第51回桂米二不定期落語会
-演目-
桂二葉さん 『子ほめ』
桂米二さん 『厄払い』
桂よね吉さん 『ちはやふる』
桂米二さん 『牛の丸薬』
仕事終わって走って、なんとか間に合う予定が、地下街からあがる階段間違えちゃって、ちょっと頭切れちゃった。(^-^;
ま、でもとにかく二葉ちゃんのネタおろしである「子ほめ」聴くことが出来た。途中間違えちゃったんだけど、噺の中の登場人物と重ね合わせるなんて技まで披露してくれるとは思いませんでした。なかなかやってくれます。
『厄払い』は初めて聴く噺で、おまけに昔はこんなことしてたんだ。と「厄払い」自体知らなかった。昔の風習を知ることが出来るというのも落語の面白さの一つですね。それにしても、この厄払いの文句。この時代は百人いたら九十九人は知っていたというセリフがあるんだけど、さて・・・今だったら何人知ってるんでしょうねぇ。
桂よね吉さんのマクラでは、米朝師匠の話が出てきたんですが、まさか米朝師匠が「名探偵コナン」が好きでご覧になられてたとはびっくりです。「犯人はあのおてったいさんやで」などと米朝師匠の解説付きで一緒にご覧になられてたとか、うらやましい。落語は有名な「ちはやふる」。「つる」「やかん」のいい加減な説明噺の本編のような噺です。
「ちはやぶる神代もきかず龍田川からくれなゐに水くくるとは」有名な在原業平の歌ですが、さてこの歌の意味は?と聞かれてこの噺のように。ちはやにふられた龍田川という相撲取りが・・・って言うのも一興ですが、せっかくですから本当の意味を覚えておきましょう。ということで調べました。「不思議なことが多くあったという神の世の頃にだって聞いたことがない。
竜田川のきれいな紅葉が、流れる水を鮮やかな赤色の絞り染めにするなんて。」だそうです。これで一つかしこくなりました。落語ってためになりますねぇ。
『牛の丸薬』も初めて聴く噺だったんですが、この噺にも知らないものがいっぱい出てきます。まず大和炬燵。土で出来た炬燵って何よ?って感じだったんですが、コレだそうです。毎回ちゃんと用意していただいている落語の基礎知識に大和炬燵のことも書いていただいてたんですが、文字だけではわからなかったんですよね。写真見て納得。そして続いて出てきたのが「ホシカ」耳で聞いてるだけだと「干し草」のようなもののことかな?と思っていたんですが解説読んで納得「干鰯(ホシカ)」鰯なんですね。それで匂いが・・・って言う場面があったんだ。それにしてもうまいことだますもんです。遠い昔なら実際の詐欺に使えたかもしれません。面白い噺です。こういうの好きだな。それにまんまと村人をだました帰り道の片棒担がされた男が第一声を発するまでの間がいい。こういう場面の米二さんの間の取り方は絶妙ですよね。いやあ堪能した。
本年度初落語。さてさて・・・今年はどれだけ聴きにいけるでしょうか。
-2012.1.7 太融寺本坊-
-演目-
桂二葉さん 『子ほめ』
桂米二さん 『厄払い』
桂よね吉さん 『ちはやふる』
桂米二さん 『牛の丸薬』
仕事終わって走って、なんとか間に合う予定が、地下街からあがる階段間違えちゃって、ちょっと頭切れちゃった。(^-^;
ま、でもとにかく二葉ちゃんのネタおろしである「子ほめ」聴くことが出来た。途中間違えちゃったんだけど、噺の中の登場人物と重ね合わせるなんて技まで披露してくれるとは思いませんでした。なかなかやってくれます。
『厄払い』は初めて聴く噺で、おまけに昔はこんなことしてたんだ。と「厄払い」自体知らなかった。昔の風習を知ることが出来るというのも落語の面白さの一つですね。それにしても、この厄払いの文句。この時代は百人いたら九十九人は知っていたというセリフがあるんだけど、さて・・・今だったら何人知ってるんでしょうねぇ。
桂よね吉さんのマクラでは、米朝師匠の話が出てきたんですが、まさか米朝師匠が「名探偵コナン」が好きでご覧になられてたとはびっくりです。「犯人はあのおてったいさんやで」などと米朝師匠の解説付きで一緒にご覧になられてたとか、うらやましい。落語は有名な「ちはやふる」。「つる」「やかん」のいい加減な説明噺の本編のような噺です。
「ちはやぶる神代もきかず龍田川からくれなゐに水くくるとは」有名な在原業平の歌ですが、さてこの歌の意味は?と聞かれてこの噺のように。ちはやにふられた龍田川という相撲取りが・・・って言うのも一興ですが、せっかくですから本当の意味を覚えておきましょう。ということで調べました。「不思議なことが多くあったという神の世の頃にだって聞いたことがない。
竜田川のきれいな紅葉が、流れる水を鮮やかな赤色の絞り染めにするなんて。」だそうです。これで一つかしこくなりました。落語ってためになりますねぇ。
『牛の丸薬』も初めて聴く噺だったんですが、この噺にも知らないものがいっぱい出てきます。まず大和炬燵。土で出来た炬燵って何よ?って感じだったんですが、コレだそうです。毎回ちゃんと用意していただいている落語の基礎知識に大和炬燵のことも書いていただいてたんですが、文字だけではわからなかったんですよね。写真見て納得。そして続いて出てきたのが「ホシカ」耳で聞いてるだけだと「干し草」のようなもののことかな?と思っていたんですが解説読んで納得「干鰯(ホシカ)」鰯なんですね。それで匂いが・・・って言う場面があったんだ。それにしてもうまいことだますもんです。遠い昔なら実際の詐欺に使えたかもしれません。面白い噺です。こういうの好きだな。それにまんまと村人をだました帰り道の片棒担がされた男が第一声を発するまでの間がいい。こういう場面の米二さんの間の取り方は絶妙ですよね。いやあ堪能した。
本年度初落語。さてさて・・・今年はどれだけ聴きにいけるでしょうか。
-2012.1.7 太融寺本坊-