goo blog サービス終了のお知らせ 

東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

七大戦‼ in 東北

2015年07月15日 00時03分47秒 | Weblog

お久しぶりです!!

最近、インターンに書類選考の段階で落ちて、悲しみのあまり、

自分のバリューについてロジカルシンキングしながらも、

迫る期末試験に向けて、勉強というタスクに追われている

3年470リーダーの間邪です。

さて、今回は7月3,4,5日に宮城県七ヶ浜で行われました伝統の七大戦について、

遅くなりましたがレポートしたいと思います。

東大ヨット部にとって、数少ない貴重な遠征で、とても楽しみにしていました。

 

7月3日

前日の夜行バスで東京を出発。

朝6時に仙台に着き、仙台名物、なか卯で朝食をとりました。

仙台は僕の出身地である三重の県庁所在地、津になんか似ていました。

 

レンタカーを借り、ハーバーへ出発!

10時頃にハーバーに到着、ハーバー周辺には本当に何もなく、驚きました。

あみだくじでチャーター艇が決まり、東大の470は新しくもなく、古過ぎでもない2艇に決まりました。

整備をし、14時くらいから出艇して、軽めに練習をしました。

去年の琵琶湖での七大戦では、フネが酷くて、かなり手こずりましたが、

それに比べると、全然マシで、安心しました。

七ヶ浜の海面は、意外と藻が多く、水深が浅く、この時期は風が弱いそうです。

練習後は、スーパー銭湯で汗を流し、十川さんにソフトクリームをごっつぁんになりました。風呂上がりのアイスは最高でした‼

 

その後、レセプション会場に向かいました。

会場は仙台市内のホテルで、開会式が行われ、ビュッフェ形式の夕食でした。牛タンを集中的に食べました。

そして、お待ちかね、各校による芸の披露‼

各校レベルが高く、なかでも京大が強かったように思います。さすが。

後ほど誰かが動画をUPしてくれると思いますが、東大の中尾も負けておらず、観客全員を味方につけて、ギネス記録に挑戦していました。お楽しみに。

 

レセプ後、旅館に向かいました。

僕たちの代はまだヨットレースで賞状を貰ったことがなく、

どうしても欲しかったので、

七大戦の目標を入賞に決め、

レースに備えて早く寝ました。

 

7月4日

レース初日。旅館は秋保という温泉地にあり、ハーバーまでは2時間ぐらいかかるので、朝は5時半起床でした。

2日間とも南の軽風で、コースはトラペゾイドでした。

470の1日目レースメンバーは、

4452 谷柏木

4357 間邪青木

で臨みました。

 

1レース目

上1からスタート、しかし、スタート直後のスピ−ドがなく、タックして右に伸ばす。青木曰く、右へのフレ、ブロー、艇団に合わせて5回タックし、1上3位、その後、上マーク回航直後に1艇抜かすも、アウターへのリーチングで上し合いを引き起こしてしまい、前との差は広がり、後ろとの差が縮まる。2マーク回航後はジャイブのタイミングが遅れてしまい、自分たちだけ左海面に伸ばす。3マークはまた一つ順位を落とし、4位で回航。さらに回航後、藻がかかっているのに気づかず、スピードが出ず、京大に抜かれる。2上では左海面を選択するが、失敗。2マークを6位で回航と思いきや、潮の流れが強く、マークタッチ、1回転する間に、さらに2艇に抜かれる。しかも回転が酷かった。2下でも1艇抜かれて、最終順位は9位。結局、1上は良かったのに、どんどん抜かれてしまい、この日行われた4レースの中で一番順位が悪かったです。

 

2レース目も、1上3位で回航しようとするが、また潮の影響でギリギリ入れず、タックを返し、プロテストされ、2回転で死亡。

3レース目は、リコールし、自分たちでも出ちゃったなと思い、ラインに戻るが、P旗だと思い込み、I旗だったことに気づかず、失格。このミスは、本当にやってはいけない。インカレでなくて良かった。

4レース目はあまり覚えていない。7位でフィニッシュ。

 

この日は、かなり落ち込みました。

本来は2日間とも3年ペアで出場する予定でしたが、2日目、僕は降りることにしました。

 

その日の夜は、旅館の温泉にゆっくりと浸かり(温泉地なので温泉だと思い込んでいましたが、あとで温泉ではなかったことを知りました…)、

彼女に電話して、慰めてもらい、ちょっと元気が出たので、寝ました。

 

 

7月5日

470の2日目のレースメンバーは、

4452 谷角出

4301 中尾柏木

で臨みました。

 

僕、青木、師田、山本、金澤は応援に来てくださった塩島さんたちと共に仁王というクルーザーから観戦しました。

久しぶりにレースを外から見ることができ、いろいろ気づかされました。やはり、クルーザーからはヨットレースのゲームのように俯瞰して見ることができるので、他艇の位置やブロー、ブランケがよく見え、「ここで返すべきでしょ。」というポイントがよく分かりました。でも、スキッパーとして実際フネを走らせながらとなると、なかなか気づけないんですよね。

春イン以降、思うような結果が出ず、470リーダーとして結果でチームを引っ張っていかないといけないのに…と焦っていましたが、

今回レースメンバーから外れることにより、変なプレッシャーやプライドがなくなり、気持ちがスッキリしたように思います。

今回のレースを通して、自分はスタート(特に加速が下のスペースと時間が十二分にないとうまくできず、トップスピードでラインを切れていないので、もっと少ないスペース、短い時間でトップスピードに持っていけるようになる。)とダウンレグ(軽風のランニングのスピードと位置取り)を改善することで、手っ取り早く、順位が大きく上がるのではないかと思いました。470個戦でも、1上からの順位の落とし具合が酷いものでした。

 

幸い、先週の関東470予選では(誰かがまたブログを書いてくれると思います。)、1日目は高橋慧さんと一緒に乗らせていただき、2日目は柏木と乗り、スタートはまだまだでしたが、ダウンレグは改善し、かなり抜くことができ、特に2日目は前を走ることができたので、久しぶりにヨットレースって楽しいなと思えました。

 

話を七大戦に戻します。2日目は3レース消化しました。

 そして、なんと第6レースでは、十川さん・宇佐美ペアが2位フィニッシュ‼

クルーザー上では、みんな涙を流し、大盛り上がりでした。

最後の七大戦で、きちんと結果を残すのは、本当に凄いです。

そして、なにより、十川さんはみんなから愛されているんだなと思いました。

十川さん、おめでとうございます‼

 

最終結果は470、スナイプともに4位で、総合4位でした。

目標は達成できませんでした。悔しいです。

その後、チャーター艇の返却、閉会式、

そして恒例のジュースジャンケンが行われました。

なんと現役戦、OB戦を優勝した九州大学がジュースジャンケンも制しました。さすがです。

 

こうして、東北での七大戦は幕を閉じました。

東京への帰りの手段は何も決めていなかったのですが、霜山監督がNewマイカーに乗せてあげると言ってくださったので、交通費タダで東京に帰ることができました。高速道路を飛ばして、4時間ほどで着きました。めっちゃ速かったです。しかも、途中、スタバでごっつぁんになり、ちゃんと茨城でお土産も買って帰りました。霜山監督、本当にありがとうございました。

 

来年は、4年生にして、東大主管の八景島での七大戦です。

慣れている海面、慣れているフネ、他大は4年生が抜けるのに対し、僕たちはさらに1年間鍛錬を積んだ変わらないメンバー、

来年こそは、優勝目指して頑張りますので、応援よろしくお願いします。

 

久しぶりのブログで、ちょっと張り切って書き過ぎちゃいました。

おそらく東大ヨット部ブログ史上、最長でしょう。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

それでは、試験勉強に戻ります。