25日(火)。新日本フィルの9月から11月までのトパーズ・ジェイド・ルビーの各公演については、新型コロナ禍対応の座席配置による再予約の手続きが済んでいます その後、出演者やプログラムに変更が出た公演があることから、新日本フィルから「再予約後の払い戻しの対応をすることとした」という連絡がありました 私はルビーの公演を再指定しましたが、今回 払い戻し請求はせず、予定通り聴くことにします 9月11日の公演の指揮者に予定されていた沖澤のどかが降板したのが残念ですが、涙を呑みます いまクラシック・ファンとして大事なのは、プログラムが変更になろうが、出演者が変更になろうが、とにかく予定通り聴きに行くことです
ということで、わが家に来てから今日で2155日目を迎え、2016年の大統領選の頃からトランプ大統領を支えてきたコンウェー大統領顧問は23日、8月末で退任すると発表した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
なぜ今辞めるかって? 11月の大統領選時に敗戦大統領の顧問でいたくないからね
昨日、夕食に「豚バラ甘酢ネギ胡麻だれ」「生野菜サラダ」「冷奴」「もやしの味噌汁」を作りました 「豚バラ~」は吉野家級の「うまい、やすい、はやい」料理です
昨日、早稲田松竹でジャファル・パナヒ監督による2018年製作イラン映画「ある女優の不在」(100分)を観ました
イランの人気女優べーナズ・ジャファリ(本人)のもとに、見知らぬ少女から動画メッセージが届いた その少女マルズィエ・レザイ(本人)は女優を目指して芸術大学に合格したが、自分の家族や婚約相手の家族の裏切りによって夢を砕かれ自殺を決意する 動画は彼女が首にロープをかけ、カメラが地面に落下したところで途切れていた そのあまりにも深刻な内容に衝撃を受けたジャファリは、友人である映画監督ジャファル・パナヒ(本人)が運転する車でマルズィエが住むイラン北西部の村を訪れる。ジャファリとパナヒは現地で調査を進めるうち、イラン革命後に演じることを禁じられた往年の女優シャールザードにまつわる悲劇的な真実に辿り着く
この映画は、過去・現在・未来の3つの時代をシンボリックに体現する3人の女優の心の旅路を描いたミステリーです
この映画のテーマは、イランにおける表現の自由と女性の職業選択の自由の問題です 女優ジャファリは現地に行って、自殺したはずの少女マルズィエが生きているのを目の当たりにして、なぜ大それた悪戯映像で自分を困惑させるのかと怒りますが、マルズィエが芸術大学に合格したのに家族らの反対で入学できないという理不尽に抗う態度に共感を覚えるようになります 一方、同行したパナヒ監督は イラン革命前に活躍しながら理不尽な抑圧によって今は隠遁生活を送る元スター女優シャールザードの寂しげな後姿を見て悲劇的な過去を思い浮かべます
この映画では、イラン北西部の曲がりくねった山道が頻繁に登場しますが、対面する車がすれ違えないほど狭く、一寸先も見通せない険しい道は、イランの映画史を振り返ったイランの名匠パナヒ監督が、過去の時代における芸術家たちの苦難を象徴的に映像化したものだということです
イラン社会の不条理な現実を描いたことにより政府当局と対立し、2度も逮捕されたパナヒ監督は、2010年には20年間もの映画製作を禁じられました しかし、それに懲りず、彼は「これは映画でない」(2011年)、「閉ざされたカーテン」(2013年)、「人生タクシー」(2016年)を次々と発表、どこまでも権力に屈しない断固たる姿勢を貫き通してきました 私は「人生タクシー」を観ましたが、「決まった撮影場所がないなら、自分がタクシーの運転手役になってタクシーを舞台に映画を作ってしまおう」というユーモアと意欲に溢れた作品でした
「人生タクシー」にしても、今回の「ある女優の不在」にしても、かなりの低予算で作られていると思われますが、出来上がった映画は、高額予算によるCG頼りの大作を超えて超一流です
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