東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

思い

2019年10月10日 00時33分57秒 | レース反省

お世話になっております。3年スナイプクルーの阿部です。
何人目になっているかわからないですが、先日行われた秋季関東インカレの振り返りをさせていただきます。


僕は4年の多賀谷さんと31418艇にて出場していました。
正直なところ個人成績としては満足していないことも多くあるのですが、”あのときああすればよかった”とかいう後悔はもう船の上でもミーティングでも話しているし、どうせ誰かが長々と書いていると思うので、短く終わらせようと思います。


第2Rスタート後センターボードの藻に気づかなかった、第6Rで2回転、第7R下マーク際ジャイブで焦って沈。すべて結構反省してるんであんまり責めないでください。


ということで、ここからは自分たちの船の良かったところについて書いていきます。

まず、艇内の会話が普段のコース練と同じで多い。
インカレに何度も出ている多賀谷さんのおかげですね。
あと学連の設定した、第1Rのマークまでの距離が普段の練習並みに短かったから気楽に行けたというのもあります。ありがとう学連。

次に、ヘルムスマンがキョロキョロしない。
これは大変ありがたいことに僕を信頼してくれているらしく、スピードに集中してくれているはずです。

ランニング、リーチングが遅くない。
速いと断定できるほどにとてつもなく速いわけではないですが、たぶん速いと言えるくらいは速いはずです。あんまり前を走っていないからかもしれませんが、リーチングで抜かれた記憶はない気がします。

コースが中の上くらいには引ける。
日々の早稲田とのコース練習で、鍛えられた力だと思います。あと毎夜の長いミーティングでルールを読み込んでいる成果もあるかもしれないです。

最後に、一番大きいものとしてクローズのボートスピードが速い。
これはキョロキョロしないこととも繋がりがあるかもしれないですが、最高です。ヨットはメンタルが支配する部分が大きいとされますが、そういう要因もあるのでしょうか。

 

上で後悔したミスがなかったら平均得点12~14くらいは行けたかなと思うとかなり悔しいですが、まあ自画自賛もこのあたりにしておきます。

 

東大としては今年は去年できなかった両クラス出場ということで、「引退ブログではないです」みたいな悲しいタイトルのブログを書く人もいないし、ひとまず落ち着いたという印象があります。最低目標ラインは突破できて、みんな満足はしていないけど安心しています。土曜日にトリッキーな風の中3レース行ったにもかかわらず、その時点の結果と最終結果がほぼ変わらないことからしても、6位入賞という目標には、そもそも地力が及んでいなかった。


今回の秋インで引退する人の中に、個人的に1年間かそれ以上の間、フリートレースやコース練で意識しつづけて競ってきた人が何人か含まれています。ヨットの力としては全日本に出る強さのある人だろうと思っていたし、今も思っているし、だけどそういう人たちを押しのけて僕らは全日本に行く権利を得たんです。秋インが終わった後は具体的な目標が定まらず気が抜けがちですが、あと1か月全力で走るしかない、西宮に良い帆走りをしに行きます。


最後に
インカレ1週前の練習からインカレ当日にかけては、緊張感があり普段通りの動きをしているつもりでもよくない型に嵌ってしまっていることがありますが、そこで練習にお越しになり、かつレース最終日も疾風に乗ってくださった田原さん、レース期間中疾風に乗っていただいた浅川さん、レース当日出艇前に話しかけてくださった沢山のOBOG様方、ご親族に感謝申し上げます。


以上

 

東京大学運動会ヨット部 阿部

 

リザルトhttps://kantogakurenyacht.jimdo.com/%E6%88%90%E7%B8%BE%E8%A1%A8/%EF%BC%92%EF%BC%90%EF%BC%91%EF%BC%99%E5%B9%B4/