異様、かつ記録破りの暖かさだったバレンタインの土曜日、花粉飛び交う中、車の移動で行ける場所をぐるっとパス対象の施設の中から選びました。こちらと世田谷美術館、共にシモキタからは遠くなりますが、それでも同じ世田谷区の中。ナビの距離も6kmかそこらを指していました。
さて、こちらは戦後期の大実業家の1人、五島慶太さんのコレクションを展示するところ。達人は大学時代のクラブ活動では息子の昇さん(勿論、我々からはずっとシニア)→東急グループに色々お世話になっていたんですが、この美術館の存在は今回初めて知りました。
小堀遠州とか千利休とかの茶釜やらその他小道具、筆跡など、あ、そうそう秀吉が茶々に宛てた手紙なんてのも展示されていました。お茶そのものには造詣がないので良く分からなかったんですが、それでもいいものであることは感じ取れました。
恐らく、戦後間も無い時代、お金に困った方々が売りに出したのを、”ご(う)とう・けいた”の異名を取った慶太氏が買い集めた、というところでしょう。まあ、逆に言えば、こういった美術・工芸品が散逸しないで、今もコレクションとして見られるのですから、感謝すべきかな。
こちら、行かれた方はご存じでしょうが、美術館よりもお庭が立派。庭園だけで100円だったかな、入場料を取って公開しています。西、富士の方向に向かっての広大な斜面が庭を形成、そこいら中に石像とか置いてあって、まあ見事としか言い様がありません。代官山の朝倉家住宅跡もそうですが、東京西部では富士を借景とするように西向き斜面の高台、というのがお屋敷の一つの条件かも知れません。
但し、残念だったのがカラスの白い糞がそこらどころでなく全面に展開、落ちていたこと。まあ、メインテナンスの方も全てを掃除するのは無理なんでしょう。繁殖期、ということもあるのか、この日も無数のカラスが飛び交って怖い位でした。
後、東急電車が近くを通り過ぎていくのはお約束ですね^^。あ、お邪魔した日の異様な暖かさのせいか、庭になんと蝿が飛んでいました。何時頃まで生き残ったかな?
こちらの入場料700円が200円割引になり、ぐるっとパス効果は計9,94510,045円。まもなく早くも5桁入りです^^
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