6日(日)。わが家に来てから今日で1556日目を迎え、豊洲市場で5日 新春の初セリがあり、青森県大間産の278キロの本マグロが史上最高値の3億3360万円(すしに換算して一貫平均2万4千円)で、すしチェーン「すしざんまい」の運営会社が落札した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
テレビや新聞等のニュースで取り上げるから 広告宣伝費を考えるとペイするかも
昨日、夕食に「クリームシチュー」と「生野菜サラダ」を作りました ここのところ息子が夕食を作ってくれていたので、山形に戻る前夜くらいは作ってあげようと思いました。我ながら美味しくできて 息子も私もお代わりしました
現在、池袋の新文芸坐ではお正月恒例の「魅惑のシネマ クラシックス」を上映中です 昨日、ビクトル・エリセ監督「ミツバチのささやき」と「エル・スール」の2本立てを観ました
「ミツバチのささやき」はビクトル・エリセ監督・脚本による1973年スペイン映画(99分)です
スペイン内戦が終結した翌年の1940年、6歳の少女アナ(アナ・トレント)が暮らす村に映画「フランケンシュタイン」の巡回上映がやってくる 映画の中の怪物を聖霊だと思うアナは、姉イサベル(イサベル・テリェリア)から村はずれの一軒家に怪物が潜んでいると聞き、その家を訪れる。するとそこには謎めいた一人の負傷兵がいた アナは家族に内緒で彼に食料や衣服を持っていく。しかし、彼はアナのいない間に銃殺されていた 自分の衣服を死んだ負傷兵が着ていたことに不審を抱いた父親はアナが持ち出したことを察知する。父に事情を聞かれそうになったアナは逃走してしまう。アナは映画で観た場面と同じ湖のほとりでフランケンシュタインと出会い気を失う。発見されたアナは、ショックで食べることも話すことも出来なかった。見えない精霊に向かって「私はアナよ」と呼びかけるのだった
この映画は、スペイン戦争終結直後のフランコ独裁政権下で起きた村の小さな出来事に政権批判を込めたとも言われていますが、それよりも何よりも、この映画の最大の魅力は主人公のアナを演じたアナ・トレントと姉のイサベルを演じたイサベル・テリェリアの澄んだ目と名演技です
「エル・スール」はビクトル・エリセ監督・脚本による1983年(95分)です
1957年、ある秋の日の朝、枕の下に父アグスティン(オメロ・アントヌッティ)の振り子を見つけた15歳の少女エストレリャ(ソンソーレス・アラングレン)は、父がもう帰ってこないことを予感する 彼女は父親が文章にしたためた「南部」の秘密に興味を抱く。彼女が幼い頃、父は謎めいた人物だった。彼女は成長すると、かつて父親にイレ―ネ(オーロール・クレマン)という恋人がおり、まだ彼女のことを愛していることに気が付く 父親が自死し、病気になったエストレリャは静養のため南へ向かう
この映画では、アグスティンが彼の父親と意見が合わず、家を飛び出して南から北へ引っ越してきたことが語られます アウグスティンは反フランコ派で彼の父親はフランコ派だったことが窺えます。アウグスティンが自死を選んだのは、イレ―ネあてに出した手紙の返信が冷たいものだったからという理由の他に、フランコ政権下では生きずらいという思いがあったのではないか、と思わせます
2つの映画に共通するのは”静けさ”です タイトルロールとエンドロールにはBGMが流れないのをはじめ、映画の各シーンは静寂を湛えています ビクトル・エリセ監督の作品の特徴なのでしょうか
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