音楽人

民族楽器の収集、演奏を趣味に生きているおやじのはなし

夢を追う

2023-12-11 09:32:17 | 民族楽器
先週末は近所で開催されていた落語会に行ってきました。やはり生で聞くのは良いものです。でもお金を払って行くかとなると多分行かないと思います。また、無料でも遠ければ行かなかったと思います。お金、場所、時間など色々な要因がうまくゆけば行くと言うことになるのだと思います。そういう意味では、芸術系の仕事で食べてゆくのは大変なことだなと思います。落語などは弟子入りしてちゃんとやっていれば何とか食べてゆけるという印象がありますが、漫才などはほとんどが食べてゆけないという感じがします。漫才も昔は師匠に弟子入りしたり、付き人としてやっていたように思いますが、今は学校ができているので、誰でも始めることができます。弟子入りの時に師匠はある程度、見込みのある人しか取らなかったでしょうが、今は誰でもできるので、かえって厳しい状況になっていると思います。これは音楽や演劇などでもそうだと思います。音楽などでは大学まであるのですから、状況は複雑な気がします。大学に入学する時点でかなり選抜されますが、それでも卒業後にそれを仕事として食べてゆける人はかなり限られてしまいます。最近は音大生が一般の仕事をするのに適しているというような本が出ています。まあ、書いているのは音大の就職課の人のようですが。まあ、青春時代に夢見て努力し、ある年になり夢を諦め普通の仕事に就くというのも決して悪くはないと思います。もっとも転向することに挫折感を伴ってしまうと具合が悪いかも知れませんが。そうでなければ人生が豊かになったというとらえ方もできると思います。私などはいまだに諦めずに夢を追っているところがありますが、それはそれで楽しいものです。
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