9日(月)。昨日朝、体温を測ったら36.4度まで下がっていました 下手に病院で解熱剤を処方されて無理に熱を下げることをせず、寝ている間に汗をかいて熱を出し切ったのが良かったのだと思います 相変わらず喉が痛いのですが、朝食も普段通り食べることができました 熱が下がったので、予定通り10時から区民集会室で開かれたマンションの「大規模修繕工事説明会」とその後の「理事会」に出席しました 本当は体調が良くないので欠席したかったのですが、普段から「理事会に出席しない奴はけしからん」と言っている手前、そうもいきませんでした びっくりしたのは年1回の定時総会では委任状ばかりで4~5人しか本人出席がないのに、この日は30人以上が顔を見せたことです。やはり生活に密着したテーマだと集まるのだなと納得しました。その後の理事会は、結局私を含めて3人だけの出席だったので唖然としました 結局、みんな自分の都合が最優先なのです
と書いたところで、夜夕食後に体温を測ったら38.0度に上昇していました やはり、会議出席はまずかったようです クーラーがガンガン効いていたし おまけに日曜日の日課のアイロンかけや掃除までやったので、熱が出ないわけがありません 昨夜は常温の水を飲んで寝汗をかいた結果、今朝体温を測ったら36度台の平熱に下がっていたので、今日こそ行きつけのクリニックに行きます
ということで、わが家に来てから今日で3527日目を迎え、アメリカ共和党のチェイニー元副大統領は6日、声明でトランプ前大統領について、「アメリカの歴史の中で彼より国への脅威となった人物はいない」と批判、「二度と彼に権力を託すことはできない」とし、「私はカマラ・ハリス副大統領に投票する」と表明したが、トランプ氏はSNSで「チェイニー親子は何の関係もない名ばかりの共和党員だ」と反応した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
身内から批判されて恥とも思わないトランプは 余程の強気か鈍感か 結果が楽しみ
宮本輝 ✕ 吉本ばなな「人生の道しるべ」(集英社文庫)を読み終わりました 宮本輝は1947年兵庫県生まれ。1977年「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞しデビュー 78年「蛍川」で第78回芥川賞を受賞したのをはじめ受賞多数 吉本ばななは1964年東京都生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。1987年「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー 88年「ムーンライト・シャドウ」で第16回泉鏡花文学賞、89年「TUGUMI」で第2回山本周五郎賞を受賞したのをはじめ受賞多数
本書は2015年10月に集英社より刊行された単行本を、2024年8月に文庫化した対談集です
最初に正直に告白すると、恥ずかしながら、この2人の作品は1冊も読んだことがありません それでも手に取ってみたのはタイトルに惹かれたからです
本書は次の各章から構成されています
第1章「作家の資質」
第2章「人間の成長とは」
第3章「人生の達人」
第4章「父として、母として」
第5章「心と体を健やかに」
第6章「『死』はいつも身近にある」
第7章「生きること、書くこと」
17歳も歳の離れた2人ですが、対談を通じて分かる2人の共通点は、人間の「生」を力強く書き続けていることです 宮本は「ぼくは、小説の世界では、心根のきれいな人々を書きたい」と述べ、吉本は「読んだ人に『自分と同じだ』と感じてもらえたら、ちょっと治癒が起きるんじゃないか」と述べています 一方で、歳が離れていることもあり、吉本が大先輩の宮本を尊敬しているあまり、委縮しているところも見えて、若干物足りなさを感じるところもあります
宮本が人生の転機点と捉えた時のことが、第4章「父として、母として」の中で次のように語られています
「宮本と言えばこの作品と、ひとつやふたつに絞れないほどたくさんの代表作を書こうと思った それが36歳の時でした。ぼくは女房に『子どもたちは任せた』と言いました 『俺はもう仕事だけをする。幼稚園のお迎えも、運動会にも行ってやれないかもしれないし、キャッチボールしてやることもできないかもしれないけど、俺が命がけでやるしかないから、そうさせてくれるか』と頼んだ すると、『え、いままでもそうでしたけど』と言われて(笑)」
今から思うと、その頃のことだったのだと思います 当時勤務していた新聞関係団体に労務委員会という組織(人事・労務局長クラス)があり、その下に「時短問題研究会」という下部機構(人事・労務部長クラス)がありました 当時は頻繁に団体直轄の「湯河原壮」に泊まり込みで会議と懇親会を開いていました つまり、「人事・労務上の各社の本音は会議では出ない、懇親会で出る」ということから泊まり込み合宿になったわけです ある日の懇親会の席で、隣り合わせた全国紙 Y 新聞社の Y 労務部長が「今、うちの妹の家が大変らしいんだ 夫が小説家で、家のことは全くしないで妹任せにしているらしいんだ」と話しかけてきたので、「それってどなたですか?」と訊いたら、「芥川賞作家の宮本輝っていう小説家だけど、知ってる?」との答でした もちろん名前だけは知っていましたが、ずいぶん身近なところに小説家の家族がいるもんだと思いました それと同時に、小説家に限らず、いろいろいるんだろうな、とも思いました
本書は2人の創作手法、家族、健康、死生観など幅広く語り合っています 残り少ない人生かもしれませんが、生きていく上で参考になると思います お薦めします
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