tomitaikyoブログ

富退教(富山県退職教職員協議会)事務局からの情報発信です。会員の親睦を中心に教育現場への支援など様々な活動をしています。

会員寄稿(2)中島 正平(小矢部市)

2015年11月20日 | 会員の寄稿

 今月(11月)26日発行予定の富退教だより139号への寄稿として中島正平(小矢部市)さんから以下のような寄稿文が届きました。一足先に掲載しておきます。


 

 『図書館戦争・・・』を観て思ったこと 
                                                    中島 正平(小矢部市)

 

 先月、「図書館戦争 THE LAST MISSON」なる映画を観てきた。この映画は、有川浩氏の小説、「図書館戦争」シリーズ全4巻をもとに作られた映画で、2013年に公開された映画「図書館戦争」の続編にあたる。
 両作のあらすじは、『青少年に悪影響を及ぼす有害情報や人権を侵害する表現が氾濫し、その影響を受けたと思われる犯罪が増えだした1988年、これらを規制するための「メディア良化法」が制定される。やがて、法の施行に伴い、不適切とされたあらゆる刊行物・創作物は、良化法の執行機関である良化特務機関(メディア良化隊)によって厳しい取り締まりを受けるようになる。世の中の情報がどんどん制限され自由が侵害されていく中、これらの検閲に立ち上がったのが公共図書館である。図書館側は、「図書館の自由に関する宣言」を基に「図書館の自由法」を制定し、図書館と本の自由を守るべく、自らも武装した図書隊を結成して防衛体制を整える。以後、図書隊と良化特務機関との武力を伴った過激な戦いが繰り広げられていく。』といった内容で、武力による攻防戦などかなり現実離れした内容ではあったが、図書隊員の成長や恋愛劇もあり結構楽しめた。
 さて、このようにかなり荒唐無稽な話で、全てが架空の設定だとばかり思い込んでいたが、図書館に関わるようになった今、上記の「図書館の自由に関する宣言」が実在していたことに驚かされた。
 実際の宣言の項目のみを抜き出すと、以下のようになる

      図書館の自由に関する宣言      
                                    日本図書館協会  1954採択 1979改訂

 図書館は、基本的人権のひとつとして知る自由をもつ国民に、資料と施設を提供することを、最も重要な任務とする。
 この任務を果たすため、図書館は次のことを確認し実践する。
  第1 図書館は資料収集の自由を有する
  第2 図書館は資料提供の自由を有する
  第3 図書館は利用者の秘密を守る
  第4 図書館はすべての検閲に反対する
 図書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る。

 これは、映画の内容とほぼ同一であり、かなり過激な表現といえる。そして、逆に考えれば、1950年初頭に図書館の自由が侵害されかねない状況であったことが伺えてくる。そこで、その背景を探ってみると、1952年に治安維持法の後継と目された破防法が成立していることが分かった。幸いにして、社会党等の尽力でかなりの部分が削減された破防法は、有名無実に近い内容となり、今日のメディアの自由につながっている。
 さて、多くの国民の不安と反対をよそに、先の国会で「安全保障関連法」が強引に可決されてしまった。その影響が出るのはまだ先のことかもしれないが、どこまで拡大してしまうか計り知れない曖昧さがある。今回の映画から、改めてその怖さを知らされた思いである。

 


親睦旅行のアンケートより(3)

2015年11月19日 | 開催活動

 ※(1)・(2)で掲載したものの他、主なものについて要点のみ箇条書きします。
以下、アンケートの◆問い1 感想・・・他の感想の要点
〇 幹事の小川先生に感謝※大変良かった(多数あり)…訪問地の名物料理もよかった。
〇 出来ればガイドがほしい(いくつかあり)
〇  夕食にバイキングではなく宴会を望む…(いくつかあり)
〇 もっと話し合いの時間がほしかった、名札を付けてほしかった(知らない人も多いので)
〇 どこでもいい、いつでもいい…一任意見(いくつかあり)
 
問い2・・・意見・要望(県内や近県で行ってみたいところ、時期、経費など)

・女性部に呼びかけて劇団四季や宝塚等観劇へ
・白山スーパー林道へ
・淡路島、徳島、浜名湖、韮山反射炉
・県内…魚津の洞杉へ
・近県で…福井の恐竜博物館・三方五湖・大野城跡
・下呂温泉、有馬温泉
・高山方面へ
・この年齢になると大抵の所へは行っていると思います、近県の金沢・新潟へ
・経費が手頃で参加し易い、どこでもいい ※経済的に丁度よい(何名かあり)
・新潟県彦根神社、良寛の里、佐渡島、日光鬼怒川温泉
・お任せします
・佐渡島(行けそうで行けなかった)
※記入無しもたくさんあり

問い3・・・今後、会としてどのような活動をしたらよいと思いますか
(レクレーション・学習会・支部活動など何でもお書き下さい。)

・趣味の交流会…畑作り、以後、麻雀、けん玉、竹とんぼ、ハイキングコースへ(紹介)、 絵画教室
・日本の財政等や年金財政についての学習会※富大の元経済学部教授等
・レクレーションを増やしたい、あまり堅くない内容で会員が集合する会を
・美術館や音楽会などへの参加もいいのでは
・同じ所でもいい、見て(観て)食べて語り合えばよい
・麻雀大会を数多く
・福島原発のその後を見てみたい
※記入無しもたくさんあり

   以上、お気付きの点(ご意見等)があれば、事務局までお寄せ下さい。


親睦旅行のアンケートより(2)

2015年11月18日 | 開催活動

 昨日に続いて、親睦旅行のアンケートから感想を拾ってみました。

○ 本年も参加できたことで満足。昨年の方々と久々に話しができてよかった。また、コースもゆとりがあり、のんびりできました。お世話された方々ご苦労様でした。水上成雄(南砺市)

○ 素晴らしい自然、そして物(食べ物)、それよりもまた親切な人々との出会い。話したり、食べたり、多くの関わり合い。様々、学び合うことができました。次回の出会い、関わり合い、学び合いを楽しみにしております。お世話下さった方々に感謝します。藤塚幸雄(砺波市)

○ 天候に恵まれ大変よかった。年齢の巾が広くなったので、もっと話し合いの時間がほしかった。年齢によってはきついと思われるコースもありましたが大部分は良好。名札を付けてほしかった。知らない人があまりにも多い。話をする範囲も限られた。斉藤譲一(砺波市)


○ 企画そのものが素晴らしかった。緻密な計画、見学した観光地、2日間とも何の問題もなく全行程がスムースに展開していき、とても気持ちがよかった。宿舎も問題は無かったが、現在のホテルのシステムから言えば仕方無いが、夕食は昔のような会食形式でできたらなぁとは思いました(現在のシステムでは無理ですが)。バスも良かったですが、全員が集合終えるまで時間がかかっていますが、何か工夫がないものかと思いました。栄 茂(富山市)


親睦旅行のアンケートより(1)

2015年11月17日 | 旅行

 間もなく富退教だより139号の発行が予定されています。そろそろ記事の編集作業に取り掛かろうと親睦旅行のアンケートから感想を拾ってみました。以下のような感想を掲載する予定ですが、一足先にここに載せておきます。※敬称略

○ 歩くのが疲れましたが、富岡はヨカッタと思います。ホテルはバイキング方式で、これもまた良し!お風呂もゆっくり入れましたし、幹事さんご苦労様でした。欲を言うなら紅葉の時期に…今回は天気にも恵まれ本当に良かったと思います。吹割の滝は予想外に期待以上であった。また 行ってみたい。 松嶋孝司(入善町)

○ 心配されていた天気も秋晴れで、この2日間は本当に楽しい旅行となりました。皆さんに感謝いたします。特に今回の旅行はワインと日本酒の試飲ができるという魅力的なものでした。バスの中でビールを飲みながら旅行ができるという贅沢…。それ以上の贅沢ができたようでとても嬉しく思いました。旅のメインの富岡製糸場、そして吹割の滝も言うに及ばず旅のよい思い出になりました。次回も楽しみですね。 阿部一明(滑川)                                 
○ 退教協の旅行に初めて参加しました。皆さんの元気な姿に親睦の大切さを改めて感じさせられました。富岡製糸場は初めて見学し、当時の国営での力の入れようを強く感じました。吹割の滝もよかったです。天候にも恵まれとても賑やかで楽しい2日間を過ごすことができたことに感謝します。お世話ありがとうございました。流れの中で土産を買いすぎました。 石原 隆(上市町)

○ 退教協の親睦旅行に参加して、コースが2年ほど前に行ってきた箇所と似ていたので止めようと思ったが、動向するメンバーが違っていたので結構楽しく有意義に過ごせた。参加できて良かった。体力的にもあまり人に迷惑を掛けないで過ごせた。大嶋清孝(立山町)

○ 好天に恵まれ絶好の旅日和でした。 ゆっくりのんびり過ごさせていただきました。何かとスケジュールの都合がありましたが、今回久しぶりに参加出来ました。周囲の方々の配慮に感謝しております。現職を離れて8年、昔を偲び浸食を共にする中で懐かしく思い出されました。“光陰矢のごとし歳月人を待たず”ですね。月日の経過の早いのにびっくりしています。これからも一日一日は充実した日々を過ごすよう努力していきたいです。最後になりましたが、皆さんのご健康、ご多幸を心よりお祈り致しております。有難うございました。 平等政志朗(立山町)


年金事業の無駄遣い…

2015年11月16日 | 日記

 昨日のフジテレビ「新報道2001」は「行政事業レビューの成果は?」などのようなテーマで、いろいろと取り上げていました。国民的関心が薄いせいか?それとも単なるパフォーマンスと捉えられているせいか?他のマスコミではほとんど取り上げていなかった中、「新報道2001」は立派だな…と思いました。もっとも、どのマスコミもパリの同時テロに時間を割かざるを得なかったわけですが…。この番組のお陰で、行政事業レビューの意味合いも少し詳しく解りました。結果的に解るのは、民主党時代の「事業仕分け」よりもかなり意義の薄い協議になっているなという印象です。河野行革担当大臣の熱意だけはよく解ったのですが、この協議では評価するだけで事業仕分け時のような「廃止判定」や「目標削減額」なども論議されず、これでは、やはり意味なし?会議だと思えてなりませんでした。
 しかし、そこはさすがのフジテレビ! 行政事業レビューで取り上げられなかった年金問題にかかわる「日本年金機構」の大変な無駄遣いをしっかり取材し指摘していました。大変豪華な職員宿舎に大変安い家賃。勿体ないほどに沢山の宿舎が空いているのに、民間のマンション等を借りている職員…その訳は、マンション家賃の7割が住居手当として組織から負担されるからでもありました。ズルいぞ!! 日本年金機構は厚労大臣にでもしっかり行政指導してもらわない限り、行政事業レビューとして論議の俎上に上げられない手の届かない民間組織です。フジテレビのようなマスコミが追及して、広く世論に訴えていく取り組みが必要だろうと改めて思いました。(土)