16日(火).SMAPが年内いっぱいで解散することになりましたね ところでSMAPって何の略でしたっけ? 私は勝手に「それぞれが,自らの意志で,明日に向かって,パンチのある活躍をする」グループのことだと思っていました
ということで,わが家に来てから688日目を迎え,見たこともない物体を見つめるモコタロです
これはいったい何? 何だって? 足の指を広げる器具だって? んま!
閑話休題
昨日は夕食にカレーライスを作りました いつもは牛肉,ジャガイモ,ニンジンをベースにしたカレーなのですが,今回は夏カレーということで,鶏肉とジャガイモ,ニンジン,トマト,ナスをベースに作りました.とろみが絶妙でした あとはいつもの生野菜サラダです
も一度,閑話休題
昨日,池袋の新文芸坐で「8.15 反戦・反核 映画祭」として上映されている「日本のいちばん長い日」と「激動の昭和史 軍閥」を観ました 「日本のいちばん長い日」は半藤一利原作,岡本喜八監督による1967年モノクロ映画(157分)です.昨年公開された同名の映画とは違います
昭和20年8月,連合国によるポツダム宣言受諾の可否をめぐり対立する閣僚と軍部,同じ軍部の中で対立する陸軍と海軍,本土決戦の最後まで徹底抗戦を主張する青年将校たち,天皇のご聖断を仰ぐ御前会議を経て玉音放送を納めたレコード盤を巡る攻防など,日本の運命を決した激動の一日がリアルに描かれます 岡本監督は正確な歴史考証のため,4か月かけて当時の資料を集めて研究したといいます
この映画を観て思うのは,教育の力と怖さです 青年将校たちの反乱は,「皇国日本は絶対に負けない」「日本国のため,天皇陛下のために戦い,死んでいく」という教育を受けて来たからこそ彼らは決起したのでした.ある思想に染める教育は怖いです.いつも時代でも
ところで,昨日の日経の社説に,
「米首都ワシントン郊外にある海軍士官学校の壁面には米国の戦史が描かれている.米西戦争や2度の世界大戦.さらに朝鮮,ベトナム,湾岸と続く 米国に『戦後』という単語はない 日本が戦後を語れるのは,あれ以来,戦争をしていないからだ この先,戦後80年,90年・・・・.戦後はいつまで続くのか.平和が破られるまで,である」
と書かれていましたが,まさにそれは国民一人一人の正しい認識に関わっているのだと思います
2本目の「激動の昭和史 軍閥」は堀川弘道監督による1970年カラー映画(134分)です
2.26事件を契機とした軍部の台頭,戦線の拡大,その後の敗色を隠ぺいする大本営,軍部の新聞報道への圧力など,当時のニュース映画や新聞記事を挿入しながら,ドキュメンタリータッチで描いています
この映画には報道機関として「毎日新聞」が出てきます.最初のうちは「大本営発表」の記事を書いていましたが,戦況が不利になった時に,国民に真実を知らせるべきとして,敗戦濃厚というニュアンスの記事を載せます これに対し,読者は「やっと本当のことを書いてくれた」と歓迎しますが,東条首相は激怒し,記事を書いた記者を招集し激戦地に派兵します 記者は神風特攻隊の生き残り達と対峙した時,ある特攻隊員から「新聞は,最初のうちは東条内閣を支持して”勝った,勝った”と戦争を煽っていたのに,今更何を言っているか.新聞に責任はないのか」と罵倒されます.いわゆる「新聞の戦争責任」という問題です
新聞に限らず報道機関は,「事実の報道ではなく真実の報道をすべし」という鉄則を守るべきなのは言うまでもありません しかし,現在の日本における言論の置かれた状況を見ると,「国境なき記者団」による「世界報道の自由度ランキング2014」では日本は59位となっており,極めて報道の自由度が低い位置にあります これには「国家機密保護法」の施行などが大きな要素になっていると思われます
時の政府は自らに不利益となる情報は隠すもの それを公にして国民の利益に供するのが報道機関の役割であることは言うまでもありません 第一線の記者から幹部に至るまで報道機関に従事する人たちの覚悟と行動を期待したいと思います
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