と、これの3時間前に観た『くちびるに歌を』(主演:新垣結衣)…こちらの作品が、あまりにも良かったんでね。
特に、ラストの ″どうしても ボクたち吹奏楽人が、合唱に(おそらくは)唯一絶対…敵わない部分″だよね~。これをやられちゃったよね~。くやしー!
でも、あれ、あそこ…合唱関係者は、相当 嬉しいやろうな~。音楽の力,歌の力…。感動した。
とにかく、とにかく、エエ映画,素晴らしい作品やったな~。
さて、それは さておき、置いといて…。これと同じ系統の作品…ももクロ主演の『幕が上がる』だ。
でも、こちらも なんとも爽やかな映画で、良かったんだよな~。いい映画だった。
なんか、コラボ上手な ももクロが、今回は「文学」とコラボしてる…みたいな作品だ。
ももクロ × 文学 …ってな感じが したよ。
内容は、「高校演劇」の話。ザ・青春ムービー。いや、さおり(百田)という新米演出家の成長日記…なのかな?
さ、演技面について、まず 思ったのが、あまり、″熱演″という感じが しなかったこと。そっちじゃなかった…ってこと(一応、褒めている)。まあ、普段の ももクロ…別ヴァージョンみたいな感じで、貫き通せてるわね。あれは、良かったと思う。
5人 それぞれ…そら、役名は 付いてんだけど、そこ…意外と違和感なく観れる。不思議な感じの ちょうどええライン…なんだよね。
つまり、それは、ドキュメンタリー的なニオイではなく、同化? 素っぽい? 妙に自然?…ってな具合に、これ…上手いこと収まってた。落とし込めてた。
とにかく、あまり、テクニックに走ってなくて、魂 & 感性を そのままハイ!って、落としているような芝居手法(スタイル)だったな~。とりあえず、AKBのそれとは、全く違う印象で、演り過ぎてない。
なかでも、ナレーション込みで、やっぱ…百田夏菜子だな。だよ。
例えば、家の中での ちょっとしたシーン…。
ソファーに寝っ転がって、台本のセリフを ぶつぶつ言ってる…さおり(百田)。
″う~ん″…と 片方のヒザを立てて、その流れ(勢い?)で、おしり中心の回転…あぐらにチェンジ。続いて、反対向き~ に なりかけて、あっ!と、突然、何かを思い付いて、左手で シャカシャカシャカ…と、台本余白への注意書き…。だけど、テーブルへの台本ドン!と、ペンを取り出す サッ!& シャカシャカ…のタイミングが、微妙にズレて(しまって)て、実は、間に合っていない…という、あの(リアルな)感じ。
でも、そんなもんだもんね、とっさの時なんてさ。ただ、あの感じはね~…
″こいつ(百田)、家でも こんなんじゃね?″…
とにかく、この子の芝居は、そんな雰囲気の連続、また、連続だった。
″普段かよ! 普段なの?!″…その感じで、とうとう最後まで 行っちゃった、確立され続けちゃった…って 感じだったんだよな~。なっかなかのスゴいことやと思うで、あの自然さ加減の継続は…。なにしろ、その点においては、隙がない。
さて、配役については、
さおり(百田)…演劇部の新部長にして、演出家。実は、演出の才能がある。高3。
ユッコ(玉井)…部内のお姫様であり、看板女優。良くも悪くもスター女優。高3。
がるる(高城)…部内のムードメーカー。言葉よりも大きい仕草が 先にくるという元気な女の子。高3。
中西さん(有安)…演劇強豪校の練習についていけず、転校…という過去を持つ。そして、偶然? 同じ学校の生徒となる5人。さおり(百田)との出会い…″宇宙の果てまで行きたい″という言葉で、一時は失っていた 演劇への情熱を再び取り戻す。冷静キャラ。高3。
明美ちゃん(佐々木)…1人だけ、いつも、制服の上に 赤のジャージを はおっている。高2。たぶん、あの赤ジャージは、さおりへの信頼(尊敬?)の気持ちと ″来年、その彼女の精神を受け継ぐ者″という隠しメッセージ…そのアイテムなんだと解釈した。次期部長。
なんでしょう? これ、5人の空間(?)を見てて、
まあ…不思議に思ったんだけど、百田以外の4人って、これは、普段のクセなのか? 演技中…自分の立ち位置に移動する際、人との間隔,物との間隔…それ、等間隔になろうと、そこを守ろうとするのね。または、その動線ラインに1度入って(かすって)から、チョイ(無理やり?)ズレたりする…してる。
無意識? でも、あれ、面白いな~。たぶん、クセ…だな。
で、一方の百田の方は、その役柄ってのもあるんだろうけど、空いてるスペース,空いてるスペース…しかも、その適当,大体なとこへ スーッ…。自由に スーッ…。あんまし、横も見ない、他4人のように 微調整とかもしない。
あれも、ま、クセなんだろうな? 意識してないとね、たぶん…そうなっちゃうんだよ。ま、普段通り…なんだろうな。
ただ、この映画の中の5人…それで OK!OK! 大OK!
たぶん、監督は、そういうとこ、あえて 言わなかったんだと思うな。
だって、2時間の画の中、基準となり続けていた演出家(百田)と 立場の違っていた(舞台に上がる人の)4人…そこのリアルさが、重要だったからね。ストーリーの核たる部分だ(微妙な人間関係も含む)。
でも、これ、面白かったのは、そういう立場的なことが、全然関係ないシーン(ザ・女子同士 or 友達…のとこ)でも、例えば、5人が 同時にサッ!って、動いたりした時でも、2人きりのシーンとかでも、
4人…等間隔の意識、百田…全然そうじゃない。名残が チョイ残っているのね。あれ、面白いなー。
センターって、というか、この5人は、一生 こうなんだろうな~? かな~? とか思ったな。
固定グループって、面白い。
とりあえず、明日、ももクロ5人の後ろに回り込んで、突然、
″ハイ!それでは写真撮りまーす!123 ハイ!″って、大声 & 超早口で 叫んでみたら、それぞれ…どう反応するのか? これ、見てみたい気もするな。
でも、たぶん、思った通りの結果になるだろうね。センター病 と 等間隔病…。
さてさて、そんな ももクロ映画の『幕が上がる』…。別に、絶賛って 訳じゃないけど、悪くない。
とにかく、やっぱ、ももクロってのは、コラボ上手。それが、この映画というフィールドでも、じゅうぶん 活きてるな、存分に活かされてるな、と、これ 思ったよ。
「コラボ上手」とは、″全部を受け入れて、楽しむ″ってことだ。そんな ももクロの ″真っ新(まっさら)″が、この お話の中…上手く投入されていたと思う。
ナイス、ムービー!
ナイス、ももクロ!
ナイス、チャレンジ!
さあ、もう夕方。この日、観た2作品が、2作品とも、あまりに 爽やか & キレイな心の映画だったもんで、これ…なんでしょう?
″このまま帰っちゃマズイ!″ とか 思ってしまい、とりあえず、必要以上に(車道側を歩き) 車の排気ガスを全身に浴びながら、汚しながら、帰宅の途につきました。薄汚れちまってる…この心、トントンにしておきました。
『くちびるに歌を』は、必ず、もう1回 観る。『幕が上がる』は、レンタルDVDで 観る…予定。
特に、ラストの ″どうしても ボクたち吹奏楽人が、合唱に(おそらくは)唯一絶対…敵わない部分″だよね~。これをやられちゃったよね~。くやしー!
でも、あれ、あそこ…合唱関係者は、相当 嬉しいやろうな~。音楽の力,歌の力…。感動した。
とにかく、とにかく、エエ映画,素晴らしい作品やったな~。
さて、それは さておき、置いといて…。これと同じ系統の作品…ももクロ主演の『幕が上がる』だ。
でも、こちらも なんとも爽やかな映画で、良かったんだよな~。いい映画だった。
なんか、コラボ上手な ももクロが、今回は「文学」とコラボしてる…みたいな作品だ。
ももクロ × 文学 …ってな感じが したよ。
内容は、「高校演劇」の話。ザ・青春ムービー。いや、さおり(百田)という新米演出家の成長日記…なのかな?
さ、演技面について、まず 思ったのが、あまり、″熱演″という感じが しなかったこと。そっちじゃなかった…ってこと(一応、褒めている)。まあ、普段の ももクロ…別ヴァージョンみたいな感じで、貫き通せてるわね。あれは、良かったと思う。
5人 それぞれ…そら、役名は 付いてんだけど、そこ…意外と違和感なく観れる。不思議な感じの ちょうどええライン…なんだよね。
つまり、それは、ドキュメンタリー的なニオイではなく、同化? 素っぽい? 妙に自然?…ってな具合に、これ…上手いこと収まってた。落とし込めてた。
とにかく、あまり、テクニックに走ってなくて、魂 & 感性を そのままハイ!って、落としているような芝居手法(スタイル)だったな~。とりあえず、AKBのそれとは、全く違う印象で、演り過ぎてない。
なかでも、ナレーション込みで、やっぱ…百田夏菜子だな。だよ。
例えば、家の中での ちょっとしたシーン…。
ソファーに寝っ転がって、台本のセリフを ぶつぶつ言ってる…さおり(百田)。
″う~ん″…と 片方のヒザを立てて、その流れ(勢い?)で、おしり中心の回転…あぐらにチェンジ。続いて、反対向き~ に なりかけて、あっ!と、突然、何かを思い付いて、左手で シャカシャカシャカ…と、台本余白への注意書き…。だけど、テーブルへの台本ドン!と、ペンを取り出す サッ!& シャカシャカ…のタイミングが、微妙にズレて(しまって)て、実は、間に合っていない…という、あの(リアルな)感じ。
でも、そんなもんだもんね、とっさの時なんてさ。ただ、あの感じはね~…
″こいつ(百田)、家でも こんなんじゃね?″…
とにかく、この子の芝居は、そんな雰囲気の連続、また、連続だった。
″普段かよ! 普段なの?!″…その感じで、とうとう最後まで 行っちゃった、確立され続けちゃった…って 感じだったんだよな~。なっかなかのスゴいことやと思うで、あの自然さ加減の継続は…。なにしろ、その点においては、隙がない。
さて、配役については、
さおり(百田)…演劇部の新部長にして、演出家。実は、演出の才能がある。高3。
ユッコ(玉井)…部内のお姫様であり、看板女優。良くも悪くもスター女優。高3。
がるる(高城)…部内のムードメーカー。言葉よりも大きい仕草が 先にくるという元気な女の子。高3。
中西さん(有安)…演劇強豪校の練習についていけず、転校…という過去を持つ。そして、偶然? 同じ学校の生徒となる5人。さおり(百田)との出会い…″宇宙の果てまで行きたい″という言葉で、一時は失っていた 演劇への情熱を再び取り戻す。冷静キャラ。高3。
明美ちゃん(佐々木)…1人だけ、いつも、制服の上に 赤のジャージを はおっている。高2。たぶん、あの赤ジャージは、さおりへの信頼(尊敬?)の気持ちと ″来年、その彼女の精神を受け継ぐ者″という隠しメッセージ…そのアイテムなんだと解釈した。次期部長。
なんでしょう? これ、5人の空間(?)を見てて、
まあ…不思議に思ったんだけど、百田以外の4人って、これは、普段のクセなのか? 演技中…自分の立ち位置に移動する際、人との間隔,物との間隔…それ、等間隔になろうと、そこを守ろうとするのね。または、その動線ラインに1度入って(かすって)から、チョイ(無理やり?)ズレたりする…してる。
無意識? でも、あれ、面白いな~。たぶん、クセ…だな。
で、一方の百田の方は、その役柄ってのもあるんだろうけど、空いてるスペース,空いてるスペース…しかも、その適当,大体なとこへ スーッ…。自由に スーッ…。あんまし、横も見ない、他4人のように 微調整とかもしない。
あれも、ま、クセなんだろうな? 意識してないとね、たぶん…そうなっちゃうんだよ。ま、普段通り…なんだろうな。
ただ、この映画の中の5人…それで OK!OK! 大OK!
たぶん、監督は、そういうとこ、あえて 言わなかったんだと思うな。
だって、2時間の画の中、基準となり続けていた演出家(百田)と 立場の違っていた(舞台に上がる人の)4人…そこのリアルさが、重要だったからね。ストーリーの核たる部分だ(微妙な人間関係も含む)。
でも、これ、面白かったのは、そういう立場的なことが、全然関係ないシーン(ザ・女子同士 or 友達…のとこ)でも、例えば、5人が 同時にサッ!って、動いたりした時でも、2人きりのシーンとかでも、
4人…等間隔の意識、百田…全然そうじゃない。名残が チョイ残っているのね。あれ、面白いなー。
センターって、というか、この5人は、一生 こうなんだろうな~? かな~? とか思ったな。
固定グループって、面白い。
とりあえず、明日、ももクロ5人の後ろに回り込んで、突然、
″ハイ!それでは写真撮りまーす!123 ハイ!″って、大声 & 超早口で 叫んでみたら、それぞれ…どう反応するのか? これ、見てみたい気もするな。
でも、たぶん、思った通りの結果になるだろうね。センター病 と 等間隔病…。
さてさて、そんな ももクロ映画の『幕が上がる』…。別に、絶賛って 訳じゃないけど、悪くない。
とにかく、やっぱ、ももクロってのは、コラボ上手。それが、この映画というフィールドでも、じゅうぶん 活きてるな、存分に活かされてるな、と、これ 思ったよ。
「コラボ上手」とは、″全部を受け入れて、楽しむ″ってことだ。そんな ももクロの ″真っ新(まっさら)″が、この お話の中…上手く投入されていたと思う。
ナイス、ムービー!
ナイス、ももクロ!
ナイス、チャレンジ!
さあ、もう夕方。この日、観た2作品が、2作品とも、あまりに 爽やか & キレイな心の映画だったもんで、これ…なんでしょう?
″このまま帰っちゃマズイ!″ とか 思ってしまい、とりあえず、必要以上に(車道側を歩き) 車の排気ガスを全身に浴びながら、汚しながら、帰宅の途につきました。薄汚れちまってる…この心、トントンにしておきました。
『くちびるに歌を』は、必ず、もう1回 観る。『幕が上がる』は、レンタルDVDで 観る…予定。