会員のカネコです。
4月9日に令和6年(2024)より発行される新紙幣のデザインが発表され、新1万円札には渋沢栄一が起用されました。
当会では平成23年(2011)5月に開催した谷中霊園巡墓会前編にて渋沢栄一の墓所を案内し、私がレジュメと解説を担当しました。
さらに昨年発売した『探墓巡礼 谷中編~箱館戦争関係人物を歩く~』でも4ページにわたり取り上げました。
私は渋沢栄一に関しては実績と知名度が一致していないと以前から思っており、今回新1万円札に起用されたことにより、様々なメディアに取り上げられ、その実績の再評価がされ、大変喜ばしいことだと思っています。
個人的には大河ドラマの主人公にして欲しい人物だと思っています。
渋沢栄一に関しては様々な書籍が出ており、今回の新1万円札起用によりさらに増えると思いますが、『探墓巡礼 谷中編~箱館戦争関係人物を歩く~』でも簡単な略歴や一族墓所情報も記載されていますので、ご興味はありましたら是非ご覧ください。
その『探墓巡礼 谷中編~箱館戦争関係人物を歩く~』の中でも書きましたが、谷中霊園乙11号1側にある渋沢栄一の墓所は平成26年(2014)に敷地を3分1程度に縮小する工事が行われました。その結果、墓域内にあった墓碑数基が整理され、新たな渋沢家の墓碑が建立されました。
整地前の墓域は石柵で囲まれており、入口は施錠されていましたが、霊園管理所近くにある花屋ふじむら屋さんで鍵を借りて中に入ることができました。私も数回鍵をお借りしてお花を購入してお参りをしました。
整地前の墓域の様子は今となっては貴重な資料となりますので、数点程ご紹介したいと思います(平成22年(2010)撮影)。
墓域正面
渋沢栄一の墓
栄一前妻尾高千代の墓
栄一後妻伊藤兼子の墓
晩香渋沢翁招魂碑(栄一の父渋沢市右衛門)
先妣渋沢氏招魂碑(栄一の母えい)
栄一子女の墓
渋沢平九郎の墓(栄一の従弟で見立養子)
渋沢平九郎追懐碑
渋沢家納骨堂
この中で、「晩香渋沢翁招魂碑」「先妣渋沢氏招魂碑」「渋沢平九郎追懐碑」の3基は深谷市の栄一生家「中の家」に移されているとのことです(筆者未確認)。
整地後は栄一の墓碑を挟み前妻・後妻の墓碑、新たに建立された渋沢家の墓と墓誌、銘文が一切刻まれていないレリーフ型の墓碑の5基となっています。
以前の樹木が生い茂る荘厳な雰囲気とはガラリと変わり、明るく開放的な雰囲気になりました。
古い墓碑がなくなってしまったのでは大変残念ですが、先日も染井霊園の酒井忠績の記事で書きましたが、著名人の家の墓といえど、基本的にはご子孫の祭祀の場である以上、やむを得ないことと思います。
出来得る限り記録を残しておくことが、私達の役割なのではないかと思っています。
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『探墓巡礼 谷中編~箱館戦争関係人物を歩く~』購入申込みフォーム
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4月9日に令和6年(2024)より発行される新紙幣のデザインが発表され、新1万円札には渋沢栄一が起用されました。
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さらに昨年発売した『探墓巡礼 谷中編~箱館戦争関係人物を歩く~』でも4ページにわたり取り上げました。
私は渋沢栄一に関しては実績と知名度が一致していないと以前から思っており、今回新1万円札に起用されたことにより、様々なメディアに取り上げられ、その実績の再評価がされ、大変喜ばしいことだと思っています。
個人的には大河ドラマの主人公にして欲しい人物だと思っています。
渋沢栄一に関しては様々な書籍が出ており、今回の新1万円札起用によりさらに増えると思いますが、『探墓巡礼 谷中編~箱館戦争関係人物を歩く~』でも簡単な略歴や一族墓所情報も記載されていますので、ご興味はありましたら是非ご覧ください。
その『探墓巡礼 谷中編~箱館戦争関係人物を歩く~』の中でも書きましたが、谷中霊園乙11号1側にある渋沢栄一の墓所は平成26年(2014)に敷地を3分1程度に縮小する工事が行われました。その結果、墓域内にあった墓碑数基が整理され、新たな渋沢家の墓碑が建立されました。
整地前の墓域は石柵で囲まれており、入口は施錠されていましたが、霊園管理所近くにある花屋ふじむら屋さんで鍵を借りて中に入ることができました。私も数回鍵をお借りしてお花を購入してお参りをしました。
整地前の墓域の様子は今となっては貴重な資料となりますので、数点程ご紹介したいと思います(平成22年(2010)撮影)。
墓域正面
渋沢栄一の墓
栄一前妻尾高千代の墓
栄一後妻伊藤兼子の墓
晩香渋沢翁招魂碑(栄一の父渋沢市右衛門)
先妣渋沢氏招魂碑(栄一の母えい)
栄一子女の墓
渋沢平九郎の墓(栄一の従弟で見立養子)
渋沢平九郎追懐碑
渋沢家納骨堂
この中で、「晩香渋沢翁招魂碑」「先妣渋沢氏招魂碑」「渋沢平九郎追懐碑」の3基は深谷市の栄一生家「中の家」に移されているとのことです(筆者未確認)。
整地後は栄一の墓碑を挟み前妻・後妻の墓碑、新たに建立された渋沢家の墓と墓誌、銘文が一切刻まれていないレリーフ型の墓碑の5基となっています。
以前の樹木が生い茂る荘厳な雰囲気とはガラリと変わり、明るく開放的な雰囲気になりました。
古い墓碑がなくなってしまったのでは大変残念ですが、先日も染井霊園の酒井忠績の記事で書きましたが、著名人の家の墓といえど、基本的にはご子孫の祭祀の場である以上、やむを得ないことと思います。
出来得る限り記録を残しておくことが、私達の役割なのではないかと思っています。
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