時効は15年だが、謀殺ほう助者にあたる故殺者とみなされるマイヤーは新法により訴追を免れたというものです カスパー・ライネンは、「それは現代の社会状況に照らして今でも有効だと思うか?」と問います。マッティンガーはしぶしぶ否定します。いよいよ判決が言い渡される運命の日、裁判長から衝撃的な報告がなされます。「昨日、被告人のコリー二は獄中で自死を図った。したがって、これでこの裁判は終結する」と

「ドレ―アー法」によって、多くの戦犯が起訴を免れてきたと言われていますが、この小説がきっかけとなって、ドイツ連邦法務省は2012年に「過去再検討委員会」を立ち上げることになったとのことです 「ドイツ」「戦争」「過去」という3つのテーマが揃うと必ずと言ってよいほどナチスの陰がちらつきますが、この映画も例外ではありませんでした

この映画では、教会でのハンス・マイヤーの葬儀の場面でモーツアルト「レクイエム」の「ラクリモサ」が管弦楽と合唱で演奏され、その後の食事会(日本で言えば”精進落とし”)ではJ.C.バッハの「アリア」(「管弦楽組曲第3番ニ長調」の第2曲:G線上のアリア)が静かに流れていました さすがはドイツ映画だと思いました


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