チェロ物語FINAL

虹の橋で、
そろそろ、
のんびり、

過ごします。

ぶんぶん

2017年08月06日 | 犬の戯言


正岡子規さんの俳句に、

生きかへるなかれと毛虫ふみつけぬというのがございます、

なるほど事程左様に人間というものは残酷であるのです、

然し乍らそこまで虐げられても、

毛虫も負けないで葉を食べ続けるのですから、

世の中は平和にはなる筈がありません、





こういう昼尚暗いじとっとした雰囲気の、

桜並木は特に危険がいっぱいです、

刺したり殺したり超絶激烈過酷な戦場になるのです、

同じく子規さんでこんなのもございます、

思はずの葉裏に居たる毛虫哉

だれかさんはとても吃驚してしまって大騒ぎが始まります、

毛虫殺す毛虫きらひの男哉





私はあまり興味がありませんので草を食べています、

それでも虫が五月蝿くぶんぶんと飛んで来たら、

珠には必殺仕事犬にもなるのです、

生きてゆくのはなかなかにしていろいろございます、

悲しいものだと思うのです、

そして面白いのであります。
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