「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【上越国境周辺】岩原スキー場から飯士山

2015-04-08 23:21:57 | 山スキー

               ゲレンデ外の広大な斜面(中央遠くがゲレンデ)

【日 程】2015年4月8日(水)日帰り
【山 域】上越国境周辺
【山 名】飯士山
【メンバ】単独
【道 具】兼用靴、ミニスキー(SALEWA swing 60)、ストック(伸縮可)
【天 候】雪のち雲り
【コース】岩原スキー場前駅(9:30)→飯士山南峰?(13:30)→岩原スキー場下(15:10)
【参 考】新・分県登山ガイド16新潟県の山
【切 符】青春18切符

スキーを趣味にしていたころ、岩原スキー場からの飯士越えは常に選択肢に入っていたのですが、これまでとうとう機会が無く来てしまいました。そんなことも忘れて久しかったのですが、青春18切符の期限が迫っていろいろ行き先を探しているうちに思い出しました。
この日、関東地方は全面的に天気が悪い予報でしたが、新潟県湯沢町は日が差す時間帯もありそうでした。ガイドブックでは越後湯沢駅から鋸尾根を登って、岩原スキー場に下るルートを紹介していますが、登山適期は5月からとなっており、雪の多いこの時期はリスクがあると思いました。そこで、岩原スキー場からの往復コースを取ることにしました。
岩原スキー場前駅で下車して駅舎で身支度を整えます。岩原スキー場は今シーズンの営業を終えたばかりで、駅舎には誰もいません。天気は前日の予報より悪く、雪が降っています。スキー場に向かうとスキー客目当ての店はすべて閉店しており、町は閑散としていました。
岩原スキー場のホテルやレストランは小高い所にあり、その下にもリフトとゲレンデがあります。一番下からゲレンデの中を登って行きます。登山道は岩原スキー場の向かって左側のリフト沿いにあるので、ゲレンデの左端を登って行きました。
左端のリフト終点まで登ると、「標高700m」の標識があります。その上はゲレンデを整備した関係でしょうか急斜面になっており、登ってみると前方に痩せ尾根が続いています。このルートを行くのもリスクがありそうに思えました。
このリフトの右手には一番標高が高い所まで登るリフトがあるので、そちらのゲレンデを登ることにしました。この地点では右手にすでに沢が入り込んでおり、いったん下って登り返すことになります。
右手のリフトは途中までリフト沿いに登りましたが、リフトの左手のコースを登ってリフトから離れます。右手の尾根の左を巻いて行くコースが右へ屈曲する地点から、コースを離れて斜面のトラバースにかかります。尾根の上に直登せず、少しずつ登りながらトラバースして行きました。
斜面は凍った雪面の上にうっすら雪が積もっているので、滑落の危険は常にあり、緊張しました。午後になって雪は止んだもののガスに覆われて見通しが全くきかず、目に付くものは霧氷の林だけです。やがて、ピークに近づいた感じがして直登して行くと、ロープが見えて登山道に出たと思いました。
ロープ沿いに登ってピークの上に立ちます。標識は有ったとしても雪に埋もれているのか、見当たりません。スマホで現在位置を確認してみると飯士山を示していましたが、拡大すると少し南なので南峰なのかも知れません。ガスの中で周辺の地形も分かりませんが、飯士山あたりのピークに登りついたとは言えます。
展望が無いので長居は無用、早速スキーを履いて下りにかかります。ゲレンデに戻るためずっと斜滑降と樹木を避けるための横滑りを入れるだけで、楽しい滑りはできませんでした。しかし、登るとき緊張した斜面もスキーを履いていると全然平気です。この程度の斜面はゲレンデではあたりまえに滑っており、それと比べて登りは経験値が少ないせいでしょうか?
スキーで何処までも下ると、南峰から続く尾根との間の沢に下ってしまうので、一度スキーを脱いで登り返してゲレンデに戻りました。その後はゲレンデを気持ちよく滑れるかと思いましたが、湿雪が重く、足にも疲労がたまっていて残念ながら思うような滑りはできませんでした。
なお、帰りの電車はきわめて少なく、バスで越後湯沢駅に出て、さらに暇つぶしに逆方向の塩沢駅まで乗り鉄をやって折り返しました。

 

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