"やっぱ、作詞家って…スゴイんだな" "詞の力って偉大だな" そして、何より、"秋元 康、やるな" そう思った出来事がある。
あれは、半年ぐらい前だっただろうか? フジテレビのド深夜(2時とか、3時だったと思う)で放送された、千原ジュニア,水道橋博士,秋元 康…男3人のグータン的トーク番組。あれを観た人、どのくらいいるんだろう? あんなにリラックス&くだけた秋元さんの姿を目撃した人ね…。
番組の内容としては、物事を別の現象に例えて解説するという企画…「たとえ場」というコーナーを軸に展開していくんだけど、とにかく、雰囲気が、「グータン」以上にグダグダ。喫茶店(ファミレス?)で男3人が、"これでもかっ!"ってぐらいに深く腰かけ、完全固定化のカメラ,リアルに(間が悪く)注文を聞きにくる店員さん,その度に、一旦止まる会話…。
"あの~、お笑いの世界で、「白ごはん」っていったら誰でしょうね?"…
"そりゃ、たけしさんでしょ"…
"殿でいいんですか?"…
"わかるわかる"…
"絶対そうだよ"…
"じゃ、「味噌汁」って"…
"僕、それ、カッチャン(勝俣州和)だと思う"…
"僕、それ、昔っから、関根(勤)さんだと思ってんだよね~"…
"じゃあ、ダウンタ"…
"こちら、ご注文の○○でございます"
ず~っと、こんな感じ…そして、雰囲気。
ちなみに、この後、3人の中で一致したのは、「寿司」=ダウンタウン,「パスタ」=とんねるず…etc。で、このお題(?)は、15分ぐらい続いたんだけど、まぁ、ここは、ジュニアと博士の印象が強かったかな!?
しかし、このようなお題が、7つ8つ続く中、中盤を少し越えたあたりで、
"秋元 康、スゲエ!" "作詞家って、スゴイんだ!"って思う瞬間が、突然やってきた。
お題・・・『結婚』とは?
千原ジュニアの答え…"考えられへん!" ずっと、この言葉の繰り返し。そもそも、そういう願望がないんだな…と誰しもが思うぐらいの圧倒的な連発。
水道橋博士の答え…すごく論理的で哲学的で、"いい事、言うなぁ~"とは思ったんだけど、この後の秋Pのが凄すぎて、博士のは、全く印象に残っていない。でも、本当に(確かに)素晴らしい事を言ってたんだよ。
そして、そんな秋Pの答え・・・
"朝、洗面台を譲り合うこと"
正直、"深ぇ~"って思ったよ。博士は、感嘆と驚きの"ほぉ~っ!"、ジュニアは、その気持ちをわかりたいけど、わからない様子…。
そして、秋Pは、続けて・・・
"ほら、お泊まりとか,同棲とか…独身の時だと、「ったく、お前、時間ずらせよ」って話でしょ。でも、『結婚』って、そうじゃない。鏡を半分こ…チョットお互いにナナメになって、半身な体勢でね、漫才コンビみたく…。あと、コップも1個しかないから、「どうぞどうぞ」なんだよね。急いでる時なんかは、「あ、お先にすみません」とか、全然言いますよ。じゃないと成り立たない…"
これを聞いた博士は、"さすがっすね~"と言ったきり、黙ってしまった。ただ、尊敬の眼差しで頷くだけ…。一方のジュニアは、全部聞いた後、必死に理解しようとした挙げ句の果ての一発が…絞り出すような"考えられへん!"…。
そして、僕は、"作詞家ってスゴイな! こんな短い言葉で…"って思った。で、"秋元 康…この男、(やはり)ただの「紅の豚」じゃないんだな。ただ、石塚英彦の若い頃に似ているだけじゃなく,もちろん、カンニング竹山のお兄さんでもなく,泉 麻人が太ったみたいな顔を・・・・・でも、やるな!参りました!"って思ったんだ。
でも、だからって、こういうのが全て、楽曲に反映されて、僕の心を打ちまくるとは限らない。でも、秋Pの詞っていうのは、なんか…"半ひねり"している感じで、身近なリアルを感じるものが多いような気がする。
ただ、僕のように、吹奏楽畑で育った人間は、音楽をどこかインストゥルメンタル的に聴いてしまうクセがついていて、歌入りの楽曲は、(本当に)本を読むような感覚で聴かないと、詞が全くと言っていいぐらい入ってこない…別のスイッチを入れなきゃならないんだ。
ただ、ごくごくまれに(知らぬ間に)自分の心に棲みついてしまっている詞がある。僕の心のすこし手前にある"網の目"を通過してくるフレーズがある。そして、それは、"あれ?"って感じで、突然、鼻歌で、つい出ちゃってたりするんだけど・・・。
"見つめ合うと素直にお喋り出来ない"
"映画色の街"
"もしも生まれ変わっても また私に生まれたい"
"先輩たちには負けたくないよ 絶対に"・・・etc。
こういうのは、人それぞれの人生だから、響くものも違って当然なんだけど…。それにしても、自分の予想だにしない曲が口をついて出てきて、自分自身でビックリすることが、本当にたまにある。
でも、それが、作詞家の力なんだと思っている。だから、僕は、"作詞家って、スゴイなぁ~"って思っちゃうんだ。
ところで、"(実は)打ち込みの音楽"が、あまり好きではなかった僕…。でも、あの時代から、やっと少し脱却してきている感あるかな?とか(個人的に)思い始めている昨今。
"詞が大切にされている音楽でいっぱいになればいいなぁ~!作詞家が、もっとフューチャーされるといいなぁ~!"なんて思ってんだ。
今だったら、嘉門達夫さん、"変え唄メドレー"作れるんじゃないかな? そういう状況になってきたんじゃないかな? 本歌の詞に力のある時代ね。
"何度も言うよ~ 君は確かに 金を借りている~ はよ返せ~ 千円~"
こんな変え唄で、老若男女みんなが同時に笑っていられる音楽界は正常だと思うし、"いい世の中だろうなぁ~!"って、結構、本気で思っている。
AKB全曲の変え唄なんて、相当、素敵だと思うよ。
嘉門達夫さん…今のAKBの曲を聴いて何を想う。そんな事を知りたかったりする。
番組で、コラボしないかなぁ~!?
あれは、半年ぐらい前だっただろうか? フジテレビのド深夜(2時とか、3時だったと思う)で放送された、千原ジュニア,水道橋博士,秋元 康…男3人のグータン的トーク番組。あれを観た人、どのくらいいるんだろう? あんなにリラックス&くだけた秋元さんの姿を目撃した人ね…。
番組の内容としては、物事を別の現象に例えて解説するという企画…「たとえ場」というコーナーを軸に展開していくんだけど、とにかく、雰囲気が、「グータン」以上にグダグダ。喫茶店(ファミレス?)で男3人が、"これでもかっ!"ってぐらいに深く腰かけ、完全固定化のカメラ,リアルに(間が悪く)注文を聞きにくる店員さん,その度に、一旦止まる会話…。
"あの~、お笑いの世界で、「白ごはん」っていったら誰でしょうね?"…
"そりゃ、たけしさんでしょ"…
"殿でいいんですか?"…
"わかるわかる"…
"絶対そうだよ"…
"じゃ、「味噌汁」って"…
"僕、それ、カッチャン(勝俣州和)だと思う"…
"僕、それ、昔っから、関根(勤)さんだと思ってんだよね~"…
"じゃあ、ダウンタ"…
"こちら、ご注文の○○でございます"
ず~っと、こんな感じ…そして、雰囲気。
ちなみに、この後、3人の中で一致したのは、「寿司」=ダウンタウン,「パスタ」=とんねるず…etc。で、このお題(?)は、15分ぐらい続いたんだけど、まぁ、ここは、ジュニアと博士の印象が強かったかな!?
しかし、このようなお題が、7つ8つ続く中、中盤を少し越えたあたりで、
"秋元 康、スゲエ!" "作詞家って、スゴイんだ!"って思う瞬間が、突然やってきた。
お題・・・『結婚』とは?
千原ジュニアの答え…"考えられへん!" ずっと、この言葉の繰り返し。そもそも、そういう願望がないんだな…と誰しもが思うぐらいの圧倒的な連発。
水道橋博士の答え…すごく論理的で哲学的で、"いい事、言うなぁ~"とは思ったんだけど、この後の秋Pのが凄すぎて、博士のは、全く印象に残っていない。でも、本当に(確かに)素晴らしい事を言ってたんだよ。
そして、そんな秋Pの答え・・・
"朝、洗面台を譲り合うこと"
正直、"深ぇ~"って思ったよ。博士は、感嘆と驚きの"ほぉ~っ!"、ジュニアは、その気持ちをわかりたいけど、わからない様子…。
そして、秋Pは、続けて・・・
"ほら、お泊まりとか,同棲とか…独身の時だと、「ったく、お前、時間ずらせよ」って話でしょ。でも、『結婚』って、そうじゃない。鏡を半分こ…チョットお互いにナナメになって、半身な体勢でね、漫才コンビみたく…。あと、コップも1個しかないから、「どうぞどうぞ」なんだよね。急いでる時なんかは、「あ、お先にすみません」とか、全然言いますよ。じゃないと成り立たない…"
これを聞いた博士は、"さすがっすね~"と言ったきり、黙ってしまった。ただ、尊敬の眼差しで頷くだけ…。一方のジュニアは、全部聞いた後、必死に理解しようとした挙げ句の果ての一発が…絞り出すような"考えられへん!"…。
そして、僕は、"作詞家ってスゴイな! こんな短い言葉で…"って思った。で、"秋元 康…この男、(やはり)ただの「紅の豚」じゃないんだな。ただ、石塚英彦の若い頃に似ているだけじゃなく,もちろん、カンニング竹山のお兄さんでもなく,泉 麻人が太ったみたいな顔を・・・・・でも、やるな!参りました!"って思ったんだ。
でも、だからって、こういうのが全て、楽曲に反映されて、僕の心を打ちまくるとは限らない。でも、秋Pの詞っていうのは、なんか…"半ひねり"している感じで、身近なリアルを感じるものが多いような気がする。
ただ、僕のように、吹奏楽畑で育った人間は、音楽をどこかインストゥルメンタル的に聴いてしまうクセがついていて、歌入りの楽曲は、(本当に)本を読むような感覚で聴かないと、詞が全くと言っていいぐらい入ってこない…別のスイッチを入れなきゃならないんだ。
ただ、ごくごくまれに(知らぬ間に)自分の心に棲みついてしまっている詞がある。僕の心のすこし手前にある"網の目"を通過してくるフレーズがある。そして、それは、"あれ?"って感じで、突然、鼻歌で、つい出ちゃってたりするんだけど・・・。
"見つめ合うと素直にお喋り出来ない"
"映画色の街"
"もしも生まれ変わっても また私に生まれたい"
"先輩たちには負けたくないよ 絶対に"・・・etc。
こういうのは、人それぞれの人生だから、響くものも違って当然なんだけど…。それにしても、自分の予想だにしない曲が口をついて出てきて、自分自身でビックリすることが、本当にたまにある。
でも、それが、作詞家の力なんだと思っている。だから、僕は、"作詞家って、スゴイなぁ~"って思っちゃうんだ。
ところで、"(実は)打ち込みの音楽"が、あまり好きではなかった僕…。でも、あの時代から、やっと少し脱却してきている感あるかな?とか(個人的に)思い始めている昨今。
"詞が大切にされている音楽でいっぱいになればいいなぁ~!作詞家が、もっとフューチャーされるといいなぁ~!"なんて思ってんだ。
今だったら、嘉門達夫さん、"変え唄メドレー"作れるんじゃないかな? そういう状況になってきたんじゃないかな? 本歌の詞に力のある時代ね。
"何度も言うよ~ 君は確かに 金を借りている~ はよ返せ~ 千円~"
こんな変え唄で、老若男女みんなが同時に笑っていられる音楽界は正常だと思うし、"いい世の中だろうなぁ~!"って、結構、本気で思っている。
AKB全曲の変え唄なんて、相当、素敵だと思うよ。
嘉門達夫さん…今のAKBの曲を聴いて何を想う。そんな事を知りたかったりする。
番組で、コラボしないかなぁ~!?