tomitaikyoブログ

富退教(富山県退職教職員協議会)事務局からの情報発信です。会員の親睦を中心に教育現場への支援など様々な活動をしています。

教員志願 減少に危機感

2018年11月19日 | 日記

 昨日(11/18)の北日本新聞1面の大見出し記事です。(1面の大見出しは注目すべき程の大きなニュースが無かったせいかも・・・?) これまでも、志願者減の危機感は伝えられてきていますが、今年度の採用試験で倍率が3倍割れになったことから県教委も悩んでいる様子。志願者減等による採用試験の倍率低下は全国的な傾向ですが、中でも富山県の倍率が全国最低となっているので「教育県」を自認している県教委としては苦しい状況と言えるでしょうか?識者も「教員の質の低下」を懸念しているようです。倍率低下にはいくつかの要因が考えられるようですが、「教員の労働環境の厳しさ」が広く知られるようになったことも大きいようです。(やはり何とかしないと・・・。)

 同記事の中に、岡崎浩幸(富山大大学院教授)氏の見解が記されており、「子どもに寄り添い、成長を見届けられるという企業にはない教師の醍醐味を教育機関として学生に伝えていきたい」との話がありました。かつて、現場にいた私たちとしても過酷な労働環境に悩む若手教員に何らかの応援の手を差し伸べたいなと思うのですが・・・。

 何と言っても現場の若手教員が教師の魅力を学生たちに直接伝えてくれることが大切と思うのです。そして、私たちとしては教育現場を支援するような世論形成の一翼を担えたらいいなと考えています。(土)