"ゆきりん、やるやん!"
柏木由紀の演技を観て、過去に一度だけ、いや、ワンシーンだけ、"うまい!"って思ったことがある。
それは、ドラマ『桜からの手紙』で、柏木由紀演じる「柏木由紀」が、母親に(家族に?)初めて、"NO"を言うシーン…つまり、食卓のシーンだ。
父親,母親,成績優秀の兄が揃っているテーブルに由紀が入ってきて、ああだこうだ…そして、
"お母さんは、私にどうなってほしいの? どうしてほしいの?"
とまどう母・・・
(テレビカメラは、ここで、由紀に、ゆっくりとパーン! そして、アップ…)
由紀は、自分の椅子にサッ!と腰をかけ、ご飯を食べ始めると、怒るでもなく、べつに軽蔑するでもなく、しかし、明らかに昨日までの由紀とは違う由紀が、ある言葉を発する…
"私にだって、いいトコロあるのよ…"
(見方によっては、"独り言?"とも思える言い方…)
そして、ご飯をパクつき続ける由紀・・・。
(セリフ等、細かい部分は、間違っているかも?と思います)
僕ね、1つのセリフから、受け手側にいろんなことを想像させたり、解釈させたり…ってのは、やっぱり、いい演技だと思ってる(もちろん、脚本次第!ってのもあるけど…)。
ところで、この時、由紀が言った、"いいトコロ"というのは、
「電車とか…勉強以外のことが、意外に詳しかったりする自分のこと」なのか?
また、「"鉄ちゃん"である本当の自分をプチカミングアウトした上で、結構なんでも話せる友達が出来たこと、そして、"私から友達になろう!っていったのよ"…1歩踏み出せた私って、チョットすごいでしょ」のこと」なのか?
はたまた、「今、こうして、落ち着いた感じで、18年分まとめて反抗期してる自分への自信」なのか?
「今までとは違う新しい私、チョット面白いでしょ?」なのか?
僕は、一瞬、迷ったんだよね。でも、いろいろと連想させるのに十分な演技だったと思う。
そして、このシーンを心の中、巻き戻してみて、改めて思ったことがある。
それは、このシーンって、たぶん、40秒ぐらいのシーンだと思うんだけど、お父さん役の方,お母さん役の方,お兄さん役の方…この3人、実は上手い。
由紀が食卓に入ってくることで少し崩れるだけの上辺っぽい家族の風景を最初の25秒(?)で、ちゃんと演出&表現できてると思った。
つくづく、お芝居って、1人(だけ)では出来ないんだな、成り立たないんだな~って…。
あと、これは、僕の想像なんだけど、あのシーンだけ、ゆきりん、「鹿児島時代の柏木由紀」を演じていたんじゃないのかな?
それは、その時代の一瞬のことなのかもしれない…でも、なんか、そんな気がした。
ふつうのリアル、本当のリアル、そして、静かな情熱…そういうのを、ゆきりん、素直に表現していると感じた。
最後に、このドラマを観てて、僕が、真っ先に思い出していたのが、実は、ドラマ『明日があるさ』のこと。
つまり、本人役を本人が演じるという設定&手法だ。
ぶっちゃけ、このパターン、別に、"陳腐"とは言わないけど、(僕の中で)"なんか、軽い感じに仕上がり過ぎるなぁ~"って感情が拭いきれないんだよね。
PV? セリフ付きPV?
だからこそ、ゆきりんのあのシーンは、特別に良かった。
だって、(別人を)演じているから…。
柏木由紀の演技を観て、過去に一度だけ、いや、ワンシーンだけ、"うまい!"って思ったことがある。
それは、ドラマ『桜からの手紙』で、柏木由紀演じる「柏木由紀」が、母親に(家族に?)初めて、"NO"を言うシーン…つまり、食卓のシーンだ。
父親,母親,成績優秀の兄が揃っているテーブルに由紀が入ってきて、ああだこうだ…そして、
"お母さんは、私にどうなってほしいの? どうしてほしいの?"
とまどう母・・・
(テレビカメラは、ここで、由紀に、ゆっくりとパーン! そして、アップ…)
由紀は、自分の椅子にサッ!と腰をかけ、ご飯を食べ始めると、怒るでもなく、べつに軽蔑するでもなく、しかし、明らかに昨日までの由紀とは違う由紀が、ある言葉を発する…
"私にだって、いいトコロあるのよ…"
(見方によっては、"独り言?"とも思える言い方…)
そして、ご飯をパクつき続ける由紀・・・。
(セリフ等、細かい部分は、間違っているかも?と思います)
僕ね、1つのセリフから、受け手側にいろんなことを想像させたり、解釈させたり…ってのは、やっぱり、いい演技だと思ってる(もちろん、脚本次第!ってのもあるけど…)。
ところで、この時、由紀が言った、"いいトコロ"というのは、
「電車とか…勉強以外のことが、意外に詳しかったりする自分のこと」なのか?
また、「"鉄ちゃん"である本当の自分をプチカミングアウトした上で、結構なんでも話せる友達が出来たこと、そして、"私から友達になろう!っていったのよ"…1歩踏み出せた私って、チョットすごいでしょ」のこと」なのか?
はたまた、「今、こうして、落ち着いた感じで、18年分まとめて反抗期してる自分への自信」なのか?
「今までとは違う新しい私、チョット面白いでしょ?」なのか?
僕は、一瞬、迷ったんだよね。でも、いろいろと連想させるのに十分な演技だったと思う。
そして、このシーンを心の中、巻き戻してみて、改めて思ったことがある。
それは、このシーンって、たぶん、40秒ぐらいのシーンだと思うんだけど、お父さん役の方,お母さん役の方,お兄さん役の方…この3人、実は上手い。
由紀が食卓に入ってくることで少し崩れるだけの上辺っぽい家族の風景を最初の25秒(?)で、ちゃんと演出&表現できてると思った。
つくづく、お芝居って、1人(だけ)では出来ないんだな、成り立たないんだな~って…。
あと、これは、僕の想像なんだけど、あのシーンだけ、ゆきりん、「鹿児島時代の柏木由紀」を演じていたんじゃないのかな?
それは、その時代の一瞬のことなのかもしれない…でも、なんか、そんな気がした。
ふつうのリアル、本当のリアル、そして、静かな情熱…そういうのを、ゆきりん、素直に表現していると感じた。
最後に、このドラマを観てて、僕が、真っ先に思い出していたのが、実は、ドラマ『明日があるさ』のこと。
つまり、本人役を本人が演じるという設定&手法だ。
ぶっちゃけ、このパターン、別に、"陳腐"とは言わないけど、(僕の中で)"なんか、軽い感じに仕上がり過ぎるなぁ~"って感情が拭いきれないんだよね。
PV? セリフ付きPV?
だからこそ、ゆきりんのあのシーンは、特別に良かった。
だって、(別人を)演じているから…。