写真は近代美術館から外の様子を撮ったもの。お気付きのように、季節は2008年春、桜の季節です…;
ここへ向かったのは、横山大観の生々流転が目的。教科書とかではタイトルを見るものの、実際にどんな作品かよく分からないこの絵が全部展示されているから、というニュースを見て、でした。
行ってみたら、入口横1階に特別展示場が作られ、常設展の入場券で見られます。何となく人生の流転をテーマにした作品と思い込んでいたのですが、内容的には水が源流から川を行き、河口から海に至る、というものです。人生を暗示している、というのは当然の裏読みですが、見たところではそんなに感じなかったです。
ゴルファーの常?として、展示台の長さを歩測したら約50ヤード、45m。
その後、多分以前に1回見ているとは思うのですが、の企画展で来た時には注意を払わない2~4階の常設展へ。へえ、この美術館、近代という名前は1900年代に入ってからの日本の美術にフォーカスしている、ということなんですね。
先日書道博物館で拝見した中村不折さんの今度は絵画や、戦中きわどい時代に書かれた河原温さんの絵とかに興味を持ちました。一番は、新海竹太郎さんという作家の”ゆあみ”というブロンズ像。元々の石膏像は重要文化財、ということでしたが、生き生きとした女性の肉体を素晴らしく表現していました。左が、独立行政法人のサイトから取ってきた;;ものですが、これはその重要文化財となっている石膏像のもの。1907年の作品だそうです。他の方のサイトには近代美術館で見られるブロンズ像のものも散見されますが、なぜか微妙に違うもののような気がします。色がある、というのは、そういった効果もあるのでしょうか?
今回のぐるっとパスは、対象になっている美術館の性質から日本の作家の再発見の旅にもなっています。
あ、後、前来た時も感心したんですが、ここの木張りの床、っていいですねえ。好きです。
さて、お金ということでは、常設展ということで入場料420円。これがぐるっとパスで無料となっての、合計は計算めんどくさくなったの2,720円也。
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