たまびと日記

『何でも載せちゃうガラクタブログ』

エゴツルクビオトシブミ

2011-06-20 | 自然
オトシブミ という虫が、木の葉に卵を産みつける季節になりました。
このクルクル巻いた葉の中に卵が入っているそうです。

玉川上水の土手には、エゴノキ がたくさんあり、白い花が咲き終わると、この 落とし文 と呼ばれる巻物型の物体が、ぎっしりぶらさがります。


1度、オトシブミ という虫に出会いたいと切望していましたが、今年初めてお目にかかりました。
オトシブミ にはいろいろ種類がありますが、これは エゴツルクビオトシブミ という種類です。


1センチにも満たないような小さな虫ですが、よく見たらあっちにもこっちにも、いっぱいいます。
エゴノキ の葉を食べているらしく、葉が穴だらけです。


上の写真では、よくわからないのですが、下の写真を見ると、首がすご~く長いのがわかると思います。
だからツルクビという名前がついたのでしょう。


口で葉っぱをチョキチョキと切って、卵を産みつけ、端からくるくると巻いていくらしいのですが、その作業は見ることが出来ませんでした。
出来上がった巻物を見ると、葉っぱはスパッと綺麗に切れているし、上部は少し残してちゃんとぶらさがるように加工してあります。
出来映えは見事! とても美しいと思います。
卵がかえって幼虫になると、巻いてある エゴノキ の葉を食べて大きくなるそうです。


天を仰ぐ姿も美しい エゴツルクビオトシブミ さんです。