東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

京大留学@琵琶湖

2024年03月12日 17時39分24秒 | 通常練習
お世話になっております。470スキッパーの大下です。私は3/8~3/11の間京大留学ということで、琵琶湖の方で練習していました。

そもそも、二年生である私がなぜ京大留学に行ったかという話なのですが、正直なところ特に深い目的はありませんでした。全日本インカレを最後に会っていない京大ヨット部の友人たちに会いたいな、というのと普段とは違う場所でセーリングしたいな、とかが主な理由だったと思います。その次くらいに京大のいいところを盗めればいいな、という理由が来るくらいですかね。ただ、この4日間を終えて、技術をはじめとした様々なものが成長できたと思っています。今回はざっとその4日間を追っていきたいと思います。

まずは琵琶湖での練習について。私が練習に参加していた時間帯は常にメイントリムを強いられるような強風。葉山にいたら新入生が乗るのは危ないから、と出艇を見送られるような風だったと思います。私にとっては初めてのコンディションで、初日はいつも以上に当たり前のことがうまくいかないままでした。メインの出し入れに精一杯で角度が合わないことも多くて何度先輩に怒られたことか...この時は本当に軽い気持ちできたことを後悔していたし、先輩にも申し訳ないなあ、と思いながらヨットに乗っていました。ただ、そんな精神状況でも琵琶湖特有(?)の突発的なブローとヘッダーが入ってくるような風で乗り続けていたら自然と成長はするみたいで、最終日にはクルーをシャぶることがほとんどないくらいにはなった気がします。オーバーヒールが入ったままの時間は多かったけど。
一方で京大の同期はどうだったか、というと...普通に同期同士で乗りこなしていました。京大は8月ごろから新入生練が始まるみたいで、12月頃から新入生同士で乗るようになるみたいですね。基本動作ができることは当たり前として、しっかり自分達で風を見て、コースを引いて、とやっている姿を見て自分との大きな差を感じました。特に、同期クルーと一緒に乗ったときはその差を深く感じました。センター入れ忘れたりした時もクルーが気づいたら入れてくれたりしていて、すでに自分にはない余裕が生まれ始めているのかな、と。また、先輩に今まで頼りすぎていたんだな、と顧みることができました。
あと、ヨットには全然関係ないけど琵琶湖の水は本当に寒かった。雪解け水らしいです。暖流のありがたみを知りました。あと、晴れと雪が交互にくる日があったり、太陽が出ているのに雪が降っていたり(このブログの最初の写真)、と天候もバグり散らかしていました。これもまた初めての体験。

次は陸での話。東大の同期も先輩もずっと東大で固まっていたので、大体は私一人で京大生と行動していました。練習が終わって、夜ご飯を食べて、寝る前に談笑して、というところまでずっと一緒に。京大のすごいところは会話が途絶えないところかな、と思います。基本的にはずっとみんなヨットの話をしていて、二回生スキッパーが同期クルーをシャぶっていた動画をみんなで見て笑い転げてたり、としょうもないことで盛り上がっていることもあったけど、基本は真面目に疑問点の共有をししていました。「こういうときどうすればいいの?」とか「先輩のこの話納得できる?」とか。こうやって自分達で議論できるのはすごいなと思ったし、来クールから積極的に行っていきたいな、と思います。
あと、夜ご飯について。京大はマネ飯が昼しか出ないから基本的に自炊か適当な冷凍食品とかを各自で用意して食べていました。練習して疲れている時にそこまでする気力ってなかなか出ないものなので、本当にマネ飯への感謝の念が強くなりました。いつも美味しいご飯をありがとうございます。

なんとなく書き起こしてみましたが、まだまだ京大での思い出はあるし、東大に取り入れられそうなことはたくさんあったので、細かい話は琵琶湖レポートの方にでも書き起こしたいと思います。

自分は長文の寝言を言っているらしいです。近くに寝てる人すみません。

2024年03月12日 17時39分24秒 | 通常練習
お世話になっております。
新四年470スキッパーの安藤です。
京大は新4回生っていうんでしょうか。

春合宿もいよいよ佳境に入ってきました。今週は晴れたいい天気が続き、富士山も心なしか大きく見えます。そんな晴れた冬の日は昼に気温が上がって凪る葉山の風待ち合宿かと思いきや、経験したことのないような風の変化に見舞われました。
木曜日は安定していい風が吹いてくれましたが、土曜日なんか出艇直後の北風が落ちてきて凪ったかと思えば昼に陸近くで吹き上がり、もう一度凪って南から入ってきて安定してきて、最後は東に回っていく、という訳のわからない吹き方をしていました。雲や気温にも兆候がなくバンバンと変化していて困惑しましたが、そんなコロコロと変化する風の中マークを頻繁に打ち替えてコース練習を運営してくださっている小松さん、本当にありがたい限りです。

東大留学に来てくれた京大生を交えた練習でしたが、学ぶものは多かったです。琵琶湖で培われた微風での走らせ方やランニングでのめちゃくちゃ角度取れてる走らせ方などのヨットスキルについてもそうですし、陸でのミーティングなどでも東大と京大の違いを知ることができ、非常に勉強になりました。京大の方にも、東大で何か学んで帰っていただけたのなら、嬉しいですね。
どうかその学びが反面教師的なものでなく多少なりともいい姿を見せれていたことを祈ります。
あと京大生のコミュニケーションスキルが高く2、3年経由で伝わってしまったのか、たったこの数日のうちに京大生の間にも「ズーマーさん」呼びが浸透してしまっていることにも驚きを隠せません。京大生、おそるべし...。

さて、短いですが今回はこの辺で。
お付き合いくださりありがとうございました。

安藤

はんなりと

2024年03月12日 17時39分24秒 | 通常練習
お世話になっております。新2年スナイプクルーの下村です。

今回のクールのめぼしい出来事といえばなんといっても京大留学です。自分は京都に行かせてもらい、色々なことを学ばせてもらいました。しかし、京大のセーリングや部の雰囲気について感銘を受けたこと等の部に還元すべきことは別でレポートを書くので、このブログはゆるく行こうと思います。

夜行バスで行ったので向こうには朝着いたのですが、集合は夜だったので初日は京都観光しました。東寺→国立博物館→清水寺→三十三間堂
という感じで歩いて回ってみました。歴史には疎い僕ですが、趣ある建築や荘厳な仏像には自分でもびっくりするほど感動していた気がします。後輩には仏のような先輩だと思ってもらえるよう努めます。
お昼には湯葉定食をいただきました。後日自宅で湯葉を作る試みをしたところうまく行かなかったので、京都で食べといてよかったなと思いました。
そのあとは和菓子を食べるべくカフェに行きました。僕が行く場所を選んだのですが、入店後メニューに書かれた値段を見て完全に行く場所を間違えたと悟りました。店員さんが来て僕だけが注文をしようとしたところ、ワンオーダー制だと言われ一緒に行った他の3人も高い金額を払ってスイーツを食べることになってしまいました。ごめんなさい。店員さんにも気まずい空気を作ってしまったことを謝りたいです。ごめんなさい。頼んだあんバタートーストはクソでかバターが乗ってて美味しかったです。
夕飯は京都名物の(?)つけ麺を食べました。一緒に頼んだ鴨丼含め、非常に京都を感じて味わい深かったです。
一日でしたが結構京都を満喫できてよかったです。

その次の日から始まった練習はとにかく寒くて厳しかったです。気温はもちろんですが水温が葉山に比べて圧倒的に冷たく、ハイクアウトで波をかぶる度に水が冷たくて体がキュッとなって辛かったです。それでもいつもと違う環境での練習はワクワクしましたし、琵琶湖特有の笑っちゃうくらいの強弱や振れも難しかったけれど楽しかったです。でもやっぱり辛いので冬にはもう行きたくないです。

今回僕らを受け入れてくれた京大の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。特に僕と一緒にヨットに乗って練習してくれたスキッパーにはいろいろといい経験をさせてもらいました。技術の拙い僕を乗せてくれてありがとうございました。
次は蒲郡であいましょう

京大留学の一週間

2024年03月12日 12時47分36秒 | 通常練習
こんにちは。4年スナイプクルーの松本大生です。

今週は京大のメンバーが新合宿所にやってきて、練習の半分くらいは東大生と乗っていました。
去年はあの旧合宿所に泊まっていただいたので、きっと京大生の皆さんは戦々恐々としながら、合宿所に来たと思います。
今年は新合宿所だったから、来年来る人は安心して来れるはず。。(来る前にちゃんと掃除もしたし!)

さて、練習の方は、先週は風が強いこともあり、海に出れたのは木、土、日の三日間。木曜日は自分が新手のブームパンチを食らったことで、実質2日間の練習となってしまいました(泣)
土曜日は風が北→西→南→北と、なんだかすごい振れでした。これには京大生も驚きだったみたいで「琵琶湖より琵琶湖してますやん」と関西弁で言われましたね。こんな風になることもあるのだなということで頭の引き出しにしまっておきます。
日曜日は北から南に振れて安定しました。この日は午前に京大生と乗りました。二人と乗ったのですが、どちらも話しやすくて、昼食の風待ちの時間とかに結構仲良くなれた気がしてます。一人の子は470クルーからスキッパーに転向していて、クルー時代の話で盛り上がったりしていました。京大の方は結構、艇内、艇間でコミニケーション取る量が多いなーと感じた日でもありました。

陸でも京大生がいることで刺激を受けることが多かったです。まず、艤装解そうが早かったですね。どうも京大の方では東大2年スキッパーFくんが同期の京大生に「艤装が遅いねん」と怒られたらしく、ここまで艤装解そうが早いのだから言われても仕方ないなと反省しましたね。

あと、助け合う精神みたいなのも強いなーと感じました。ちょっと困っている人がいたりすると、どこからともなく大丈夫?とか、なんか手伝うでと集まってきてて、いいチームだなと感じました。自分も時間に余裕があるときに困っている艇や人を助けれるようになりたいですね。

最後に。
自分は寝るときにまた例の押し入れで京大生と同じ部屋で寝ていたのですが、寝言が毎回聞こえて、めっちゃ喋るじゃん!!!と思いました!陸でも元気いっぱいの京大生でしたが、夢の中でも変わらないみたいです。
たくさん喋っていましたが、中でもお気に入りは「パンケーキひとつとメロンソーダひとつください」でしたね。夢の中でカフェ行ってる!と思いながら聴いてました。

まあこんな感じで一緒にいてすごい楽しかったし、学びにもなった京大生も帰ってしまいました。
次のクールを含めてあと3クール。この春合宿で勝負が決まるんだーと葉山町歌にハマっている小松さんもおっしゃっていました。最後まで自分の納得できるように邁進していきたいです。