ナツメの実が生っていました。
すでにかなり大きな実になっていました。
そんな状態なのに、まだ枝先には花が咲いていました。
きれいな色形でした。
ナツメの名は、夏に入って新芽が出ること(夏芽)に由来するそうです。
茶器のナツメ(棗)は、この実に形が似ていることから、その名が付いたのだそうです。
鈴なり状態でした。
蜂が飛び回っていました。よく見るとまだ枝先に花がついていました。
枝のつけね側が大きい実だったので、付け根付近から花が咲き順に結実しているようでした。
子供の頃、母の実家に大きなナツメの木があり、のぼって遊んだり、赤くなった実を食べた記憶がよみがえりました。
リンゴに似た甘酸っぱい味と、60数年も前の昔を懐かしく思い出しました。
この実には各種の薬効成分があるそうで、古くに南ヨーロッパから渡来し、薬用に供されてきたとのことです。
その昔は、「桃栗3年、杏は4年、梨は5年、棗はその年(とし)金になる」といわれ珍重されていたそうです。