チェロ物語FINAL

虹の橋で、
そろそろ、
のんびり、

過ごします。

お上

2018年07月22日 | 犬の戯言



なんだか、節水だ、断水だと言われても、

土埃の村で、そんなことを、言われても、

お上の言うように、

そんなに、上手くはいかないと、思うのです。





お水は、本当にありがたいのですが、

お上の言い方は、どうしてあんなに、

独善的で高圧的なのかしら、ね、と私は思うのです。

みなさんは、どうやら不感症みたいで、

私ばかりが、非国民です。

あっ、写真、間違いました、鰹です。

ごめんなさい。
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再びの

2018年07月21日 | 犬の戯言


10日ばかり、行水ばかり、をしていました。

ひさしぶりの、お風呂ということになります。

須ノ川という海岸の、塩湯のお風呂に、今日は来ています。





私たちは、ゆっくりと、頭まで浸かって、

満喫したのですが、それでも、1時間以上も前に、出ています。

それで、もう、汗も、引いてきたのですが、

約一名が、まだ、出てきていないのです。

もしかしたら、力尽きて、

湯船若しくは洗い場で、倒れている、のかもしれないのですが、

余りにも、長湯なので、

待ちくたびれて、しまっているのです。





こんな、看板を見つけたので、

「きゃあ」海を見たい、と言って、

急遽、二階に上がって、優雅に、海を眺めながら、

父を、待つことに、致しました。





ところがところが、

看板に偽り有り、でございます。

熱心に、芝生を刈っている、お兄さんはいても、

海は、どこからも、見えないのでございました。

間違いなく、海は木の向こう側にあるのですが、

木が成長してしまって、最早見えないのでした。

これぞ、まさしく、昔、約一名が書いた、

「須ノ川ビーチに涙あり」でございます。


*これを、書き終わったころ、防災無線から、

 井戸水位の低下と、漏水場所の工事のため、

 再びの断水、との告知が、ありました。

 これでこそ、悲喜劇であります。

 悲劇より、悲しいのでございます。

 笑えるのです。
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うじうじ

2018年07月20日 | 犬の戯言


陰陰滅滅と、辛気臭いばかりでは、

あまり、よくないのでしょうが、

崖を、じっとじっと、眺めておりますと、

どうも、心落ち着かなくは、なるのです。





昔、父は、その父から、今回崩れた山の、

その遥か向こうの山が、崩れてこないのか、

と問われたことが、あるそうでございます。

そのころの父は「何をおっしゃる羽鷺さん」的な、

軽薄なる、対応をしたのですが、

ようやく、今ごろになって、

親父は偉かった、と思っているのです。





それにしても、何時崩れて来るのかどうか、

全く、分からないような所で、

とどきどきしながら、暮らしていくのも、

合理的でもないし、理屈に合わない気も、してくるのです。

どうしようもなく、辛気臭い話です。

ただ、「とかくこの世は住みにくい」のですし、

高層マンションに住んだとしても、

なにか、事が起これば、所詮、五十歩百歩で、

全く、同じ状況になって、しまうのです。

要は、人間の存在そのものが、辛気臭いのであって、

辛気臭くなければ、人間ではない、と思うのです。

うじうじ、と考えながら、

ぐずぐず、生きるのが、人間であるのです。

病院に、出掛けます。






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速報

2018年07月19日 | 犬の戯言


あの日から、もう随分経ったように、

私は、思ってしまうのですが、

実際は、まだ、10日とちょっとしか経っていないのです。





ようやく、私的には、一段落という感じになってきたのですが、

全体としては、まだとても、

そんな状態には、なっていないのです。

結構、私も今回は、いろいろな方と、お話をしたのです。

みなさん方も、同じようなことを、

おっしゃっては、いるのですが、

どんな、お話をしたのか、

記憶は、極めて、曖昧なのであります。

よくよく、考えてみれば、

失礼なことや、見当違い、もあったはずです。

いやはや、お恥ずかしい限りです。お詫び、申し上げます。






ところで、これも部分的な話、になってしまうのですが、

水道局所有の、ある井戸が、使用可能ということで、

一部地域限定で、突然に、

試験通水が、始まっていたのでございます。

それで、昨日は、買い出しに、出掛けていたのですが、

ふーふー言いながら、汗をかきかき、

大量の物資を、持って帰ったら、

なんとなんと、蛇口から、水が出るようになっていたのでした。

全く、古過ぎますが、心境は、

まさに、神様・仏様・稲尾様(元西鉄ライオンズのピッチャー)

なのでございます。

みなさんからの激励や、陣中見舞いをいただき、

非常用凝固剤、45リットルナイロン袋・貯水タンク他、

諸々装備を充実させ、

これからが、決戦というとき、ではありましたが、

戦いは、しない方が良い、のに決まっております。

あくまで試験通水ですので、何時、中止になるやも知れません。

勿論、本格的な、問題の解決、でもありませんので、

いささか、申し訳ないような、複雑な心境では、ありますが、

おかげさまで、私個人の、過酷なる、バケツ二杯持ちの、

井戸からの、井戸水汲みからは、どうやら解放されそうです。

まずはまずは、速報的、ではありますが、

ありがとうございました。





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頬っぺた

2018年07月18日 | 犬の戯言


其処ら中の崖が、

一斉に崩れて来たかの如くに、崩れて来た日以降は、

面倒くさい、というか、なんというか、

甘いものを、食べていなかった、のであります。

ところが、一昨日、夕食が終わったあと、

父と二人で、しんみりといただいた、小倉羊羹は、

その時の、小倉羊羹は、兎にも角にも、

あまりにも、美味しくて、頬っぺたを、

しっかりと、押さえていたにも、拘らず、

その、私の頬っぺたは、

滑り落ちて、しまった、のでございます。





実は、この小倉羊羹は、

とても、とても、口では言い表せなくらい、

有り難くて、嬉しいことなのですが、

陣中見舞いに、来ていただいた、

母の、昔からのお友達の、Sさんご夫妻から、

たくさんのお水や、いろいろな食料品と一緒に、

いただいたもの、なのでございます。

それで、あまりにも、美味しかったので、

再度お越しいただいた時に、お礼を申し上げたら、今度は、

またしてもの、大量のお水とともに、

源吉兆庵の、高級ゼリーを、いただいてしまいました。

桃も、マスカットも、勿論、大好きなのですが、

催促を、してしまったようで、

とても、恥ずかしかった、のでございます。

それで、昨夜は、しんみりとではなく、

がやがやと、崖のことは忘れて、母や父と、競争しながら、

桃のゼリーを、いただいた次第でございます。




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石にあらず

2018年07月17日 | 犬の戯言


そろそろ、一段落のような、

そうでも、まだないような、

微妙な、雰囲気ではあるのです。

断水や砂埃は、依然として継続中ですし、

溜池は、埋もれたまんまで、崖崩れは、そのままですので、

いつまた、何事かが起こっても、

不思議は、ないのです。





とは言っても、ここらでそろそろ、疲れも出てまいります。

この先のことを、だれも、説明してくれませんので、

足も、棒になっておりますし、

心も、石になってしまいます。

「我が心は石にあらず」の、

高橋和巳さんも、おっしゃっているように、

心が、石になると、困ります。
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犬も歩けば

2018年07月16日 | 犬の戯言


私の、お世話係、

ネイル&ヘアメイク担当の、用務員さんは、

座って、洗濯しながら、眠っていました。

私は、座っている時は、少しはしたないかもしれませんが、

毛づくろいをしています。





みかん畑の、復旧作業は、まだまだ、これからですし、

水もないので、浸水があったおうちは、本当に大変です。

私も、お手伝いで、

いささか、塊になってしまった土砂を、

両手で(前足)掘ったりしたのですが、

手と申しますか、足が、棒のようになって、しまいました。

定番は、犬も歩けば、当たる、のでございますが、

私の場合は、歩かないでも、

棒になる、のでした。
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勇気あるもの

2018年07月15日 | 犬の戯言


新たな発見や、工夫もでてきたりして、

喜んだりも、しているのですが、

違った恐怖や、困り事も出てきて、行ったり来たり、

止まったりを、繰り返しています。





いつまた、崩れるかも、分からない、

崖の下を、車は、危険かどうかの、説明もないままに、

砂埃もしくは、土煙をまき散らしながら、走っていて、

お蔭さまで、買い物にも、行けるようになりました。

勿論、危険かどうか、よく分からないのは、困るのですが、

なんといってもこれは嬉しいし、助かります。

これで、一定程度の、自力救済が、

私的には、可能となって、まいります。

それにしても、私も含めて、みなさん、勇気が、おありです。

まさしく吉永小百合さん、1966年「勇気あるもの」ですね。

本当は、怖いので、こんな顔して、笑っています。


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危険がいっぱい

2018年07月14日 | 犬の戯言


愈々、砂埃が、場所にもよるのですが、

凄まじいこと、になってまいりました。

マスクは、最早、必需品です。





それに加えて、海も山も、あちらこちらから、

やむを得ない事なのですが、

何とも言えない、独特の臭いが、してまいります。

それを吸い込むとどうなるのかは、兎も角として、

砂埃は、吸い込むと、極めて、

感染症を発症させたりする、危険なものなのです。





危険といえば、こんなものもあります。

見る角度によっては、そうですし、

ぼーっとして、上の方ばかり見てると、

崩れているのが、分からないのでございます。

ここ当分は、まだまだ、

危険がいっぱい、です。

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五臓六腑

2018年07月13日 | 犬の戯言


またしてもの、大雨、土砂崩れ若しくは土石流、

大風や地震、そんなものがなければ、

とりあえずは、収束方向になるのでしょうか。





地区によっても、状況は異なりますが、

こちらは、電気が復旧していて、とても助かっているのです。

逆に、断水と、道路の復旧が遅れ物資の確保に、困っています。

勿論、徐々にではありますが、改善は、されているのです。





ただ、断水が長期化することは、確実視されており、

さらなる、冒頭に書いた、大規模な天地異変が起きた場合は、

最終的な決断、を迫られる、段階に入るものと、思われます。

悲しいくらいに、面白いくらいに、

脆いもの、でございます。

ある意味において、これまでも、人の暮らしとは、

もしかしたら、そういうものであったのかも、と思うのです。

それにしても、水は、

五臓六腑、に染み渡るほど、美味しい。
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