私専用のラヂオを、
理由あって持ち出しされているので、
別のラヂオを借りているのですが、
とても感度が悪いので、
父にクレームを言っていたのです、
すると診断の結果、
どうやら電池がもう限界のようでした、
それならばと、
手早く父は単三電池二個を交換致します、
超絶高速にて即完了でございます、
大瀧詠一さんの唄を歌いながら、
父は颯爽と去ってゆくのでありました、
ところが、
ところがでございます、
よくよく確認してみると、
びっくり仰天電池の蓋がないのであります、
大慌て大汗かいて、
焦りまくっての捜索活動は続きます、
するとなんとなんとでございます、
あろうことか父が古い電池と一緒に、
その蓋も捨ててしまっていたのです、
なんという愚かさ阿呆さ加減でしょう、
一億円あっても間違えて捨てているに違いありません、
イラっとした私は、
当然ですが、
父を海に突き落としました。