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富退教(富山県退職教職員協議会)事務局からの情報発信です。会員の親睦を中心に教育現場への支援など様々な活動をしています。

学習効果置き去り不安 ~デジタル教科書を問う~

2020年12月01日 | 日記

 見出しは今日(12/1)の読売新聞1面の大見出し記事からの引用です。1面に続けて2面にも記事掲載があり、今後の連載特集記事になっているようです。北日本新聞紙面に比べて読売新聞の教育記事はいつも優れた内容を取り上げてくれるので、特にこの点での読売新聞購読の価値を感じています。他にも時折の大型特集記事には大新聞社としての取材力を感じて唸らされます。

 記事では、~行政のデジタル化を掲げる菅政権下で教育の在り方を大きく変える動きが加速している。~と、問題意識をもって特集しています。リード文では、(平井デジタル改革相が教科書を原則デジタル化に移行と考えを打ち出したことについて)子供の学力や生活習慣に影響を及ぼすだけに、丁寧な議論が欠かせない。先行する海外の例も踏まえ、デジタル教科書の課題を点検する。~と、展開しています。

 記事を読み進めると、日本において本格導入するにはクリアすべき課題が山積している様子!? 1面記事の文末では、~日本に先駆けて導入した海外では、学習効果が疑問視されるとして紙に戻した学校や、巨額の費用負担に耐えられず事業が頓挫したケースなど、運用を見直した例も少なくない。~と記されています。

 続く2面の記事では、文科省が19年末に打ち出した「GIGAスクール構想※小中学生に端末配布」での議論や進捗の現在状況が報じられています。紙の教科書は無料なのに対しデジタルは有償で、現在は自治体が負担して試行しているとのこと。先日も、朝日町教育委員会が積極的に取り組みを開始した様子がテレビで報じられ感心していましたが、どこまでやれるのかな?と若干の疑問も・・・。(土)

 


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