15日(火).昨夜は「スーパームーン」を期待していたのですが,東京は曇り空で68年ぶりの名月はまったく見られませんでした ツキがなかったと諦めるしかないですね ということで,わが家に来てから今日で777日目(スリー セブン!)を迎えたモコタロです
目が真ん中に寄ってるキミィ 初登場じゃない? 自己紹介しなくていいの?
黙秘権行使だってさ まあいいや 悪いヤツじゃなさそうだし・・・・
閑話休題
昨日,夕食に「豚肉のにんにく味噌焼き」と「生野菜とタコのサラダ」を作りました ジャガイモは煮過ぎないのがコツです
も一度,閑話休題
まだ,前に買った本を全部読み終っていないのに本を5冊買いました 病気ですね 1冊目は朝日新聞「折々の言葉」の筆者で哲学者の鷲田清一著「人生はいつもちぐはぐ」(角川ソフィア文庫)です
2冊目は藤谷治著「世界で一番美しい」(小学館文庫)です 私はこの作者を知りませんが,「織田作之助賞」受賞作というキャッチ・コピーに惹かれました
3冊目と4冊目は佐藤正午著「書くインタビュー①②」(小学館文庫)です 佐藤正午の作品はどれも好きで,極め付きは「身の上話」です.最後の1行にやられました
5冊目は水野和夫著「資本主義の終焉と歴史の危機」(集英社新書)です 以前から,いつか買わなくちゃ と思っていた本です
最後の,閑話休題
ピエール・ルメートル著「傷だらけのカミーユ」(文春文庫)を読み終りました ピエール・ルメートルは1951年パリ生まれ.2006年,カミーユ・ヴェルーヴェン警部3部作第1作「悲しみのイレーヌ」でデビュー,同第2作「その女アレックス」でイギリス推理作家協会賞を受賞しました 日本では出版が逆になりましたが,「その女アレックス」は週刊文春ミステリーベスト10の第1位,このミステリーがすごい!第1位,本屋大賞翻訳小説部門第1位ほか数々の賞を受賞し大きな話題を呼びました 私は今もなお 最初にこの作品を読んだときの衝撃は忘れられません
この「傷だらけのカミーユ」はカミーユ警部3部作シリーズの完結編です
妻のイレーヌを失ったカミーユ警部は,偶然知り合ったアンヌと恋人関係になるが,ある日,宝石強盗と鉢合わせをしたことから彼女は暴力を受け瀕死の重傷を負う 命を取りとめたものの,犯人は目撃者である彼女を執拗に追い回す 今度こそ愛する人を失いたくないカミーユは警察の同僚に内緒で個人的に彼女を守ろうと奮闘する しかし,強盗たちの本当の狙いはカミーユその人だった.首謀者はいったい誰でどういう動機をもっているのか
物語は3日間の出来事を描いていますが,カミーユという三人称と,「おれ」という一人称の視点で交互に語られていきます この「おれ」が首謀者なのですが,それは最後の3日目に分かるようになっています.前2作でも感じたことですが,プロットがしっかりしているので,最後のどんでん返しが説得力を持ちます 読み始めたら途中で止められない面白さです.強くお薦めします
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