18日(金)。昨夕は、HCビル地下のKでX部長はじめ4人で飲みました その後、X部長に拉致されタクシーで上野に向かいました。いつものようにカラオケ歌合戦 を繰り広げましたが、最高が93点止まりであまり調子がでませんでした 10時半まで飲んで歌っていたので今日も朝から絶不調です今年も反省のない毎日が続きます
閑話休題
先日、新宿のタワーレコードで掘り出し物のCDはないかと店内をクルージングしていたら、ありましたメンデルスゾーンの「協奏曲全集」CD4枚組です。ブリリアント・クラシックスというレーベル(あるいはシリーズ)で解説書も何もついていない極めてシンプルな商品ですが、中身は素晴らしい全集です 4枚のCDには次の9曲が収録されています (右にあるのは作曲年と作曲時の年齢です)
「ヴァイオリン協奏曲ホ短調」(ヴァイオリンと管弦楽) 1844年・35歳
「ヴァイオリン協奏曲二短調」(ヴァイオリンと弦楽オーケストラ) 1822年・13歳
「ピアノ協奏曲第1番ト短調」 1831年・22歳
「ピアノ協奏曲第2番二短調」 1837年・28歳
「ピアノと弦楽のための協奏曲イ短調」 1822年・13歳
「2台のピアノと管弦楽のための協奏曲ホ長調」 1823年・14歳
「2台のピアノと管弦楽のための協奏曲変イ長調」 1824年・15歳
「ヴァイオリンとピアノと弦楽のための協奏曲二短調」 1823年・14歳
「華麗な奇想曲ロ短調」(ピアノと管弦楽) 1826年・17歳
演奏者は、例えば2つのピアノの協奏曲はデレク・ハンという私の知らないピアニストが弾いていますが、なかなか根性のある演奏で気に入っています 他の曲の演奏者もまったく名前を聞いたことのない人たちですが、演奏はどれもが素晴らしいのです
この中で、特徴的なのは2つのピアノ協奏曲です。第1番の第3楽章と第2番の第1楽章はまさにベートーヴェンの第5交響曲の影響が明らかに現れています また、この2曲を含めて短調の曲はモーツアルトの影響を受けていると思われ、いずれも、小林秀雄がモーツアルトの音楽に対して使った”疾走する哀しみ”とでも表現すべき曲想が展開されます
最近は毎朝毎晩、新聞を読みながら、あるいは本を読みながらこれらのCDのどれかを聴いています
あらためてメンデルスゾーンの生涯を調べてみると、1809年2月3日にハンブルクに生まれ、1847年11月4日にライプツィヒで死去しているので、38年の短い生涯を駆け抜けたことが分かります モーツアルトの35年といい、天才は早死にしてしまうのですね
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