先週末、富山県中央植物園で、オオオニバスの花の鑑賞会がありました。
年に2日間だけの鑑賞です。
これを見逃したら、来年まで見る事が出来ないとなると、何をさしおいても行かねば・・・。
オオオニバスの花は、夜開きます。
夜の植物園は、ジャングルの様な感じで、不思議な雰囲気。
温室を通り抜けた外の池にオオオニバスの花が咲いていました。
係りの方が懐中電灯で花を照らして下さいました。
1日目の花は、真っ白です。
2日目の花は、ほんのりピンク色です。
なんだかとっても幻想的な雰囲気です。
私は、ただのデジカメで撮りましたが、何人もの方が、一眼レフカメラを三脚に取り付けて、撮影しておられました。
館内に切り取った花が展示してありました。
間近で見ると、30cm位で、かなりの大きさです。
匂いを嗅いでみると、1日目の白い花は、パイナップルに似た甘い香りがします。
2日目の花は、殆ど匂いません。
なんでも、1日目の白い花が匂いで虫を寄せ付け、夜が明けたら花を閉じて虫を閉じ込めてしまうんですって。
2日目の夜、花が開くと、花粉を身体一杯に付けた虫が、また1日目の花の匂いに誘われて飛んで行き、花が受粉するんだそうです。
自然の営みって凄いですね。
オオオニバスの葉っぱも展示してありました。
葉っぱの裏には鋭い棘が沢山付いています。
夏休みには、池で子供達が葉っぱの上に乗るイベントをやっていますが、乗れるのは体重30kgまでだそうです。
館内には、たまたま「月下美人」も咲いていました。
これも1日限りの花です。
珍しい植物の花を二つも同時に見る事が出来、大満足な日となりました。