探墓巡礼顕彰会-墓碑調査・研究プロジェクト-

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2月3日 静岡調査(冨士霊園)

2011-02-10 15:57:12 | 会員の調査報告

会員のクロサカです。2月3日に静岡県駿東郡小山町にある冨士霊園、三島市妙法華寺、伊豆の国市宗徳寺に調査に行って参りました。

まず冨士霊園に調査に行きました。ここを調査に来るのは2回目です。

今回の目当ては、いつもの華族墓だけでなく、特撮界の巨匠本多猪四郎のお墓をお参りする目的がありました。

冨士霊園は、全国でも屈指の広さを誇る霊園で多くの著名人のお墓もあります。数名を抜き出してみるとホンダ創業者本田宗一郎、アラビア石油創業者小林中、総理大臣一家の岸信介と安倍家は広大な墓域を形成しています。政財界の重鎮ばかりではなく、東京五輪の金メダリスト古橋広之進、明治期の官僚三島中州などのお墓もあります。文学者墓苑という多くの作家の墓地もあります。

この冨士霊園の中では現在2家の華族墓を確認しています。一人目が鮫島員規男爵のお墓です。このお墓は霊園内ふるさと墓苑内に建立されています。

現在墓域内には二基の墓碑が建立されていて向かって右が鮫島員規夫妻の合祀墓、左が鮫島家の墓となっています。このお墓は元々東京都品川区海晏寺に建立されていたそうで後に昭和末期から平成にかけてこちらに改葬されています。海晏寺に埋葬された理由として海晏寺を菩提寺としている岩倉家から養子を取っている点と境内墓地に海軍華族の墓碑が多く建立されている点からだと思われます。

そしてもう一家が当主の墓地ではありませんが実業家としても活躍した安川第五郎の墓地です。第五郎は安川敬一郎男爵の息子で分家しています。安川敬一郎男爵自体の墓地は、郷里である福岡県善龍寺にあります。そのためこちらには第五郎家一族の墓碑五基が建立されています。

 


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