tokotoko花日記

富山発 我が家のガーデニング便り
趣味のガラス工芸の制作についても発信しています
趣味人生活を満喫しています

クリムト皿 フュージングの窯出し

2013-01-21 | フュージングガラス2013

昨日の日曜日、フュージングしたクリムト皿を取りに、富山ガラス工房へ行きました。

スランプの窯入れは、来週の日曜日なので、わざわざ取りにいかなくても良かったのですが、どんな仕上がりになっているか、早く見たかったもので・・・。

丁度、キルン講座の初級コースの人達が、受講している最中でした。

キルン講座は、初級コースが3ケ月の間に10回受講し、1通りの技術を学びます。

その後、さらに続けたい人は、継続コースへと進みます。

継続コースは自由制作で、何回かある受講日から、窯入れの都合に合わせて、5回受講できます。

私はキルン講座の1期生で、その当時は、初級コース、中級コース、継続コースという流れでした。

思えば5年も前の事です。

始めたばかりの頃は、面白くて、面白くて、夢中になっていました。

初級コースの人達がどんな作品を作っているか、そっと覗いてみると、「うんうん、なるほど。」って感じです。

自分が始めたばかりの頃、試してみた事を、楽しそうにやっているのを見ると、「私もそうだったなぁ・・・。」なんて、思い出しました。

「この人達が、皆、継続コースに進んでくれると活気付いて良いのになぁ・・・。」とも・・・。

で、私の作品はどうなっているか・・・。

おおっ

ばっちり

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やっぱ、 クリムトムード、むんむん。

心配していた、銀澄の溶変は、縁の方にやはり若干あります。

(銀はガラスに含まれる成分と反応して、ガラスの色によっては、色が変化してしまいます。

赤が一番反応しますが、下地に使ったクリーム色も、反応する可能性がある色なんです。

解っていたのですが、ここはどうしてもクリーム色にしたかったし、プラチナでは無く、銀を使ったのにも、私なりのこだわりがあるんです。)

まぁ、これも味わいという事で・・・。

そこが、工芸家と趣味人の違いと言いましょうか。

あっさり、許してしまっています。

初めて使った、高温の絵付け用絵具の発色もバッチリ。

家の家庭用電気炉「雪ん子」で色を試してみた時より、はっきりとした色合いになっています。

上に透明ガラスを載せたので、絵具が盛り上がった分、空気が入って、思ったより泡がかなり入っています。

ただ、その泡が入る事により、黄色と黒という、激しい色の組み合わせを和らげている様にも感じます。

残念なのは、くるくる模様のところに入れた、金澄、銀澄が、その空気のせいで、めくれたり、割れたりして、存在感が薄れている事かなぁ・・・。

でも、思いの他、不透明の緑が効いている所は、うれしい誤算です。

色々な思いが錯綜しますが、概ね満足と言えます。

もう一枚の、絵付けのリベンジの方は、

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こちらも、発色はばっちりです。

廻りの泡入れも完璧。

本当は黄緑の部分を、青にしたかっんだけど、在庫が無くて、黄緑にしたのですが、これはこれで良いかも・・・。

もう一枚の、5年前初級の頃作った青いお皿とペアの赤バージョン。

Dsc04487

これも、まあまあの出来となりました。

以前作った青いお皿は、板ガラスを砕いて泡を入れていたのですが、今回は、右のラインは、ストリンガーで、左のラインは、フリットで泡を入れてみました。

どの作品も、これで完璧という事は無いのですが、、新たな課題に向かって、「永遠の趣味人」の挑戦は続きます。

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「森のイスキア」

2013-01-18 | ブログ

先日、ヨガの先生から本をお借りしました。

佐藤初女さんの 「いまを生きる言葉「森のイスキア」より」 です。

Dsc04475

まだ途中までしか読んでいませんが、

食は命の源という言葉には、同感です。

佐藤初女さんのように、丁寧に食事を作る事は、到底できませんが、心を込めて作るという点では、少し真似できそうです。

「インスタントや冷凍食品を使わないお料理」 私にはちょっと無理かも。

お弁当に入れる物が無い時、冷凍食品を使うし、ヨガに行く日は、時間が無いからレトルトの丼物とサラダとみそ汁という献立になってしまいます。

でも、毎日のお食事が身体の健康、心の健康を作るという点で、自分なりに「料理の掟」を作っています。

 ご飯は、分搗き米に雑穀を混ぜて炊く。

 お塩は、精製塩を使わずに、粗塩を使う。

 砂糖は、白砂糖を使わず、三温糖かきび砂糖を使う。

 主菜は、肉と魚を交互にする。

 おかずは、3品以上作る。

これらは、長年続けてきた、絶対に譲れない掟です。

後、気を付けている事と言えば、

 野菜は、出来る限り、我が家の家庭菜園で作ったものを食べる。

 その季節に、その場所で出来た物をなるべく使う。

( 冬野菜には、身体を暖める効果があり、夏野菜には、身体を冷やす効果があるそうです。

その地域で、その季節に出来た物は、その場所の気候風土に即したエネルギーを蓄えていると言う事ですよ。)

 食品添加物のなるべく少ない食品を選ぶ。

 発酵食品をなるべく多く食べる様、心掛ける。

 きのこ類海藻類を多く食べる様、心掛ける。

 食事の時間は、平日、休日に拘わらず、なるべく同じ時間にする。

等です。

時間が無くて、大急ぎで作る事もしばしばですが、何よりも、「料理は楽しんで作る」という事も挙げられます。

楽しんで作らないと、心を込めて作るなんて無理ですよね。

実のところ、お料理が苦になった事は、一度もありません。

(身体の具合が悪くて、食欲が無い時は別ですが・・・。)

でも、こんなに気を付けていても、ご多分にもれず、主人は、血糖値や血圧が高く、私はコレステロール値がやや高めです。

ただ、ここ何十年も殆ど風邪をひかず、インフルエンザにもかからないのは、自慢できる事です。

もちろん、時には外食もするし、仕事の関係で主人が夕食不要の日は、ついつい簡素になってしまいますが、そういう時ってなんだか、お腹は一杯になっても、心が一杯にならないんですよね。

結局のところ、「お家ご飯」が大好きなんですよね。

自分でお料理して、家族で美味しく頂く。

そのプロセスが無いと、満足が得られない様になってしまったというか・・・。

その上、自分で作った野菜となれば、満足度はもっとUPしますよね。

嫌いな野菜でも、形が悪くても、へっちゃらです。

「天の恵みを頂く」っていう気持ちになれます。

もしかしたら、子供時代に、いつも食事の時間がバラバラで、食べる時間帯もマチマチだった事がトラウマになっているのかも。

母はいつも仕事で忙しく、「おふくろの味」には無縁な生活でしたから。

お料理当番は、子供の頃から殆ど私の役目でしたもの。

そうそう「おせち料理」にも無縁でしたね。

テレビのコマーシャルで「おせち料理に飽きたら・・・。」っていうのが一時ありましたが、私は、子供の頃、「一度でいいから、おせち料理を飽きる程食べてみたい。」と夢見ていました。

結婚してからも、食事はずっと姑が作っていたので、私はずっとお料理の出番が無くて、さみしい思いをしました。

今は、存分に作れるので、本当に楽しい毎日です。

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寒さに耐えて

2013-01-17 | ガーデニング2013

今日の富山は、朝から雪がちらついています。

クリスマス寒波、お正月寒波と続いた後は、暫く穏やかな日が続いていました。

昨日あたりは、田畑を除いて、家の周りの雪は殆ど溶けて、植物が顔を出していました。

かき氷の様に雪がこんもり積もっていた鉢も、ビオラが頑張って咲いています。

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耐寒性だったか、心配していたプリムラもちょこんと顔を出している所を見ると、大丈夫のようです。

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氷点下の日が何日もあったのに、こうして雪が融けると花が顔を出すなんて、凄い生命力ですよね。

寄せ植えの葉牡丹は、雪にも氷にも動じない様子です。

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これらは、昨日の朝撮った写真です。

昨日の朝、久し振りに花達を眺めて、

「早く春にならないかなぁ・・・。

まあ、後2~3回は寒波が来ないと無理かなぁ・・・。

それに、2月の凍てつく寒さも乗り越えないとね・・・。」

なんて思っていたのに、今日はすっかり雪化粧しています。

その雪の下でも、花達は頑張って咲いてるんですよね。

可愛や。可愛や。

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雪ん子で「クリムト」風 小皿

2013-01-16 | フュージングガラス2013

またまた今日もしつこく「クリムト」ネタです。

以前家にある家庭用小型電気炉「雪ん子」でフューズした、クリムト風小皿を先日の3連休で、スランプしてみました。

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やっぱり いいわぁ・・・。

どこがクリムト

って言われても、平気です。

居直る事にしました。アハッ。

絵の一部をデザインした中皿でさえ解ってもらえなかったから、イメージ先行の小皿の方は理解を得ようと期待せず、自分の世界に引きこもる事にしました。

でもね、前にフューズした時の写真をブログにアップした時に、唯一、ヨガの先生だけが、「最初の写真でクリムトって解った。」って言って下さったんです。

先生、優しい。

ヨガの時も、先生の優しい声を聞いてヨガをしていると、凄く癒されるんです。

中皿の方は、クリムトの絵の一部をモチーフにしてデザインしましたが、小皿の方は、自分が絵から受けた印象のみで作りました。

私の中でのクリムトは、「黄色と黒、金箔、渦巻き」なんです。

で、クリムトの世界に浸りながら、黒と黄色の分量を逆にしたものも作ってみました。

もうこうなったら、暴走は止まりません。

気の済むまで、やらなくっちゃ。

で、フューズしたのが、これと、

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これ、

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きゃあ、美しい。

お皿になった所を早く見たい。

電気代の事も忘れて、除冷を待って、直ぐにスランプ。

(フュージングは、板ガラスを電気炉でフューズ(熔着)させた後、型に合わせてスランプ(成形)します。

電気炉で熱をかける時は、徐々に熱をかけ、ゆっくり冷まさないと割れてしまいます。)

3連休の間、雪ん子はフル稼働。

で、出来上がったのが、これと、

Dsc04454

これ、

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なんだか、あんまり美しくて、涙出そう。

(自分の世界にどっぷり浸っています。)

4枚並べて見ると、

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ああ、幸せ。

もう、言う事無いわぁ・・・。

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「クリムト」って何だっけ?

2013-01-15 | フュージングガラス2013

3連休の中日の日曜日は、1月からの後期キルンワーク講座の初日でした。

今年に入ってから猛ダッシュで作った「友の会」展用の作品を、フューズの窯入れの為持参しました。

「なんとか間に合って良かった。」とワクワクしながら、作品の入ったコンテナを搬入し、

「友の会展の作品、私はオーストリアをテーマに作る事にしたの。」

と言いながら、ルンルン気分で、電気炉にセット。

(今回の友の会展は、「世界の国を旅する」がテーマなんです。)

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「これなんだか解る。

と言うと、すかさず「唐草模様。

まぁ確かに・・・。

「オーストリアと言えば、ウイーンの・・・。」とヒントを出しても、

「ウイーンと言えば、音楽でしょ。」 やっぱりそう来るか・・・。

「ベルヴェデール宮殿の・・・。」と言うと、

「なんだ、宮殿かぁ。」

「えっと宮殿じゃなくて、その宮殿にある、クリムトの絵なんだけど・・・。」

「・・・。」

「クリムトの「接吻」っていう絵知らない。

「・・・。」

なんだか急に意気消沈。

一人位は、「そうだ、そうだ。確かにクリムト。」と盛りあがってくれると期待してたのに、完全にテンション下がっちゃいました。

クリムトが、ピカソやゴッホやミロの様に、「絵画に興味の無い人でも、みんなが知っている画家」っていう訳じゃないせいなのか・・・。

はたまた、この作品がクリムトを感じさせないのか・・・。

あ~あ、がっくり。

急に無口になって、もくもくと作業を続ける私でした。

オーストリアへ行った時に買ってきたこのカップ。

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ほらね。 って皆に見せれば良かった。

いいや、みんなに解って貰えなくても、自分だけで浸ってるから・・・。と、気を取り直して・・・。

しばらくクリムトにかかりきりだったので、講座の作品作りがおろそかになり、今回の窯入れは、2点だけです。

高温用の絵具を買ってみたので、絵付けのリベンジと、

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フュージングを始めたばかりの頃に作ったこのお皿、

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以前から赤バージョンも作ってみたいと思っていたので、てっとり早くささっと作ったこの作品。

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前は、板ガラスを乳鉢で砕いて泡入れしたのですが、今回は、ストリンガーとガラスフリットで泡入れしてみる事にしました。

ああそれと、おまけがあった。

家にある小型電気炉「雪ん子」で箸置きを作る時に、余ったスペースで作ったアクセサリー。思った仕上がりにならず、工房の加工室で、気に入らない部分を削りまくったこの作品。

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削った部分を艶っとさせる為に、もう一度低温で窯入れする事にしました。

さてさて、クリムトを含めて、どんな作品に仕上がるか。

楽しみ、楽しみ。

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