AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

欅坂46『世界には愛しかない』とカップリング曲を聴く。(ときめき研究家)

2016-09-07 21:52:07 | ときめき研究家
収録曲のうち特に気に入った『青空が違う』『渋谷からPARCOが消えた日』については、既に記事を書いた。
それ以外の曲も、特徴のある曲が揃っている。

『世界には愛しかない』。
セリフが入っている曲は、実はあまり好きではない。1回聴くだけならいいのだが、何回も聴くとセリフ部分がうざったい感じがして来てならないのだ。しかし、この曲はちょっと違う。セリフ入りというよりも、セリフ部分も歌詞の一部として、楽曲を構成していると言えるからだろう。八代亜紀『舟歌』のダンチョネ節部分が楽曲の一部となっているようなものだ。
早口のセリフ、早口の歌詞で歌われるのは、焦燥感のような恋心。「君」と呼びかけられているのが実在の彼女なのか、それともまだ見ぬ理想の恋人なのか、どちらとも取れる。大人の抑圧に負けず、自分の心だけに忠実に、理想の恋人を希求する思いを叫んでいる歌だ。青空、セミ、白い雲、夕立、そして虹。現実の風景を歌いながら、心象風景を抽象的に歌い、語る、モノローグのような芝居がかった歌。これまでにない個性的な歌だ。
抽象的だが、聴き終えてなんだか爽快な気持ちになる。

『語るなら未来を』。
腹に響くベースの低音から始まる重厚なサウンドに乗せ、人生論を語る歌だ。その点は『サイレントマジョリティ』に似ている。
語られる人生論とは、過去を語るな、未来を語れというもの。あまりにも毅然としてそう断言するので、若者はそれでいいかもしれないが、中高年には過去も大事なのだと反論したくもなる。

『また会ってください』。(長濱ねる)
平手友梨奈のソロ曲とは対称的な、ほのぼのとした曲だ。初めてのデートで、緊張して彼の少し後からついていくだけ。会話も弾まず、次の約束もできないまま別れてしまう。あまりに内気過ぎて、いつの時代の歌かと思うが、でもこういう子もいるのかもしれないと思わせるような、たどたどしい歌唱だ。
一度別れた後、道の向こうから彼が「今度いつ会える?」と問いかける。松田聖子『夏の扉』で、彼が道の向こう側から「好きだよ」と叫んでいたことを踏まえた歌詞だ。

『ボブディランは返さない』。(ゆいちゃんず)
前作『渋谷川』では軽快なフォークソングを歌っていた「ゆいちゃんず」の新曲。今回はあみん風のサウンドだ。ミディアムテンポの曲調で、ハモリパートも盛り込んである。あみんに『琥珀色の思い出』という曲があったが、この曲では「黄昏色の紅茶」がキーワードになっている。
恋人との別れを覚悟して来たけれど、まだ未練が断ち切れず、借りていたボブディランのCDを返せないという歌詞。タイトルそのままだが、切ない女心をストレートに歌っている。

『ひらがなけやき』。(けやき坂46)
欅坂46の研究生的な位置づけの「ひらがなけやき(けやき坂46)」。その自己紹介ソングというべき歌だ。学校の転校生になぞらえて、自分たちの希望と不安を歌う。SKE48『手をつなぎながら』にも似た、キラキラした希望がまぶしい歌だ。

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指原莉乃は、左遷ではなく、栄転(KC)

2016-09-07 09:20:00 | SKE48/NMB48/HKT48
指原莉乃は、左遷ではなく、栄転(KC)

ときめき研究家氏の分析を文末に引用する。

私も同感。
指原莉乃のHKT48移籍は、チームAに残って活動するより、おいしい。
これは左遷ではなく、栄転である。

まず、チームAと、HKT48では、将来の可能性に段違いの差がある。
衰え行くチームAと、発展するHKT48
アイドルとしての魅力が下降線のチームAと、上昇気流のHKT48

チームAメンバーで、まだ可能性のある、多田愛佳と前田亜美は、指原莉乃のHKT48移籍を、「私だったらよかったのに」、と思っているはず。
HKT48に移籍して、チャンスを試したいと思わないようなチームAメンバーは、将来アイドルとして衰えるだけ。
大家志津香も、HKT48に移りたかったと思っていると(骨のあるアイドルだと)期待したい。

左遷とは、本人の能力にふさわしくない低い地位に異動させられること。
アイドルとしての指原莉乃が、HKT48で通用するのか、本人の能力以上のパフォーマンスを求められるので、左遷ではなく栄転。

一見すると、チームも決まらず、HKT48の中で中心メンバーとしての活躍が約束されているわけではない指原莉乃は左遷に見えるが、チームAにいたところで、指原莉乃より(総選挙の順位だけではない、序列で)上位には、複数のメンバーがいる。

よどんだチームAで続けるより、自らをRESETして、HKT48で活躍する方が、アイドルとしての実力を試すことができる。
どう考えても、栄転である。チャンスをもらったのである。
指原莉乃は、チャンスをもらって、多田愛佳は、もらっていない。

「恵まれていた周りに、甘えていた」指原莉乃は、チャンスをもらった。
「今日からは新しい」HKT48の指原莉乃。
「ぶつかっただけ磨かれていく」だろう指原莉乃。
「ゼロにもどってがむしゃらになり、力を見せつける」だろう指原莉乃。

秋元康は、AKB48の原点に立ち返り、指原莉乃にチャンスを与えた。えこひいき。栄転。

KC


HKT48へ移籍して一からやり直すというのは、スキャンダルがなくても発想できる魅力的なシナリオだ。
指原の放送作家的な能力を評価しているらしい秋元氏にしてみれば、HKT48での自分自身の振舞い方から、年下のメンバー達への啓蒙、そしてHKT48としてのプロデュースへの参画まで、指原に期待するところは大きいのだと思う。
過去の交際暴露は計画的なリークだった可能性もある。
そうでなくても、指原の移籍は以前から構想されていて、記事によってそのタイミングが早まったものとも解釈できる。

ときめき研究家氏の記事を要約して引用。


(2012年6月21日の記事を再掲載)


当ブログライターが執筆した指原莉乃関連の記事について
コメント (3)
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