「働き方改革」その夢と現実

　これは、今日（12/5）のＮＨＫマイあさラジオ「社会の見方・私の視点※内橋克人（経済評論家）」のテーマでした。氏は特に正規社員と非正規職員の格差の問題点を取り上げて、厚労省が唱え始めた「柔軟な働き方※兼業容認へ」の内容に関する問題点～つまり、長時間労働を是正するはずの「働き方改革」との矛盾ではないかと問題提起していました。いったい「どう整合性があるのか」と疑問を投げかけています。

　今日の北日本新聞社説「期待持てる確かな策を」では、これまで安倍首相が次々と聞こえのいいネーミングの政策（アベノミクスに始まり、地方創生、女性活躍、一億総活躍、働き方改革、生産性革命、人づくり革命など）を示してきたが、「成果があったかというと心もとない。」としていました。たぶん、多くの国民にとっては成果の感じられないことがほとんどではないかと思われます。

　結局は、多くの場合、先の「働き方改革」などのように、企業サイドにとっての都合のよい政策であったり、アベノミクスに見られるように「ごく小数の持てる者（富裕層）」に有利な政策が多いように感じられてなりません。多くの国民にとって期待の持てる確かな政策を望みたいものです。（土）

※再び明日から、都合によりブログをしばらく休止します。再開したら、また覗いて下さい。