海と山と

釣りと近場の山歩きを趣味とするリタイヤおじーのひとりごと

合掌

2019-04-06 14:57:44 | 気ままに
4月6日
 今月初め、四国の障害者施設から電話があった。
入所している姉の容態があまり良くないらしい。
「食事を摂らないし、反応が鈍い。延命処置をするため入院するか否か判断
して欲しい」と言われた。「明日訪問しますが今日明日と言うことになるのか?」
と聞くと「そんなことは無い」との返事をもらったが、翌日朝早く「息をしていない」
との連絡を受ける。急きょ四国まで出かけた。
施設の人の言うには急変したらしい。80歳でもあり、認知症も進んでいたことから
延命処置はもともと行わないつもりであったが、あまりにもあっけなく他界して
しまった。一ヶ月ほど前から食事量が減っていたらしく、ここ一週間くらいはほとんど
食べていなかったようで骨と皮だけになっていた。
私たち姉弟は物心つく前に両親を失い、その後姉は奉公人として働き、その後は
障害者施設に入所。10年前くらいから認知症の症状が出て車いす生活ののち
寝たきりとなってしまった。健常者から見ると、何とも不憫な一生だったと思う。
淋しい葬儀(出席者は私と妻、施設の事務員の3人)ではあったが安らかな顔で
眠っていたいたのを見て心を込めた合掌で見送ることが出来た。

いつの間にか福田公園のサクラも満開になっている。




遠く広江のサクラもやさしいピンクの絨毯を見せている。この景色を気に入っている。


散るさくら、残るサクラも散るサクラ


コメント (2)
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