東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

喉元過ぎても熱さを忘れずに

2022年07月05日 21時01分00秒 | レース反省

お疲れ様です。4470スキッパーの調です。


先週の土日、関東個人戦がありました。

リザルトは以下の通りです。


94


50 4579 調・工藤 (33)-28-28-22-6-15-18 117 22

51 4791 高原・松尾 (BFD)-24-22-28-20-6-20 120 23

49 4692 藤田・加藤 11-(36)-34-31-18-8-31 133 24

249 4452 吉田・丸山 28-40-41-37-40-25-(DNF) 211 35

250 4357 佐藤・大野 49-47-45-39-56-56-(DNF) 283 46

251 4303 澤田・山本 (DNF)-50-57-52-44-60-DNF 358 57



結論から言うと、関東個人戦で敗退し全日本個人戦には行けませんでした。


正直に言うと、絶対突破はできると思っていましたし、この敗退を受け入れるのは非常に辛いです。


レースを振り返ります。



初日。南風強風が安定して吹く絶好のコンディションで、自艇は前を走れませんでした。


前提として、強風のボートスピードが上位校に対して及んでいなかった。上位15艇には明らかに走り負けていたし、15-30くらいにも走りで差をつけられなかった。


そして、何よりも、あまりにもミスが多かった。経験値があるペアで、ボートスピードが優れなくても他でリカバリーをしてまとめなければいけない展開なのに、本当にアホみたいなミスを繰り返しました。


スタート後に簡単なポースタでケースを起こし、唯一10番前半で回ってきたレースも2下でティラーを離し沈。


今でも思い出します。



結果、初日を終えて、個戦圏内まで約30点とかなり厳しい展開になりました。


2日目は南風の軽風で、周期的なシフトがあるコンディション。


自艇はスタートのサイドを慎重に見極め、ある程度順位をまとめることができました。

自分の実力をそのまま出すことが出来ました。


しかし、結局9点及ばず敗退。


初日しょうもないミスで稼いだ何十点。

2日目死ぬほど集中して稼いだ数点。


ヨットレースは減点方式。

この言葉がまさに当てはまります。


一年生の頃から目標にしていた全個は、するすると消えていきました。

今でも初日の景色がフラッシュバックして、胸が苦しくなります。


でも、僕らの目標は全日本インカレ6位です。


全個に行ったよりも、負けてあそこで変われて良かったと、引退後笑って言えるように、もっと真摯にヨットに、部活に取り組んでいこうと思います。



未練がましい、見苦しいブログになりました。


泣いても笑ってもあと4ヶ月、死ぬ気で走り抜けます。



ディンギー班主将 調亮太郎



貴重なレース経験

2022年07月05日 19時24分00秒 | レース反省
お世話になっております。2年470スキッパーの澤田です。最初にちょっと雑談をはさませていただきます。最近、レースが続いていた関係で葉山と江ノ島の間を往復することが多かったのですが、その中でダイチャリの使い方を覚えました。そして初めて電動アシスト自転車に乗りました。これは電車より安く景色も素晴らしいので最良の移動手段です。しかし、いくら電動だとはいえ起伏があって割と体力を使うので疲れている時はおすすめしません。借りる時間が30分以内であれば130円なのですが、それに収めることには一回も成功していません。雑談はこれで終わりにします。

さて、6/25,26はスナイプの関東個人戦の運営で3マークを担当していましたが、7/2,3は470の関東個人戦に同期の山本と選手として出場しました。スナイプのレースは風が振れ振れだったり強すぎたりして1レースしか行われなかったのに対して、470は7レースも行われました。しかもそのうち4レースは7~8mくらいの割と強風で、練習でさえこれほど強度の高い練習はやったことがなかったため、体力的にかなりきつかったです。でもそれだけ得られるものも多く、充実した二日間でした。

レースを振り返って、成長した部分と課題だと感じた部分について話そうと思います。

まずスタートが決まる回が少なからず出てきたということ。スタート前のボートハンドリング•微速前進が春よりも上達してきて、最前列でウェイティングしてスタート直後フレッシュを掴んで走れることが、何回に一回かできるようになりました。もちろん、周りに強い選手がいなかったとか比較的空いていたとか好条件が重なったためかもしれないけれど、それでも確実に一段階成長したと感じています。次に一回も沈しなかったこと。春の練習を思い出すと、風が強いとやっぱり沈することが多く安定して走れなかった自分がいます。今回のレースでは沈艇もちょくちょく見かけましたが、自分達はなんとか回避できました。それから、スタートラインの有利がどっちかというのも毎回ではないけれど当てることができたかなと思っています。第5レースで下有利の時に、タックして多くのスタボ艇の前を切って行った時は流石に興奮しましたね。

課題については挙げればキリがないのですが、特に強く感じたのはボートスピードの遅さと風の変化の把握とランニングのタクティクスです。ボートスピードについては普段の練習の走り合わせなどでより意識して取り組んでいくべきだと感じました。風の変化の把握はなかなか難しく、どう取り組んでいけばいいかわからないところではありますが、他艇の角度や海面など情報源は絶対にあると思うので、これから沢山経験を積んでいこうと思います。ランニングでは自分がジャイブポイントを決めているのですが、もっとこうすれば良かったんじゃないかと思う部分があるのでコース練で実践していきたいと思います。

小松さんや矢野さんはよく、レースで安定して良い成績を出す選手の考え方や行動がどのようなものか仰います。それを聞くと、やっぱり強い人には強い人なりの理由があるのだと感じます。自分もどうすれば速く走れるのかを常に考え、今の成長曲線を今後も保てるよう頑張っていこうと思います。

それでは失礼します。





新入生自己紹介2022 part15 松本大生

2022年07月05日 10時00分00秒 | 新入生自己紹介

松岡さん、紹介ありがとうございます。文科二類2年の松本です。

歩くことが特段に好きなわけではないのですが、人間やれば意外とできるものです。ただしもう二度とやりません。

写真は大学一年の頃、同クラの友達に隠し撮りされたものです。私は写真を撮る習慣が全くなく、このようなお粗末なものしかありませんでした(泣)。

さて、私もこれまでのヨット部員の皆さんに見習い、自己紹介なるものをさせていただきます。私は文章を構成する能力に恐ろしく欠けているので、それを踏まえて温かい目で、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

出身は愛媛県松山市で、高校まで松山で過ごしました。松山から東京に出てきた友達は意外と多く、大学に入ってからもよく遊んでいる次第です。私は中高一貫校に所属しており、中学1、2年ごろまでテニス部などに所属していました。が、一定の人と仲良くなるうちに、部活動から離れ始め、いつの間にか帰宅部になっておりました。帰宅部になってから運動は、朝の通学での激チャリ(高校からはかなり遅く家を出ていたので)と体育の時間、それに中間、期末テスト終わりに中高の寮生と共に行うバドミントンくらいでした。

そんな私がどうしてヨット部に入ったのか。実は大学に入った当初から、うっすらとヨット部の存在を気にはしていました。実家が海に近く、海に対する抵抗みたいなものがあまりなかったこと、東京に来てから、海が近くにあるという環境に懐かしみを覚えていたことなどが理由としてあると思います。

しかし、私の入学当初は、コロナによる活動制限で、大学でのテント列という部活やサークルの先輩と話す機会がなくなってしまいました。

そんなわけで、私は一年の頃にいくつかのサークルに友達の誘いなどで入りはしたものの、なかなか自分に合うなと思えるところがなく、辞めてしまいました。かといって自分から気になるサークルにコンタクトを取るという主体性はありませんでした。そうして、サークルや部活動に本腰を入れることは諦め、コロナもある程度収まっているであろう2年に華やかな大学生活をお預けしたのでした。(一年の頃は、大学の授業はオンラインで、遊び相手は同クラか、高校の友達かみたいな感じでした。授業関連と遊び以外の時間は家事か映画を見て過ごすという自堕落生活でした笑。)

そうして、無事単位を取り、待ちに待ったテント列。いざ、ヨット部に入ろうと、、、というやる気があったわけではありませんでした。あくまで気になっているぐらいの意気込みで、入るかどうかは微妙というのが正直な心境でした。そんな心境ではあったものの、試乗会があると聞いて、「まあ行ってみっか」という軽い気持ちで行ってみたのであります。

乗った瞬間、自分の気持ちが「入る」と定まりました。潮の匂い、風を捉える感覚、海をカッ切って走っていく感覚、全てが自分にとって懐かしいような新鮮な感覚で、一瞬で魅せられてしまいました。また、部内の雰囲気をここなら安心してやっていけると思えるもので、そこも入部を後押ししました。

入ってからもヨットへの魅力は衰えることはなく、むしろ、現在進行中で、日に日に増していくばかりです。同じ新入生も皆、いい人ばかりで入ってよかったなと改めて思う次第です。

現在、私は一年分の遅れを、人一倍頑張って追いついていこうと思っています!

なかなかまとまりのない文章になってしまいましたが、以上が自己紹介とヨット部への入部経緯です。

次回は私と同じ苗字を持つ、私の最低5倍はナイスガイな松本悠汰君です。お楽しみに!


新入生自己紹介2022 part14 松岡渚

2022年07月03日 12時30分41秒 | 新入生自己紹介

槇枝くん、ご紹介ありがとー!

2ヶ月間金髪で過ごし、つい先日黒髪にインナーだけ金にして染め直したのですが、ここ最近急激に暑くなり、黒髪の方が太陽光を集めやすいと聞きショックを受けているところです。

あえて写真は、まだヨット部の誰とも知り合って無い頃の黒髪ロング時代にしてみました✌︎



改めまして、聖心女子大学1年、松岡渚(まつおかなぎさ)です。出身地は東京で、小学5年生から聖心女子学院に通っています。中高は軽音楽部でドラムを担当していました。趣味は本当に沢山あります。

一つは音楽を聞くことで、J-POP、K-POP、洋楽、なんでも聴きます!でも、spotifyの曲をランダムでながしているので、曲を知っていても題名を知らないこともしばしば。これからは頑張って覚えていこうと思います、、

あとは漫画を読むこと、映画を見ること、なんでも好きです。今ブログを書いていて思い出したのですが、中学2年生の時に資格を取ることにハマっていた時期があり、スキューバダイビングと乗馬の資格を取りました!大学生になったら車の免許も早々に取ろうと考えていたのですが、未だ計画すら立てることが出来ていないので、車及び小型船舶免許はなるべく早く!とりたいと思います!



では、私もヨット部の入部経緯についてお話しさせていただこうと思います。

簡単に申し上げると、海が好きだからです!え、毎週海行けちゃうの?!と思い、入部を決意いたしました。また、参加した試乗会で先輩方が本当に優しく、とっっっても楽しかったのが印象深く、是非このアットホームな空間で一緒に活動したい!と思ったのも入部にいたった理由です。正直、マネージャーとしての役割も十分には理解出来ていませんでしたし、力量も“今はまだ”ありませんが、そういった相談にも明るく答えて下さった先輩方の下、これから皆んなを支えられる立派なマネージャーになれるよう頑張ります!よろしくお願いいたします!



次は、葉山から元住吉まで7時間半以上かけて歩いて帰った、超タフな松本くんです!携帯の充電が切れてもコンビニの店員さんに道を尋ねながら帰ったそーです、お楽しみに!


たこせんは、「多数関東個人戦通過」の略です

2022年07月01日 22時14分00秒 | レース反省

1年前の関東470決勝は、苦い思い出のかたまりです。


1Rめ、5m程度のあまり強くない風のなかランニングで沈をして、DNF2Rめ、スタートで第三線で出て、前とどんどん離されて、フィニッシュライン直前でまたもDNF3Rめだけなんとか得点をつけて、よし明日こそと思ってのぞんだ2日目は強風でAPA。え、おわり??



あれがちかさんの現役最後のレースになってしまいました。

もう自分でもあのレースにどう折り合いをつけるべきか、わかりませんでした。


もうあんな思いはしたくない、あんな思いを後輩にさせたくない。そう胸に誓って、最高学年になりました。


そして、思いがけず、再挑戦する機会をいただきました。


関東470決勝2022です。


お世話になっております。4470スキッパーフジタイクです。


投稿遅くなり、失礼しました。


さて、先週の土日に行われた関東470決勝のレースについてのご報告です。


以下、リザルトです。


86

4579 調(4)/工藤(4) 19  19

4692 藤田(4)/下重様 22  22

4791  高原(4)/松尾(3) 23 23

4452 吉田(3)/丸山(3) DNF 87

4357 安藤(2)/大橋様 RET


個人戦に向けたペアである加藤が学連に駆り出されたということで、1年前と同じく、ちかさんと出ました。

両日とも平均10mの強風予報、でも関東470協会ならやるだろうな、という風。


1日め、「4-5knot」という海上情報をみてハ?となるが、出艇してみてその意味を知る。

北風と南風がK-1してました。波は白波が立つくらい高くて、風向があっちこっちにかわり、それでいてブローはものすごく強い。沈艇もいっぱいいました。


そこからさらに風が落ちて、なが〜い海上待機。酔いとの戦いです。目の前で「あ、やばいかも」と言ってるちかさんをみてこちらも「あ、やばいかも」てなりました。ちなみに2人とも耐えましたよ。


ようやく南風が安定して入ってきたと思いきや、なんだかミルミル吹き上がります。

オレンジがあがって、スタートラインに戻ろうとしたとき、たっっかい波に体勢をくずし、沈をしてしまいました。

急いで復帰し、スタート6分前くらい。アウターの下まででてピンダウンを一瞬で終わらせ、慌てて並びに行きます。スタート3分前。リサーチする時間がなかったので、空いていた真ん中のアウターよりからそのまま出ました。


あとはもう、一生懸命走らせて、安全にタックして、ロングはちかさんに見てもらって、ちかさんが他艇を見ている時にたっっかい波がきたら叫んで。ランニングも船が安定してからスピンをあげて、安全にジャイブして、攻めた動作をせずにフィニッシュしました。


2日め、前日と同じ予報でしたが、APA

レース委員長があばらを折ったようです。海に出るのが辛かったのかもしれません。


女子ペア2位だったので、銀メダルをもらいました。



完璧にやるべきことをやれたとは言い難いです。詰めが甘い部分もたくさんありました。


けれど。


1年前のモヤモヤとした呪縛から、解放された気がします。


ありがとうございました。


他にも、レースのために、大橋さま、鈴木さま、古橋さまが来てくださいました。

ハードなコンディションの中、ありがとうございました。


明日からの個人戦も、頑張ります。流れ、キテます!!!


東京大学運動会ヨット部4

藤田郁


新入生自己紹介2022 part13 槇枝大祐

2022年07月01日 21時41分47秒 | 新入生自己紹介

ななかさん、鋭いパスをありがとう。そうです、サングラスがマイブームです。おでこサングラスが似合う海の男がかっこいいと思っているのですが、どうやら時代遅れのようです。

東京大学理科一類一年、槇枝大祐(まきえだだいすけ)と申します。出身地は川崎市で、出身高校は早稲田高校(わせこー)です。中高ではバスケ部に所属していました。部長をやってた感があるらしいですが、平部員でした。試合では、上手なチームメイトが得点しやすいようにお手伝いをする、良く言えば縁の下の力持ちポシションでした。

出身校のわせこーの魅力を一つ紹介します。わせこーは文化祭に注力する学生が多く、僕もその一人でした。来場者二万人を誇る文化祭で、校庭に期間限定で設置する噴水づくりにガチでした。語りすぎてしまうので、僕に直接聞いていただければ嬉しいです。まとめると、わせこー出身は早稲田愛に溢れていると思われます。

趣味の一つは、レゴブロックです。東大レゴ部と兼部?をしています。「東大レゴ部に入る」と幼稚園児の時に宣言し、高校生まで作品制作をしていました。ようやくその夢が叶ったことになります。(レゴのためだけに東大に入ったヤバい奴ではありません。)

 

前置きが長くなりましたが、ヨット部の入部経緯について話します。

正直に申し上げると、僕の兄の影響です。兄はヨット経験者であり、兄の話の9割はヨットについてです。よく喋る兄なので、嫌と言うほどヨットが耳に入ってきました。もはや洗脳でした。

ですが、ヨット部に入る気持ちはほとんどありませんでした。海の男ではなく、サークルか何かでゆるく大学生活を送り、その中で大学生活のやりたいことを決めていこうと思っていました。そのため、初めての試乗会は、兄の言うヨットとはどんなものかな、という軽い気持ちで参加しました。

しかし、家に帰ってきた頃には、真剣に入部を検討し始め、もう一度ヨット部を体験したいと、連続で試乗会の予約をしていました。先輩の楽しげでありながら、真剣な眼差しと、ヨットの海上でのスピード感、ヨットの出艇動画に惚れたからです。

もう一つの理由は、ヨットが奥深い頭脳スポーツであるということを教えてもらったからです。他のスポーツが頭を使わないとは言いませんが、風や波、ボートスピードなど実に多くのことを考慮し、どうしたら早くマークに辿り着けるかを考えるヨットの面白さに飛び込んでみたいと思いました。

優柔不断な性格から、入部するか散々迷いました。最終的には強い海の男になるという目標を立てて、ヨット部入部を決断しました。

 

現在は操船感覚の楽しさから、ホッパーに夢中になっております。個性豊かな同期にも恵まれ、東大ヨット部に入った幸せを噛み締めているところです。これからは、同期と切磋琢磨し、レース競技としてのヨットの面白さを見つけていきたいです。

 

長くなりましたが、僕の自己紹介は以上です。

次は、最近髪の毛を染めて、素敵にイメチェンしたマネージャーの松岡渚さんです。乞うご期待。