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5/17(土) 平嶋夏海主演舞台『女の子ものがたり』感想3(ピーナッツ)

2014-05-24 20:00:00 | 平嶋夏海
【ほら!やっぱ そうやんか!】
この舞台のクライマックスは、終盤の女の子3人(平嶋夏海, 住吉真理子, 松原夏海)が、小学校時代から貯めてた思い…それを初めて ぶつけ合う場面、あそこだ。
”お前のそういうとこが、ずっとずっと嫌いったんだよ~!”
菜都美(平嶋夏海)と きみこ(住吉真理子)が、罵り合い, 胸ぐらを掴み合い, (舞台最前に設置してある水槽プール)にお互い…相手の顔面を何度も何度も叩きつける。そして、2人とも 体ごと ドッボーン!の全身ビッチャビチャ…。
結果、2人は 絶交し、小さい頃から育ててきた3人の関係は崩壊してしまうんだ。
”きいちゃんが好き! みさちゃんが好き!”
心の中では、たしかに その言葉を もう 超大声で叫んでいるはずなのに、実際の口をついて出てくるのは、”きいちゃんが嫌い!みさちゃんが嫌い!”…
女の子特有の…しかし、それが、女の子流の「親友」なんだ。ここは、非常~に大事な場面…。
で、これは、前回の『女の子ものがたり』の感想で も書いたと思うんだけど、
そのシーン…客席から笑い声が起こって、なっちゃん, 住吉さん…可哀想だな、と。なんてことすんだ、と。なんか、2人のビッチャビチャの横顔を見ながら、いたたまれない…というかね。
”それは、お客さんが悪いんじゃない、演出家のミスなんだ ”と、あの時、書いた。
つまり、物語の中盤、なんか、千秋楽の特別ノリっていうのもあってのことなのかもしれないけど、あの時は、もう ストーリーには、全く & 直接関係のない場面で、6人も 7人も その水槽プールに落ちてね…。いや、落とそうとした。やり過ぎ、悪ふざけ、目先の笑い欲しさ。
で、その行為を行うごとに 笑いが大きくなっていったんだよね、あの時。
水槽プールに落ちる→笑いが起きる
2回目…やってみたら→もっと笑いが起きた
「水」 =「笑い」…
お客さんにそれを植え付けてしまった。お客さんの心の中に、そう刷り込んでしまった状態で、あの時は、終盤を迎えてしまったんだ。
だから、”いくらシリアスな場面でも 笑っていいんだ!”…お客さんの集団心理は、そっち方面に流れた。ま、当然っちゃ当然のことだよね。
あれは、演出家のミスだったと思う。
そして、僕は、”もう なっちゃんに、ああいう思いだけは…させたくないな” なんて強く思ったりしたんだよ。ま、僕は、どうしようもないんだけどね。
そして、今回の舞台。
なんだ、やったら、出来るじゃん! そして、ほら!やっぱ そうやんか!
今回、その同じ場面では、終始、張りつめた空気。もう のどぼとけを動かす…ってことすら ”今は!ダメ!”って感じさせるほどの緊張感。とにかく、”水に落ちた!”→”笑う”ってな雰囲気では 全然なくてね…良かった良かった。
中盤に1ヶ所だけ、水槽プールの場所で、”父親が、もう どうしようもないダメ親!”っていうことを表現するため、ため池(の設定?)から 水浸しのまま、力づく…家族に引っ張り出される!ってなシーンがあったけど、あれは、物語上…絶対に必要不可欠な描写だったもん。
前回のように、目先の笑いにこだわって、肝心のクライマックス部分をブッ潰した…あれとは、もう何もかも全然違ったんだ。
”この作品で何を伝えたいのか?”を 場面場面…逆算で考える。だから、やっちゃいけないことってのは、自然と見えてくる。前回と今回のクライマックスシーンの比較、いろいろと勉強になったよ。参考にしよ。
ま、でも、それより何より、なっちゃんが、あんな思いをしなくて済んで本当に良かった。
【良かった!アフタートーク】
今回は、お客さんへのおみやげ…アフタートークショーも結構良かった。
前回の『母の桜が散った夜』の時は、MC役の方が、とにかく、仕切ろうとし過ぎてて、張り切り過ぎてて、でも、思い通りの展開にならずに 空中分解。結果、グダグダ。
何人か 喋ってない & 全員の言葉…印象に残ってない…という散々たる…。
原因は、大阪風の(強引)ツッコミに頼りすぎたからだと思った。上手くやろうとし過ぎたからだ。
自分以外の計6人、対6人。多人数に対するツッコミって、強く意識し過ぎてしまうと、結局、(全員分) いちいち 一旦受け取らなければならなくなってしまう。で、そこから生み出されるものは、ザ・事務的、ザ・予定調和の感じ、それが、×6…。
舞台上は、そりゃ…それでいいのかも、満足なのかも、業務完了なのかもしれないけれど、お客さんからしたら、しんどいしんどい、しんどいですって!
その点、今回のMC担当の方は、非常に良かった。
とりあえず、自分の近いところから (「私のリフレッシュ方、ストレス解消法」というテーマ) 始めては いるんだけど、
”あ、そうなの?”
”え~っ!Bちゃんとかも そう違ったっけ?”
”お前、今のDちゃんに乗っかったやろ?”
”なになに? Fちゃん!”
”なるほど、だから、そういう意味で、ジーンズのすそ…わざと破いてるんや!?”…。
完全に交通整理に徹してた。自分以外の6人で、話がどんどん回るように 膨らむように(自分は、お助け船)…。そして、話の9割が 成立していく。
で、良きところで…”はい、じゃあ Cちゃんは、どうなの?”…これを中に混ぜてる。
あの人上手い。自然に6人を 消化させてる、わざとらしくなく処理してる。それに、話の内容 ”何言ったか?”…終演後6時間たっても、僕…全員分スラッスラに覚えてたからね…。
そして、”え~っ!(もう?)”…(前回よりも圧倒的に)短く感じた その会は終了。でも、なんでしょう?あの満足感は…。
参考にさせてもらうわ、あの技術。
ちなみに、なっちゃんの「リフレッシュ方」は、その日、まあ、嫌なこととかあったとしても、”よし!この一冊!”ってな感じで、漫画や小説の世界に、とにかく、1度入ってしまうこと…だそうで。妄想, 逃げ込む…それで、オールOK!
あと、基本、スポ根ものが 好きなんだね。
また、なっちゃん、最後の(シメの)挨拶…ホント上手くなったな。
具体的には、前みたいな ”(頑張って)いいことを言おう言おう…焦っちゃう~” 感が なくなった。みんなが注目~!の中でも ”自分の言葉”を探してる、いや、待ってる。いい意味で、遅い。
”止まってもいいや…”ってな感じで、あまり…間を怖がってない。結構、くそ度胸ついてきたな…と思ったな。
【お見送り会にて…】
”なっちゃん! いつも 応援してるよ”って 僕が言う前に、
”あー!あー!ありがとー!”って 手を振られた。目と首と肩で追われた。
”面割れてんだな~”って 完全に思ったな。どうしよう? 整形しようかな?
僕は、どこか、「紫のバラの人」的な立場でいたいとか…そんなことを思ってたりしてるので…。
あ、そういえば、今回の「お見送り会」は、握手禁止だったなぁ~。でも、あの方がスムーズで全然いい。
つかの間の別れは、”お~!”→”ありがと~!”→”またね~!”…サッパリしてた方がいい。
(おしまい)
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