4日(木)。昨日午後、当ビル10階のホールで参院選の公示を前に「党首討論会」が開かれました。安倍晋三自民党総裁、海江田万里民主党代表、橋下徹日本維新の会協同代表、山口那津男公明党代表、渡辺喜美みんなの党代表、小沢一郎生活の党代表、志位和夫日本共産党委員長、福島瑞穂社会民主党党首、谷岡郁子みどりの党代表という9党の最高責任者です それにしても、9党もあると「総裁」、「代表」、「委員長」、「党首」と名称がいろいろあるものです。いつまでこんなに分裂した状態が続くのでしょうか?良いことだとはとても思えません
会場にはNHK(生中継)と民放代表・TBSのテレビカメラを中心に、国内外の報道関係者が多数詰めかけました
当方は、ビルの管理者として、政党関係者や警護の車両の駐車場の手配、エレベーターの一時占有使用の手配のほか、不審者の警戒に当たりました 当ビルには90台を超える防犯カメラが各所に設置されており、鮮明な画像で監視できる態勢が整っています
約束の集合時間までに安倍総裁はじめ8党の党首は無事に到着しましたが、”大物”政治家某氏は貫禄で10分遅れて到着です それでもNHKの生中継の開始時間までには9党で討論会の打ち合わせを済ませ、全員無事に所定の位置にスタンバイしました
2時間の討論会が若干オーバーして無事に終了、各党党首の皆さんが退館したので一安心しました各党の主張はテレビや新聞報道にある通りです 今日が告示日。いよいよ選挙戦のスタートです
夕刻、地下の焼鳥Rでいつものメンバー5人で”反省会”と称して飲みました 名目は何でもいいのですが 当社が直面する諸問題について対応策を話し合い(要するに酒飲んでクダ巻いて)9時に解散して帰る頃には身体がチョー疲れていました それはともかく、防災センター隊員をはじめ関係者の皆様、お疲れ様でした
閑話休題
堀川アサコ著「幻想映画館」(講談社文庫)を読み終わりました 堀川アサコは1964年、青森県生まれ。2006年「闇鏡」で第18回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞しました
主人公の女子高生・楠本スミレは、学校で「私は幽霊が見える」と告白したため、クラスメイトから疎んじられます 学校に行くのが嫌になったスミレはある日、街で父の不倫現場を目撃します 後を付けて行ったスミレは商店街の映画館に迷い込みます そこは「ゲルマ電氣館」という名画座でした。そこで映画技師の有働さんに出会い、生まれて初めて恋をします そしてその映画館でアルバイトをすることになります。そこで、彼女には見えるけれど、有働さんには見えない真理子さんに出会います
真理子さんの語るところによれば「人は亡くなる前に、自分の人生で起こったことが走馬灯のように見えるというけれど、二号館はその『走馬灯』を観せる場所 毎月、月の光が消える新月の夜に、亡くなった人たちがレイトショーを観に二号館に集まってくる そして皆、自分の人生の『走馬灯』を観ながら天国に旅立つ 中には天国とは違う方向に行く人もいるけれど」
つまり「幻想映画館」とは、死んでいく人が自分の人生を振り返るために『走馬灯』というタイトルの映画を観にくる施設だったのです
ところで、映画技師の有働さんはワケありの一軒家に極安の家賃で住んでいます。なぜ極安かというと、そこで独居老婦人が死んだからです その老婦人はスミレの同級生・平井玲奈の祖母に当たる笛子でした。笛子は生前、家族が自分を大事に扱わなかったり、悪徳商品の訪問販売員から不用な商品を大量に買わされたりしたことから、怨霊としてこの世に残り、自分を騙した悪徳商品訪問販売員を3人も殺していたのです さて、怨霊の笛子はどうなるのか、スミレと有働さんの恋の行方は、幽霊の真理子さんの運命は、不倫したスミレの父親にはどういう展開が待っているのか・・・・・・
何とも不思議な物語です。この「幻想映画館」は「幻想電氣館」というタイトルで2012年4月に単行本として刊行されたとのことですが、そのきっかけになったのが、前作「幻想郵便局」という小説だったとのことです いずれこの本も読まねばなりますまい
Toraさんもニュースにちらりと映るかと思って見てました。
舞台上は、すごいメンバーでしたね。